今は、わが奈良県でもスギ花粉が大量に飛散しており、連日、目を真っ赤にして「目がかゆい」と言って来院される患者さまが数多くいらっしゃいます  (松本眼科の花粉情報はこちらから)。

アレルギー

 

 

 

 

 

以前のこと、

「うちの子供が目がすごくかゆがるんです、花粉症の飲み薬を飲ませているのですが少しも効かないんです」(お母さん)

花粉症

 

 

 

 

「目薬は使っていないのですか?」(私)

「目薬は嫌がってささしてくれないのです」(お母さん)

「おそらくこのまま飲み薬を続けられてもあまり目のかゆみは改善しないかもしれませんよ」(私)

「うちの子供は花粉症なのにどうして花粉症のお薬を飲んでも目のかゆみが治らないのですか?」(お母さん)

「それでは説明させていただきます」(私)

 


 

お薬には適応症というものがあります。

そのお薬がどのような病気に効果があるのか。それぞれのお薬には、数多くの実験や治験から効果があることが実証されたものが「適応症」として表記されています。

医師はその適応症の表記に基づいてお薬を処方します。

 

花粉症のお薬である抗ヒスタミン薬の飲み薬の主な適応症を見てみると、

  • アレルギー性鼻炎
  • 湿疹
  • 皮膚炎
  • じんましん
  • 皮膚掻痒症
  • 気管支ぜんそく

と書いてあります。

 

目がかゆくなるのはアレルギー性結膜炎で、抗ヒスタミン薬の飲み薬の適応症には入っていません。

今よく処方されている主な花粉症の飲み薬には以下のものがあります。



 

 

 

 

 

 

調べてみてもこれらの飲み薬の適応症には「アレルギー性結膜炎」は入っていないのです

 

それでは、どうすればよいかというとアレルギー性結膜炎について適応症があるのは、目薬になります。点眼

 

 

 

 

 

 

ただし、飲み薬の適応症には湿疹とありますので、花粉症でまぶたに炎症がおこっている場合には、目薬に飲み薬を併用することはあります。

ただし、目のかゆみ、充血、目やに、涙、目の違和感といったアレルギー性結膜炎の症状には適応はありませんので、このような症状には飲み薬では十分ではなく、目薬を使われることをお勧めいたしす。

 


 

 

「わかっていただけましたでしょうか」(私)

「いくら花粉症のお薬だからと言って、飲み薬だけを飲ませていても目のかゆみにはあまり効果がないのですね。頑張って目薬をやってみます」(お母さん)

「それでは今日は目薬を処方いたしますのでそれを使って、お子さんの目の症状を取ってあげてくださいね。」(私)

子供さんに目薬ができないときには以下のブログを参考にしてください

子供に目薬をしようと思っても嫌がってできない時について書いたブログはこちら

 


 

時々、大人でも花粉症の飲み薬だけで花粉症を治そうと思ってられる方がいらっしゃるようで、意外と飲み薬だけで花粉症を抑え込もうとしている方が多いようです。

花粉症の飲み薬だけでは目のかゆみなどの症状は十分ではありません。

花粉症で目がかゆいときには、目薬が一番効果がありますので、目薬の使用もお忘れなく。

 


PM2.5は花粉症の症状に影響するのか?

子供に目薬をしようと思っても嫌がってできない。 そんな時は

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