レーシック後には老眼がさらに進行することが指摘されています。

(その理由はこちら


慶応大学の常吉由佳里先生たちのグループは、レーシック前後の老眼の進行具合を調べました。


対象は-6D以上の強度近視。


レーシック手術を行った結果、


老眼鏡の度数にして2段階以上の大きく老眼が進行したケースは



45-49歳で70.0%


50-54歳で62.5%


55-59歳で14.3%



と老眼のなりはじめの年齢ほど高率でありました。



(Apparent progression of presbyopia after laser in situ keratomileusis in pationts with early presbyopia. Am J Ophthalmol158:286-292.2014より)




ということは、


老眼が出始めたなっと思った方がレーシック手術を受けると、一気に老眼が進行してしまうことになるのです。



それは、手術前の近視の程度が強いほど影響が大きいという結果でした。



これは、レーシック手術をした後にひどい目の疲れを感じてしまうことと関係がありそうです。


40歳を過ぎた、老眼の年齢のレーシック手術はあまりお勧めできません。

レーシック術後に不調に陥った具体的な症例はこちら

BlogPaint

*****************************************************


ブログのトップページはこちら

松本眼科のホームページはこちら