最近の女性のお化粧は「バッチリアイメーク」が流行のようです。

バッチリアイメイクの危険性について書いたexciteの取材記事はこちら: PCのみ)。

マイボーム腺化粧BlogPaintcosme











毎日、患者さまの目を診させていただいていると、このようにまつ毛の生え際よりもさらに内側にまで、すなわち瞼の際までお化粧品を着けてられる方が増えてきているように思います。


そうなると、ドライアイや、まぶたに着いたマスカラが眼球をこすったり、マスカラがまぶたの裏側に回ってしまったり、コンタクトレンズの汚れの原因となります。このことは過去のブログでも書きました。

目もとのメイクがドライアイの原因になることのブログはこちら

アートメイクのトラブル

瞼に付いたマスカラによる眼障害についてのブログはこちら

マスカラが瞼の裏側に回って眼障害についてのブログはこちら

お化粧品が目の中に入りコンタクトが汚れやすくなることのブログはこちら



今回はこのバッチリアイメイクを落とすときについてのクレンジングが目に入った時の眼障害についてお話させていただきます。

お化粧








目の際にまでお化粧品をつけるお化粧方法が普及するにつれ、クレンジングも目の際にまでつける方が増えクレンジングが目の中に入り目の痛みを訴え来院される患者さまも増えつつあります。



ある朝のこと。

医院のシャッターを開けると同時に、ある女性が片目をタオルで押さえて飛び込むように入ってこられました。

「どうなさいましたか?」

「昨日の晩、お化粧を落とすときに間違ってクレンジングが目の中に入ってしまいました。 夜遅かったものですから眼科はしまっていて今まで我慢していました。 目も痛くて開けられません」

(すぐに診察室に入ってもらい診させていただくと)

「眼球に傷が付いていますよ。 この白くなっているところが傷の部分です」

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「入った後、目を洗いましたか?」

「いいえ、痛くて目が開けられないのでずっと目を冷やしていました」

「痛みどめの点眼をしてすぐに洗眼しましょう。 目の中に残っているクレンジングの成分を洗い流しましょう」


翌日受診してもらったところ、幸いに痛みも消失し、視力低下を残すことなく傷も改善してました。

「痛みは治りましたか?」

「昨日洗眼してもらった後、しばらくすると痛みはやわらいできました」



目の際にまで着けるお化粧が普及するにつれてクレンジングで眼障害を起こす患者さまも増えてきているのですが、多くの方はクレンジングは夜に使うためすでに眼科はしまっていて、救急の遠くの病院まで行くか、どうしようもできずに朝まで我慢されて困っている方が多いようです。


そこで、クレンジングが目の中に入ってしまったときの自宅でできる方法についてです。

入ったあとすぐにまぶたと目を水道水でしっかりと洗うこと。

クレンジングが目の中に入ると反射的に涙が出てきます。その涙がまぶたに着くとクレンジングを含んだ涙が逆流してまた眼球を刺激します。

そのため洗眼を含めてまぶたに着いたクレンジング液も洗い流さなくてはなりません。

クレンジングにはアルコールや界面活性剤など量が多く入ると眼障害を起こす成分を含んでいます。

目に入った液体異物の基本としては、少しでも成分が残っていると傷はさらに深くなりますのでしっかりと目の中の液体成分を洗い流すことが重要です(液体が目に入った時の眼障害についてのブログはこちら

この方は朝まで洗眼をせずずっと目を冷やすことのみを行っていたためキズがさらに悪化したのかもしれません。


何度もまぶたを含めた洗眼をおこなってください。

アイボンなどカップ型の洗眼器はまぶたについたクレンジングを目の中にいれてしまいあまりお勧めではありません。

洗顔をするような感じで洗眼とまぶたをしっかりと洗う方法のほうがよいと思います。


その後もまだ痛みが強くなっているときには眼科を受診されることをお勧めします。

眼科では点眼麻酔を使いますので、障害のおきている部位を集中して時間をかけて洗眼することができますし、傷が深い場合には化膿止めのお薬が必要の場合があります。


また、コンタクトレンズをつけたままクレンジング剤を使うと、クレンジング剤がコンタクトに付着するとコンタクトレンズが変形と言われています。

コンタクトは外してクレンジング剤を使うようにしてください。


クレンジング剤がコンタクトレンズに付着して眼障害を起こすことについて書いたブログはこちら


さらに、クレンジングを使うたびに目がしみたり充血する方。クレンジング剤でアレルギーを起こす方も増えています


アルコール成分や界面活性剤の成分を含まないクレンジング剤もあるようですので検討されてみてもよいでしょう。

 

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