「お子様はアレルギー性結膜炎のようです、季節的には花粉症のようです」

と説明すると


「こんなに小さいのに花粉症ですか?」


とお母様から怪訝な表情をされることがあります。



●気象情報会社ウェザーニュースによると、1万3947名の保護者の方に

『自分の子供や周りの子供の花粉症の発症年齢』を質問しました。


その結果、

0-3歳:17.4%

4-6歳:27.4%

7-9歳:17.5%



平均7.4歳となりました。



3歳以下の子供さんも17%も存在し、

低年齢であるから発症しないとは言えないようです。




●また、京都市の7歳〜15歳までのアレルギー疾患の有病率は、

1996年:13.3% 
から

2002年:25.2%

へと著しく増加していました 


(Kusunoki T 他:Chaging prevalence and severity of chldhood allergic diseases in Kyoto,Japan from1996 to2006. Allergol Int58:543-548,2009 より)



以上の統計のデータより

低年齢化と有病率の増加が、最近の子供のアレルギーの傾向のようです。


食生活の高たんぱく、高カロリー化、免疫力の低下、あるいは最近の子供は清潔な環境で生活しすぎているのがその原因であると言われています。

子供写真









それではこの増加傾向にある子供のアレルギー疾患の対策です。


アレルギー性結膜炎がひどくなり最悪角膜にも影響して視力低下してしまう重症のアレルギーがあります。


これは春季カタルといって子供に多い病気です。

ここまでになってしまうと、長期間アレルギーの症状に苦しむことになります。

春季カタル

春季カタル角膜病変










ここまでになるとステロイド点眼での治療になりますが、ステロイドも子供に使うと眼圧が上がるなどの副作用が出る可能性があり、できれば使いたくはないお薬です。

ステロイド点眼の副作用の詳細はこちら



●それでは、アレルギーを重症化させないためにはどうすればよいのか。

それにはアレルギーの初期治療、季節前投与をお勧めいたします。

初期治療の詳細はこちら

アレルギーのお薬は発症してから使用するよりも、発症する前から使用したほうがより効果があるのです。

特にアレルギー性結膜炎がいったん発症すると、かゆくてしようがないので子供さんは強く目をこすり、下の写真のようにますますひどくなってしまいます

花粉症

75383b1e.jpg










花粉が飛散する約2週間前からアレルギーの点眼や内服を開始するのがこのように悪くさせない方法です。


次のシーズンには試してみられてはいかがでしょうか。




●なお、現在アレルギー性結膜炎で困っているお子様。


決して悲観する必要はありません。

アレルギー性結膜炎の有病率は10歳代をピークに20歳代以降低下します
アレルギー性結膜炎の有病率の詳細はこちら



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