「三菱重工、リニア車両製造から撤退」と言う、それほど大きくない記事が、お盆前のニュースにありました。リニア中央新幹線の開通に期待を寄せる人(私もその一人)には、見逃せない記事でした。
大企業である三菱重工は、その巨大さにも拘わらず、高速鉄道製造事業には取り組んでおらず、このリニア車両製造に参画することで、新分野に参入を図るつもりであったようですが、JR東海とそのコスト交渉がまとまらずに、試験運転の車両製造を果たした段階でリニア撤退をすることにしたわけです。
三菱重工は、期待の国産初のジェット旅客機「MRJ」の実用運行が延期、延期を繰り返し、ライバルとするブラジルのエンブラエル(小型航空機製造メーカー)が順調にその生産と販売を続け、就航実績を重ねることで、大きく水をあけられています。また、得意の船舶部門でも大型客船の開発遅れであり、その業績が落ち込んでいます。もはや、もうけがあるかどうかわからない、リニア車両製造にまで手を広げる余裕が無いということでしょう。
三菱重工の凋落は予見できたことですが、果たして、2027年開通予定のリニア中央新幹線のスケジュールに影響がどこまであるのかと言うことが気がかりです。
記:町田市議会議員 吉田つとむ 保守連合
大企業である三菱重工は、その巨大さにも拘わらず、高速鉄道製造事業には取り組んでおらず、このリニア車両製造に参画することで、新分野に参入を図るつもりであったようですが、JR東海とそのコスト交渉がまとまらずに、試験運転の車両製造を果たした段階でリニア撤退をすることにしたわけです。
三菱重工は、期待の国産初のジェット旅客機「MRJ」の実用運行が延期、延期を繰り返し、ライバルとするブラジルのエンブラエル(小型航空機製造メーカー)が順調にその生産と販売を続け、就航実績を重ねることで、大きく水をあけられています。また、得意の船舶部門でも大型客船の開発遅れであり、その業績が落ち込んでいます。もはや、もうけがあるかどうかわからない、リニア車両製造にまで手を広げる余裕が無いということでしょう。
三菱重工の凋落は予見できたことですが、果たして、2027年開通予定のリニア中央新幹線のスケジュールに影響がどこまであるのかと言うことが気がかりです。
記:町田市議会議員 吉田つとむ 保守連合