ついに2012年1月5日 ドライアイの新しい目薬『ムコスタ点眼液UD2%』 が発売されました。ここでは、『ムコスタ点眼液UD2%』 の特徴について触れてみたいと思います。

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従来のドライアイの目薬といえば古くは人工涙液(ソフトサンティアなど)、さらにはヒアルロン酸(ヒアレインなど)、最近ではジクアス点眼液がありますが、ムコスタ点眼液UDは4番目のドライアイの目薬です。

(ヒアルロン酸の目薬の特徴はこちら、 ジクアスの目薬の特徴はこちら
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今までドライアイの症状で、従来の目薬を使ってもドライアイの症状が改善せずに困っている方にはこの新しい目薬は朗報かもしれません。


それではこの新しい目薬、『ムコスタ点眼液UD2%』 の特徴を紹介させていただきます。



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●1回分の目薬が1つの容器に入っている使いきりタイプ。

1回分の使いきりで防腐剤などの添加物が一切入っていませんので、角膜や結膜などが弱い方でも安心して使えます



●1日4回使用

ヒアレインやジクアスなどの従来のドライアイの目薬は1日の使用回数は6回と添付文章に記載されていますが、ムコスタ点眼液UDは1日4回の使用回数です。お仕事で6回も点眼ができない方には少し楽になるかもしれません



●胃薬で胃炎や胃潰瘍の胃粘膜の修復の治療に使われていた成分。だから目に使うと角膜、結膜上皮の改善効果を持つ


「ムコスタ?」と聞いて、「あれっ?」
と思われた方も多いかもしれません。

そう、従来はムコスタは胃薬として使われていたお薬です。

胃粘膜の血流量の増加で血行動態の障害を改善し、胃潰瘍などで傷ついた粘膜の炎症を抑え、胃粘膜を修復してくれるお薬として消化器系の分野ではよく使われていたお薬です。

それを点眼として使うのですから角膜、結膜への修復作用も期待でき、その程度はヒアルロン酸の点眼を4週間使った結果と比べると、明らかにムコスタ点眼液UDのほうが修復効果があったとのことです。



●どのような効果がある?


涙が眼球の表面にのるためにはムチンという物質が必要で、本来は角膜や結膜から分泌されます。

ムコスタ点眼液UDはムチンの産生を促してくれる効果を持つので、眼球の表面の涙を安定させ、目の乾燥を抑えてくれるのです。



●どのような症状に効く?

ヒアルロン酸を4週間を使った方と比較すると、『異物感』『眼痛』が明らかにムコスタのほうが改善したようです。



●副作用は?

最大の副作用は苦味。すなわち点眼をした後に口の中に苦味を感じることがあるようです。治験の時に9.7%の方が苦味を感じたようです。また一時的な視力障害(2.2%)がおこった方もあったようです。
点眼後の苦味についての対策はこちら

 

 (以上のデーターは 大塚製薬社内資料 より抜粋)


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