2017.08.28に開催された、町田市総合防災訓練は多彩なプログラムでタイトな時間設定で好評でした。今年のメイン会場は堺地区の相原中央公園でしたが、他にも医療や給水、帰宅中避難者用の施設設置などの訓練が近隣の複数場所で展開されました。

 市議会議員は本庁舎からバスで移動し、現地を見回り、最終的にメイン会場は堺地区の相原中央公園に至りました。私もそのバスに往復とも同乗しました。他にもう1台のバスが市議会のバスを先導する形で、副市長や部長を乗せて同じルートを辿りました。なお、各市議会議員に関しては、各地域の防災訓練に参加するもの、あるいはメイン会場に直行するものもありました。

 帰宅中避難者用の施設設置などの訓練は、当地の堺市民センターに設置され、所長が説明をしてくれました。次いで、相原小学校に移動し、医療や給水訓練を見せていただきました。負傷者の判別と応急が主な訓練でした。給水訓練はスタンドパイプを用いたものでした。東京都水道局の指導で、消火栓から水を取り出す訓練では、工具を用いますが、怪我しないように気をつける必要がありました。
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 メイン会場では、各種機関や団体の防災フェア―、カレーライスの試食が行われていましたが、到着時間の関係でそれらを見た回る余裕はありませんでした。(現地に、開始時間に行かないと見る余裕はない。議長職の前は、メイン会場に直行し、それを見て回っていました。戻れば、元の行動にするでしょう) なお、市長は現地到着後、急ぎ足で会場内を巡っていました。思うに、参加者への激励挨拶でしょう。
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 さて、今回の訓練は非常にコンパクトでした。訓練規模が小さくなったわけではなく、同時並行で進められました。人の救出訓練、火災家屋の消火訓練などが、消防、警察、自衛隊、消防団に限らず、少年消防、町内会の自主防災隊が全面で活動しました。とにかく、参加団体が、医療、搬送、運送、燃料、食料、建設、通信、など多岐に渡っていました。
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 訓練の特殊性によって、カーレスキューの会社が入っているのも特徴でした。

 訓練では、最新機器が多数登場しましたが、町田市建設業協会が初めて、ドローンを上空に飛ばして、自分の団体だけでなく、訓練全体を撮影していました。手慣れた操縦のメンバーも加わっており、その撮影資料は、今後に役立つことでしょう。自主的に行った取り組みですが、事前に本部に対して申し込みが行われていたと聞きました。*私が、町田市防災会議において、現業の建設業組合のメンバーに加わる必要があると述べましたが、今後、そのことの理解も起きるでしょう。
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 講評・挨拶は、主催者の市長に続いて、議長の私が議会・議員を代表して行いました。その中で、先端機械の導入の意義と、最終的には「人」が大事と述べました。多数のボランティアや住民が参加して行われる訓練であることその理由ですし、阪神大震災以来、毎々の大型震災地を訪れての経験を踏まえて述べました。その後、挨拶は、自治会・町内会長、総務省政務官(地元代議士)の2名が登場しました。
 とにかく、タイトな時間で終了しました。夏場の訓練として好結果でした。
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 記:町田市議会議員 吉田つとむ 保守連合