恵比島と峠下間7.6kmは10‰ほどの勾配ながら留萌本線のサミットになっている C11171が猛然と吹かして駆け上がってきた 小洒落たSLすずらんのHMも良く似合っていた
200006留萌本線あしもえC11171すずらん
2000年6月 留萌本線 恵比島 C11171 9423レ SLすずらん号


NHK朝の連続テレビ小説すずらんは1999年下期に放送された ロケに使うためNHKが新築した木造駅舎「明日萌」あしもい駅本屋がそのまま観光用に残っていた 放送終了からまだ2ヶ月 一般観光客も多く訪れていた 

2023年3月31日 留萌本線石狩沼田留萌間は廃止された しかし留萌本線のランドマークのような存在の「明日萌」駅舎は当分このまま残されるようである
200006留萌本線あしもえ駅(恵比島)
2000年6月 留萌本線 恵比島(驛萌日明)


キハ54単行の普通列車が峠下からの10‰勾配を駆け上がってきた 2023年3月31日 留萌本線石狩沼田留萌間は廃止されてしまった 全国JRダントツ最短の本線 留萌本線 残された深川石狩沼田間は全長わずか14.4kmだけになった 

半世紀以上前はD61が石炭列車を牽引して力闘した 恵比島から分岐する私鉄留萌鉄道の終点明治工業炭鉱にはマスコットのような2輌のクラウスがいた G鉄はどちらも実見することはなかった もうこの区間を列車が走ることはない 
200006留萌本線キハ54恵比島)
2000年6月 留萌本線 恵比島 キハ54 普通列車


北海道フリー切符はSLすずらんにも有効 留萌から深川まで乗車した 逆行のC11171が牽引 ヨが次位に連結していたはずだが撮影していない OMG 

恵比島停車中に車掌に記撮してもらった 2000年初頭から髭を伸ばし始めた 自分では似合っていると思ったが酷評されて夏頃剃り落とした 平日なので乗客は少なかったが 売店のあるスハシだけはそれなりに賑わっていた 
SLすずらん
2000年6月 留萌本線 恵比島(驛萌日明) 9424レ SLすずらん号 スハシ441カフェカー G鉄


札幌駅ホームは駅ビルまでの空間が低て暗い しかも気動車列車が多くて排気ガスがこもる それでも乗車するまで駅撮りに励んだ キハ183系スラントノーズ ブサカワイイお顔 長躯網走を目指す 
183オホーツク781スーパーホワイトアロー
2000年6月 函館本線 札幌 左 キハ183系 4003D 特急おおぞら3号 右 785系 3003M 785系特急スーパーホワイトアロー3号


どの車両もデコチンに2連前照灯装備 午前9時頃は列車が次々に発着する 札幌でも北斗星などブルトレ群が次々に到着する時間帯だというのに駅撮りさえしていない  
781ライラック711
2000年6月 函館本線 札幌 左 781系 1032M 特急すずらん2号 右 711系 普通列車


781系特急ライラック3号で深川に到着 続行の4輌編成のキハ183系特急オホーツク3号をホーム端から撮影 スラントノーズ車は早々と引退したが キハ183系は2023年春まで生き永らえてラストランを迎えた長命な特急用ディーゼル車であった 
深川183オホーツク
2000年6月 函館本線 深川 キハ183系 13D 特急オホーツク3号


いかにも機能的なデザインの785系特急スーパーホワイトアロー 札幌旭川間136.8kmを80分で走破 表定速度102.6kmはスゴイ 
深川785スーパーホワイトアロー
函館本線 深川 785系 3005M 785系特急スーパーホワイトアロー5号


SLすずらんに乗車 煤煙の香りを満喫 下車した深川ではなんと北斗星塗装DD51重連が牽引する夢空間2000年鉄道ロマンの旅号に遭遇 貴重な出会いだった 
200006函館本線深川駅停車夢空間鉄道ロマンの旅
函館本線 深川 DD511083DD51 夢空間2000年鉄道ロマンの旅


711系は何度か遭遇した スカートがいかにも頑丈そう JR九州475系普通列車も同様に3輌編成だったが711系は4灯の前照灯がとにかく良く目立つ 復刻塗装でもいいのでオリジナル塗装車を見たかった 
深川711系
函館本線 深川 711系 普通列車 


週刊ダイヤモンド 昔むかし書店でよく立ち読みしていた 最近はWEBサイトでたまにアクセスするだけ 東洋経済ほどではないが鉄旅係数の濃い記事も掲載していた ベストホテル特集は特に人気があったと思う 立ち読み専門のG鉄だが 何故かこの1冊を購入してしまった 
週刊ダイヤモンド19981107
ダイヤモンド社刊 週刊ダイヤモンド1998年11月7日号 特集日本のホテル


トラベルライター杉崎行恭著 全国122地方都市を網羅「この街のホテル食堂喫茶店」 簡潔にして要を得た文章 最短文は1か所を20文字以下!でガイド 杉崎氏ならではの軽薄な言葉遣いが大好き この記事だけで定価670円税込払う価値あり

1990年代後半G鉄は仕事で出張がそれなりにあった ケッコーこのガイドに紹介しているホテルや店を選んだら「アタリ」が多かった 

北海道フリー切符1人旅では 宿泊は航空券とパックの格安ホテルを独自に決めたが 杉崎氏推薦の網走の鮨屋「寿司安」 旭川ラーメンの始祖「蜂屋」 小樽寿司「寿司処一休」の三店を訪れてみた ズバリ正解 特にラーメンの蜂屋は濃い茶色のスープが特に気に入って2日続けて食べてしまった 三店ともG鉄好み 北海道ならではの味覚を楽しんだ

Gマップで確認したら 2023年現在三店とも盛業中のようである もう一度訪れたくもあるが 食に関するステキな思い出はそのままの方がいいかもしれない
杉崎行恭
週刊ダイヤモンド1998年11月7日号 特集日本のホテル トラベルライター杉崎行恭選 全国122地方都市を網羅 この街のホテル食堂喫茶店 

杉崎氏はG鉄と同世代 駅と駅舎のスペシャリスト 著作多数 執筆寄稿したガイドは星の数ほどあると思われるが 単行本を1冊だけ紹介しておく

2016年交通新聞社刊 A5判160P「異形のステーション」 駅舎の珍百景 お勧めする