ある奈良県の眼科医が目について書いたブログ

眼科診療をしながら気がついたこと、最近気になったことを書いてみました

眼科のお薬の話

市販されている目のサプリメント。どんなサプリが良い? 医学的に実証されているデーターから自分に合ったサプリを選んでみては?

体に良い食べ物、だけど1日の必要量は毎日は食べてられません。

そこでサプリメントに頼るのですが、いろいろな目のサプリメントが発売されていますが、はたして本当に効果があるのでしょうか。

過大広告?

そこで、いろいろな目のサプリメントに対して医学的に実証されたデーターから、本当のサプリの効果、注意点を紹介させていただきます。



●アントシアニン

【特色】ポリフェノールの一種、いわゆるブルーベリー、ビルベリーに代表されるもの

【薬理作用】 々鎧晴什醉僂砲茲蟠い光を見た後の網膜の毒性を緩和  ▲團鵐板汗甬’修硫善

【医学的に実証されている効果】.灰鵐肇薀好抜凝戮上昇  ¬椶糧莽感、眼痛、目が重い感じ、不快感、異物感といった症状が改善

【注意点】 ビタミンCと一緒に服用すると効果が低下する

【主な商品名】ブルーベリーアイ(わかさ生活)、ブルーベリー(小林製薬)、ブルーベリーエキス(DHC)、ルテイン&ビルベリー(マルマン)など

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●アスタキサンチン

【特色】魚の赤身

【薬理作用】〆挧Δ鮓酸化から保護する(サプリメントの中では最高レベル) 抗炎症作用(プレドニン10mgに匹敵する) ピント調節の回復 つ名錣離汽廛蠅惑召泙任脇呂にくいが脳血液関門を通過  Ψ賣を改善

【医学的に実証されている効果】〔椶疲れやすい、目がかすむ、目の奥が痛い、しょぼしょぼする、肩がこる、腰が痛い、いらいらしやすい の項目で改善、 
【主な商品名】アスタリールACT(アルタリール)など

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●ルテイン

【特色】マリーゴールドなどの花やホウレンソウなど緑黄色野菜に多く含まれる

【薬理作用】ヾ稍譴硫斑色素を生成 ⇒害光線から黄斑を守る ブルーライトを吸収し、視細胞に過度のブルーライトが到達させない

【医学的に実証されている効果】_知霎黄斑変性症の予防(発症率65%に軽減:浸出型)白内障 コントラスト感度の上昇 い泙屬靴気侶攜

【注意点】効果には個人差がある。数か月ルテインを服用しても、血中濃度が上昇しないことや、黄斑の色素が増えないことがある(元々黄斑の色素が多い人には無効)。


【主な商品名】オキュバイトプリザービジョン(ボシュロム)、サンテルタックス(参天製薬)、ルテイン(小林製薬)など

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DHA、EPA


【特色】イワシやサバなど青魚など脂ののった魚に多く含まれる

【薬理作用】々咳蠑漂醉僉´⊃契厳豐蛭生の抑制作用 心血管保護作用 で梢牲亰亙欷邵醉
 
【医学的に実証されている効果】_知霎黄斑変性症(38%)の抑制効果がある △屬匹λ豈衢淦効果

【注意点】酸化、日光、湿度により変化しやすく製品によって効果が減弱していることがある

【主な商品名】オキュバイト50プラス(ボシュロム)、サンテルタックス20+DHA(参天製薬)、オプティエイドDE(わかもと)など





カシス

【特色】ベリー系のフルーツでビタミンCやアントシアニンが豊富

【薬理作用】緑内障で障害の起こる視神経乳頭への血流改善効果

【医学的に実証されている効果】緑内障で欠損した視野の改善効果

【主な商品名】カシス-i(明治)、クロセチン+カシス(DHC)、カシスa(わかさ生活)など

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松樹皮


【特色】松の樹皮から抽出した成分

【薬理作用】眼圧下降

【医学的に実証されている効果】緑内障(服用4週間目くらいから下がり始めます。さらに現在、緑内障点眼使用中の方でも眼圧が下がります)

【主な商品名】グラジェノックス(参天)

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コンタクトレンズでのドライアイに市販の目薬を買って使うよりも、眼科で処方されるジクアス点眼の方がより乾燥感が取れるというデータです

ソフトコンタクトレンズを使用しドライアイになっている26名に対し、片眼に人工涙液、片眼にジクアス点眼を1日6回使ってもらって、4週間後と8週間後に比較してみました。

