●両親が近視だったら子供は絶対に近視になる?


あるデータでは、

両親が近視であれば:
子供の近視率は8倍に増える

片親が近視でも:子供の近視率は2倍に増えると言われています


このように子供が近視になる最大の要因は遺伝であるといわれています。


両親とも近視であれば、子供が目が悪くなるのを指をくわえて待つしかない?


何か予防法は?


ゲームやスマホを控えているのに、それでも遺伝には勝てない?



(子供がスマホを持つときに注意するべき点はこちらから:講演のビデオです)





●両親が近視であっても子供を近視にさせない方法、これ以上近視を進ませない方法


けっしてそのようなことはありません。ある論文で


『たとえ、両親ともに近視であっても、あることをすれば、近視発症率を両親とも近視でない場合に近い割合まで下げることができる』

と発表されました。


そのあることとは?・・・ 1日2時間以上の屋外活動をすること

sun


また、別の論文でも、近視でない小学校3年生514名が、4年生以降に


近視になった子供の1日平均の屋外活動時間:1時間8分/日 


近視にならなかった子供の1日平均屋外活動時間:1時間40分/日


と近視にならなかった子供の外で遊ぶ時間は長いという結果になりました。


そして、ゲームやスマホなど近業作業が長くても屋外活動時間を長くすれば近視のリスクは低くできる可能性があるとも言われています。




●日の当たり方で近視の進行程度は変わる?


ひよこの実験でも、強い光を当てているひよこのほうが近視の進行が抑制できていることが証明されました。


また、全国の小学校6年生の1年の日照時間と視力低下の児童の割合


日照時間の長い都道府県

々島県:33.2%(2043時間)

∋蓋県:32.5%
(1876時間)

静岡県:32.2%
(2170時間)
 

一方、日照時間の短い都道府県

―田県:40.9%(1520時間)

∪朕晃:41.7%
(1577時間)

新潟県:35.9%
 (1659時間)



このように日照時間が多い都道府県ほど、視力低下の児童の割合は少ないという傾向が認められました




●なぜ、屋外活動時間が長いと近視の進行抑制になるの?



屋外にいると運動するから?

運動によって近視が抑制されるという結果は認められませんでした


屋外にいると遠く見るから?

遠くを見ることで近視が抑制されるが、より屋外での光量が影響するといわれています


ビタミンD?

紫外線により体内のビタミンDの濃度が上がるといわれています。また、近視の学童では血液のビタミンDの濃度が低いといわれています。ビタミンDについて近視進行抑制効果があるかどうかは不明ですが、今後の試験によってビタミンD治療が近視の進行抑制に効果があるかが明らかになると思われます


ドーパミン?

目の中に入る紫外線により網膜のドーパミンが活性化されるというのが近視進行抑制の
一番の原因であるといわれています。



(以上;鳥居秀成:屋外活動と近視抑制.日コレ誌59:2-6,2017 を参考にして書きました)


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