ある奈良県の眼科医が目について書いたブログ

眼科診療をしながら気がついたこと、最近気になったことを書いてみました

周辺部角膜潰瘍:痛みがあって眼球の端の方にこのように白い傷が見えるときには要注意

下の写真は、眼球の痛みがあって来院されたものです。
それぞれ別の患者さまのものですが、共通するのは眼球の周辺に傷が存在することです。

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共通するのは、すべて眼球の端に傷が集中しています。

これを周辺部角膜潰瘍と言い、自分の免疫で角膜に攻撃を受けるのが主な原因といわれています。

関節リウマチなど自己免疫の疾患と合併していることが多く、両眼性のものは若年者に多く、原因不明の特発性周辺部角膜潰瘍では23%のものが穿孔、すなわち角膜に穴が開いてしまった重症にまで発展したと報告されています(後藤周ほか:特発性周辺部角膜潰瘍の発症および臨床経過に関する検討:日眼会誌122:287-292,2018より)。

このように眼球に激痛が走り、眼球の周辺が白くなっているときには早急な治療が必要になります


リウマチが原因の周辺部角膜潰瘍はこちら

 

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Takuya Matsumoto

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