コンタクトレンズがすぐに汚れる

目がかゆい

目ヤニ

コンタクトレンズが上に上がる。


こんな症状で来院される方がいらっしゃいます。

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ここの写真のようにレンズが上に上がってしまい、

上瞼の裏側が腫れてきます。




このようになってしまう原因は

コンタクトレンズの汚れによるアレルギー反応と、

コンタクトレンズの硬さ

であると言われています。



今使われているソフトコンタクトレンズの素材には

古いタイプのハイドロゲル新しいシリコーンハイドロゲルがあります。



シリコーンハイドロゲルの素材のレンズは酸素の透過性が良好で、

長時間つけていてもトラブルが起こりにくく、

充血も起こりにくい、

乾燥にも強いため

わが国でも普及してきてます。

シリコーンハイドロゲルの特徴

シリコーンハイドロゲルの充血のおこりにくさ

シリコーンハイドロゲルのわが国での普及程度



しかし、シリコーンハイドロゲルの特徴はタンパク質がつきにくく

本来はアレルギーは起こりにくいはずですが、

素材が硬いという特徴を持ち、

シリコーンハイドロゲルの普及とともに、

その硬いレンズの素材でアレルギーを起こすことがあります。





近畿大学医学部の宮本裕子先生らは、

コンタクトレンズの種類別でのこれらのアレルギーの特徴を調べました。




まず、古いタイプの素材でのワンデータイプの特徴は・・・

●両眼性

●広範囲のアレルギー反応

●体質的にアレルギーを持っている方が多い




一方、新しいタイプの素材であるシリコーンハイドロゲルの特徴は・・・


●片眼性

●局所的なアレルギー反応

●体質的にアレルギーを持っている方は少ない

(以上、宮本弘子他:コンタクトレンズ関連乳頭結膜炎の最近の傾向、日コレ誌54:178-182,2012 より)



この調査の結果から

古いタイプのハイドロゲルのコンタクトレンズは、

レンズについたタンパクによるアレルギーが原因と思われ、

体質的にアレルギーを持っている方に生じるので

両眼で広範囲に生じる傾向がある。


一方、

新しいタイプのシリコーンハイドロゲルのコンタクトレンズは、

硬い素材による器械的刺激が原因と思われ、

片眼で局所的に生じる傾向がありました。




シリコーンハイドロゲルのコンタクトに変えてからアレルギーの症状の出ている方は、

ワンデーの古いタイプのコンタクトに戻すと症状が改善するかもしれません。


また逆の場合にはシリコーンハイドロゲルに変えてみてもよいでしょう。


付)日本で販売されているシリコーンハイドロゲルでできたコンタクト主な製品名は、

  • O2オプティクス   (1ヶ月使い捨て) (チバビジョン)
  • アキュビューオアシス (2週間使い捨て)(ジョンソン・エンド・ジョンソン)
  • アキュビューアドバンス(2週間使い捨て) (ジョンソン・エンド・ジョンソン)
  • プレミオ (2週間使い捨て)(メニコン)
  • バイオフィニティー(2週間使い捨て)(クーパービジョン)
  • エアオプティクス(2週間使い捨て)(チバビジョン)
  • メダリストプレミア(2週間使い捨て)(ボシュロム)
  • ワンデートゥルーアイ(1日使い捨て)(ジョンソン・エンド・ジョンソン)

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