加齢性黄斑変性症で失明する人が近年増えてきており、

欧米では失明原因としては最多。

 

わが国でも緑内障、糖尿病性網膜症に次いで多い病気です(日本人の失明原因の順位について書いたブログはこちら)。

blind

 

 

 

 

 

 

 

 

また、いったん発病すれば失明する率が高く、いかに予防するかも重要な病気なのです。

 

そこで最近注目されているのがルテインというサプリメント。

 

今回はそのルテインについて触れてみたいと思います。


 

ルテインはホウレン草やケールといった緑黄色野菜に多く含まれています。

その作用は、毒性の強い青色の光を吸収してくれますので、水晶体や網膜に多く存在し、網膜では中心の、視力に最も重要な黄斑に多く含まれており、ルテインが黄斑を紫外線から守ってくれているのです。

ホウレンソウ

 

 

 

 

 

 

さらにルテインには抗酸化作用、抗炎症作用などを持つこともわかっていますが、そのルテインが加齢とともに減少してくるのために、加齢性黄斑変性症や白内障を起こすと言われています。

そのために、加齢とともに減少してきたルテインを補充することで、加齢性黄斑変性症や白内障を予防できるのです。

 

ルテインを1日6mg摂取すれば加齢性黄斑変性症の発症を43%軽減できるというデーターがあり、そのことが実証されています。

しかし、一般的な食事で摂取される量は1日約1.7mgにすぎません。それだけにサプリメントでの摂取が必要のようです。

(永井香奈子ほか:サプリメントサイエンスセミナー 3.ルテイン.あたらしい眼科25:1109-1110.2008 を参考にいたしました )

 

一方、ルテインは水晶体にも含まれており白内障予防にも効果があると言われており、気になる方は今からとられてみられてはいかがでしょうか。

 

特にふだんから野菜を取れていない方や、血縁関係で加齢性黄斑変性症の方がいらっしゃる方は、加齢性黄斑変性症になりやすい体質が遺伝するということもわかってきており、発症すれば治療が難しい病気だけに症状の出ていない今のうちからサプリメントによる補充をお勧めいたします。

 

(「野菜嫌いで失明」について書いたブログはこちら

 

 

最後に、ルテインを多く含む食品を紹介させていただきます(単位は、mg/100mg)

ケール(生)39.5

ホウレンソウ(生)12.2

ロメインレタス(生)2.3

ブロッコリー(生)1.7

トウモロコシ(ゆでたもの)1.0

生卵 0.3

オレンジ(生)0.1

トマト(生)0.1

 

(関連ブログ)

60歳から必要な目の栄養分とは?それは年齢とともに減少し体で作られず食べものから補給しないといけない黄斑の色素生成に必要なもの

野菜嫌いで失明することも。 失明原因として増え続けている加齢性黄斑変性について (「たけしの本当は怖い家庭の医学」より)

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加齢性黄斑変性はどのような人がなる? 50歳以上の地域住民1486人を調査したデーターです。

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