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その結果、両目とも眼精疲労と、充血、なみだ目、目を閉じたくなる、異物感、まぶしさの症状は点眼後に改善、

しかし、ジクアス点眼を使用した方の目は、乾燥感とかすみ、とくにコントラストが改善、


一方、人工涙液を使用した方の目は、ヒリヒリ感、かゆみが改善した結果となりました。


人工涙液は、医師の処方箋なしでもドラッグストアで購入できるので、コンタクトで目の乾燥している方は、気軽に使用している方も多いかと思います。

それでも乾燥感が改善されていないのであれば、眼科に行ってジクアス点眼を処方してもらうのをお勧めいたします。

同時に、実験終了時に行ったコンタクトと目のチェックにおいても、どちらにもジクアス点眼の影響はなかったということで、コンタクト上からの使用においても安全に使えるようです。

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(浅野宏規:ソフトコンタクトレンズ装用ドライアイにおけるジクアホソル点眼の有効性及び安全性、2018年日本眼科学会の抄録集から)

眼圧を下げてくれる新しい緑内障に対するサプリメント:サンテグラジェノックス

緑内障の患者さんから何か良いサプリメントはありませんか?

と聞かれることがあります。


緑内障によりサプリメントにはカシスが有名ですが、カシスは血流を上げて神経を保護することで緑内障の視野の進行を抑制する効果があると言われています。

たしかに視野の進行を抑制する効果があるのは緑内障患者さんにとっては好都合なんですが、カシスには眼圧を下げる効果は認められておらず、研究でのデータは、眼圧が正常にもかかわらず緑内障になっている正常眼圧緑内障に対してのもので、眼圧ではなく血流上げる効果に特徴のあるサプリメントです。(カシスの効能についてはこちら)。

しかし、グラジェノックスという新しいサプリメントには、眼圧下降効果があることがわかりました。


さらに、緑内障治療中の方が服用した場合、点眼治療だけよりもこある奈良県の眼科医が目について書いたブログのサプリメントを服用した方がさらに眼圧加工効果があることが示されました。



さらに、血流を上げる効果や、神経保護作用も認められており、まさに緑内障に特化したようなサプリメントです。

このサプリは松樹皮とビルベリーエキスとから配合されており、松樹皮の抗酸化作用とビルベリーの血流改善効果でこのような効果を示しているようです。


ただし、あくまでサプリメントですから緑内障の治療を優先し、今の治療で不安であればそれを補うものであると考えたほうが良いようです。

眼圧下降 3



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緑内障に良い食べ物、サプリメント:カシスによる緑内障視野進行抑制効果

ブルーベリーやルテインなど従来から言われている目によい食べ物がありますが、すべての食べ物を毎日取ることは不可能です。


そこで目の症状で困っている方はその人に合ったサプリメントをとりますが、緑内障については、カシスの成分が入ったサプリメントが良いといわれています。


ブルーベリー



その効果についてです。


井上眼科病院の井上賢治先生たちのグループは、眼圧が正常にもかかわらず緑内障になっている正常眼圧緑内障28名にカシスのサプリメント(カシス-i、明治)を1日1回3粒服用してもらい、2年間視野の進行具合を追跡調査しました。



その結果、視野検査の時に視野の欠損具合を評価するのによく用いられているMD値(全体の平均視野欠損)が


他の一般的なカシスを服用していない緑内障の視野が1年間に-0.34~-0.41dB低下するのに対し、


今回調査したカシスを服用している方の緑内障の視野は1年間に+0.80dB改善しているという結果でした。


一方、眼圧についてはカシス服用前と服用後では変化はしませんでしたが、視神経乳頭の血流が上がっていたことがわかりました。



以前から、たとえば睡眠時無呼吸症候群の方が緑内障になりやすい最低血圧が低い方が緑内障になりやすい、と言われているように、


眼球の視神経への血流が悪い人が緑内障になりやすいといわれています。



カシスはこの血流を上げる効果に優れ、緑内障の進行を抑制するようです。


さらに、この検査に参加された方へのアンケートで、目が疲れる、涙が出るという症状も改善されました。


これも血流を上げる効果によるものと思われます。


(井上賢治ほか:視野障害進行中の正常眼圧緑内障患者に対するカシスアントシアニンの視野障害進行抑制効果.あたらしい眼科33:1656-1661.2016 を参考に書きました)


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機能性表示食品えんきんで本当に老眼は回復する?

