ある日のこと。まぶたを腫らした女の子が来院されました。アレルギー


itching






「アレルギー性結膜炎です」

「今回初めてアレルギー性結膜炎と言われました。ショックです。こんな小さいうちからアレルギーになってしまって、この子は一生アレルギーで苦しむと思うとつらいです」

「いいえ。決してそんなことはありません」

「アレルギーは体質なので一生治らないのではないのではないですか?」

このように、アレルギー性結膜炎と診断すると、子供の将来を心配されて不安になっている保護者の方がいます。


子供写真








1995年、日本眼科医会アレルギ−眼疾患調査研究班の行った調査によると、アレルギー性結膜炎の年齢別頻度は、

10代を1.0とすると、
20代:0.5
30代:0.5
40代:0.4
50代:0.3
60代:0.3
70代:0.1

ちなみに、9歳以下が0.8で、

アレルギー性結膜炎の頻度は10歳代をピークにして加齢とともに減少してくるのです。


ですから、アレルギー性結膜炎になると一生アレルギーで苦しむということでもないのです。
上のデーターからも10歳代でアレルギー性結膜炎になった方も、20歳で半分に減るのです。


また、そのほかのアレルギー性結膜炎での特徴として、、性別では女性が男性の約2倍多いけれども、結膜に増殖変化を示す重症タイプである春季カタルは、逆に男性が女性の2倍多いと言われています(春季カタルの新しい治療についてはこちら)。

春季カタル









以上のデーターから結論すると、

●アレルギー性結膜炎を発症すると必ずしも一生アレルギーに苦しむということはありません。

●10歳代の女性に発症する頻度が多く、要注意、

●しかし、男性に発症すると重症になりやすい


ということになります。



今、アレルギーで苦しんでいる方、決して悲観することはありません。そのうち体質が変わって症状が出なくなる時があると思います。

ただし、アレルギー性結膜炎を軽んじると、将来視力低下の原因にもなるひどくなると怖い病気です。

症状のある間はしっかりと治療を行いましょう。


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