相変わらずカラコンでトラブルを起こして来院される方が増えています。


カラコンを付けている方はきれいになりたいという女性の願望からで、

特に目はきれいになるための重要なポイントです。


「輝く瞳」推進委員会が「瞳に関するアンケート調査」を実施した結果、

 

●女性の顔で最も注目するのはどの部分かを調べた結果では


男性:76.0%)、髪型(12.0%)、唇(6.0%)、肌(4.0%)、鼻(1.0%)

女性:79.0%)、肌(9.0%)、眉毛(2.0%)、鼻(1.0%)、唇(1.0%)

で、圧倒的に顔の中で目が注目されているようです。



女性がきれいになるために、目元を強調するのは当然のことです。


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しかし、上の2つの写真を比べてみてください。

左はカラコンユーザーで、マスカラも入念に行われており、目元のおしゃれを意識をされている方です。


右はとくに何もしてない方の写真です。



どちらがきれいに見えるかは判断が分かれるかもしれませんが、このような記事が載っていました。


●動物行動学の専門誌「Ethology」に紹介された研究です。

アメリカメリーランド大学のロバート・プロヴィン博士の研究チームが、

208名の学生を対象に『魅力のある目』について調査しました。


その結果、

静止画では 『黒目がちな瞳』 に魅力を感じ、

一方、動いている目では 『白目の美しさ』 に魅力を感じる

ということになりました。


(以上、2013.4.30 Exiteニュース web より)


たしかに、じっと目を見つめれば黒目がちな瞳に魅力を感じますが、

普段は、他人の目をじっと見つめることはありませんので、


遠景で見たり、動いている人を見た時には白目の美しさに魅力を感じるのかもしれません。



モデルさんがカラコンを付けている写真を見て、自分もつけたいと思われているのであれば、

その写真は静止画であることに注意しなければいけません。


またモデルさんもその時だけつけていれば充血もなく、きれいな目で映っているのでしょう。


しかし、その反面、カラコンは通常のコンタクトに比べると酸素の透過性が非常に悪いレンズで、

長時間つけることで充血がでやすくなります。


実際にカラコンを長時間付けていて充血しやすい目になっているのであれば、

本人の希望に反して、他人からは不健康な目と思われている可能性があるのです。


(カラコンの酸素透過性についてはこちら)



写真でみたモデルさんと同じカラコンを付けている自分の目をプリクラや鏡で見て、

きれいになったなと満足されているとすると、


もしもその方が充血しがちな目であれば、


それは自己満足されている可能性があるのです。



一度、充血が起こってしまうと長い間元に戻らなくなります。

(詳しくはこちら)




上の2つの写真の内、右側の写真のほうがきれいな目であると思われるのでしたら、

黒目よりも白目のケアに重点を置かれたほうがよいかもしれません。


また充血しがちであるならば、一度眼科を受診されることをお勧めします。

(カラコンによるトラブルはこちら)


他人が活動している人の目を見てきれいと評価するのは、眼球の大きさよりも、白目のきれいさである調査結果から考察してみました。


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