患者様から

「えんきん」というサプリメントを服用したが、あまり効果が感じられない。このまま服用すべきでしょうか?

と言うご質問をいただきました。



最近テレビでも、この「えんきん」というサプリメントのCMをよく目にします。


そこで「えんきん」の成分を調べてみると

 ルテイン6mg、アスタキサンチン4mg、シアニジン-3-グルコシド2.3mg、DHA50mg

とありましたが、

これらのすべての成分に著明な調節力改善効果があるなんて聞いたことがありません。


これらの成分から期待できるのは血流を上げることによる眼精疲労です。


そこで、インターネットでこの「えんきん」の口コミ欄を調べてみても、

「目の疲れはましになったが老眼が改善したとは思わない」

と言うコメントが見られました。


そこで、なんでこんなサプリメントが機能性表示食品になったかと調べてみました。


そもそも機能性表示食品とは、従来からあった特定保健用食品(とくほ)は国が個別に許可したものに対し、事業者の責任で、科学的根拠をもとに商品パッケージに機能性を表示できるものとして、消費者庁に届けられた食品です。

すなわち、事業者は科学的な根拠があれば届けることができ、国はその効果の検証は行っていないのです。


さらに問題なのはその科学的な根拠となった論文です。

別のサイトで科学ライターの松永和紀さんが、その論文のずさんさを指摘されておられます(詳しくはこちら

主な要点をまとめますと、

  • 論文が掲載された雑誌は、PUBMED(医学者が検索をするときに使用する医学雑誌のデータベース)にも収録されていない二流雑誌であること
     
  • しかも規制改革会議で機能性表示食品の制度をつくられた先生がこの雑誌の主任編集者をされているということ
     
  • 片目では調節量の改善は認めず、両目でやっと認めたくらいで、たとえその効果があっても程度が小さいと思われる。
     
  • 疲れ目への効果についても、効果があったのは「目のかすみ」「肩や首の凝り」だけで、疲れ目、目の痛み、なみだ目、目の充血、頭が重たい、頭痛、小さいものが見えにくい、焦点を合わせにくいについては差がなかったとしている。小さいものが見えにくい、焦点を合わせにくいについて効果がなかった実験結果で、調節力の改善としてよいのでしょうか?
     
  • 各項目の試験の対象者の数がバラバラ、48人の参加者にもかかわらず、肩や首の凝りは41人が参加、目の痛みは9人が参加、都合の悪いデータは削除された可能性があるということです。

などです。



遠近というサプリメントは、いかにも遠近両用の眼鏡を使用しなくても遠近両方とも見えるというイメージを持たせる反面、

この含有する成分から見ても、この機能を表示できるに至った過程から見ても、誇大表示である気がします。

患者様の中にも、えんきんを服用されている方も多いかと思います。

多くの方は、特定保健用食品と機能性表示食品との違いなんて知らず、いずれは老眼鏡をしなくても見えるようになるなんて希望を持って服用されている方もいらっしゃるかもしれません。

服用してみてあまり効果を感じられないのであれば、そのままやめられても良いと思います。

老眼には眼鏡が一番ですから。

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目に良い食べ物 「こんなときにはこんな食べ物」


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点眼を忘れずに継続するための具体的な方法

1日4回目薬を入れておいてくださいね!


といっても


ついつい忘れてしまう方も多いようです。



それではどのようにすれば、忘れずに点眼を継続できるのでしょうか?

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毎食後の内服薬を忘れずに服用できるのは、食事と関連付けて服用できるからです。


すなわち、点眼も普段の生活習慣と関連づけることで継続して使用することが可能になります。


それでは具体的な方法を考えてみましょう。





●1日3回の点眼の場合:

食事と関連させる⇒ 食卓に目薬を置いておく


毎食後の内服薬があるのであれば⇒ 薬箱の隣に目薬を置いておく






●1日4回の点眼の場合:

1日3回の点眼の方法に就寝前にももう一度入れると覚えておきましょう






●1日2回の点眼の場合:

歯磨きと関連させる⇒ 歯ブラシの横に目薬を置いておく

睡眠と関連させる⇒ ベットの横に目薬を置いておく。起床時と就寝前に点眼をする

脱衣と関連させる⇒ タンスの横に目薬を置いておく






●1日1回の点眼の場合:

朝1回の点眼

毎朝コーヒーを飲む習慣があるなら、⇒ コーヒーメーカの横に目薬を置いておく 

毎朝パンを食べる習慣があるなら、⇒ パンやバター、ジャムの横に目薬を置いておく

その他、朝に習慣のある、歯ブラシの横や脱衣場でも可






●夜1回点眼の場合:

お風呂の脱衣場近くに置いておく

歯ブラシの横、ベッドの横、タンスの横でも可


就寝前に使用するなら、ベッドの横でも可



 
習慣は人それぞれですから、点眼を継続できない方は自分に一番合った方法を試してみてください


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点眼をした後の口の中に苦味が気になる。そういう場合にはこんな方法が

ムコスタという点眼はドライアイの治療薬としてよく使われています。


しかし、中には点眼をした後に口の中に苦味がでて使用を中止する方がいらっしゃいます。


ムコスタ使用した方の15.7%の方に苦味を感じたと報告されています。

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ドライアイの点眼は長い期間継続して使用しなければいけませんので、治療上、この苦味をなんとかしていかなくてはなりません。


そこで、武庫川女子大学の原口珠美先生たちは、点眼後に飲食物をとることでその苦味が緩和できないかどうかを調べました。


その中でコーヒーに最もこの苦味を抑える効果があることを発見されました。

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コーヒー自信にも苦味を持つものの、それは適度の苦味のため、それが多くコーヒー愛好家を虜にします。  


そして、このコーヒーの苦みこそが点眼後の苦味を不快に思わなくなった理由で、点眼した後の苦味をそのコーヒーの苦みのよってマスクしてくれるようです。


我々が愛するコーヒーの苦味が、点眼後の苦味をカバーしてくれるようです。



点眼後ののどの苦味が気になっている方。コーヒーを飲みながら点眼をする方法、一度試されてはいかがでしょうか。


(以上、原口珠美ほか:味覚センサを用いたムコスタ点眼薬UD2%に含有されるレバミピドの苦味評価と飲食物による苦み抑制評価、あたらしい眼科30:1619-1622、2013 を参考に書きました)


ちなみにコーヒーに含まれるカフェインには涙の分泌を促す効果もあるといわれています

詳しくはこちら


点眼を忘れずに継続するための具体的な方法


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防腐剤の入っていない人工涙液 ソフトサンティアなどの点眼は1日何回さしても大丈夫?数日で1本使いきるのは明らかに使い過ぎ

『防腐剤の入っていない点眼は何回さしても大丈夫ですからしっかり点眼をして目を乾かさないようにしましょうね』


よくドライアイの患者さんにそういって説明します。


しかし、中には1本の点眼を数日で使い切るヘビーユーザーの方もいらっしゃいます。


「しっかりさすように言いましたが、いくらなんでもそれは使いすぎですよ」


「何回させても大丈夫とおっしゃったじゃないですか?」


「・・・・・」
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たしかにドライアイの患者さんは目が乾燥しているわけですから、点眼で水分を補うのが治療の原則です。


防腐剤は角膜の細胞増殖を抑える働きがあり、さしすぎるとかえって傷を悪化させることになってしまいます。


ソフトサンティアなどの防腐剤の入っていない点眼はそういう意味では頻繁にさす点眼としてはおすすめの点眼です。

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ただし、1本を数日で使うのは使いすぎです。


あまりさしすぎると目にとっての大切な涙の成分も流れ去ってしまいます。


ソフトサンティアの添付文章にも1日5-6回と書いてあります。



すなわち、あまりさしするぎると、涙の中の

タンパク
 


ムチン


と言った涙の安定に役立つ成分が消失してしまい、かえって乾燥感が強くなったり、角膜の新たな傷の原因となったり、感染の危険性が増してしまいます。


医師の指示で頻回にしているのであれば別ですが、数日で1本を使いきっているヘビーユーザーの方は、一度主治医の先生と相談されてはいかがでしょうか。


(以上、山田昌和:外来の「めぐすり」.日本の眼科82:614-618,2011 を参考に書きました)

一方、1回あたりの適切な点眼の量はこちらをご覧ください




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点眼の間隔。急いでいるとき2種類以上の点眼を続けてさしたい。最低、何分以上時間を開ければよいのか

2種類以上の点眼を使っているとき

薬剤師さんから


「必ず5分以上開けてから使ってくださいね」 


と言われた経験があるかと思います。


以前、ある患者様から

「忙しいし最低どれくらい開ければよいのですか?」

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●続けてさしてはいけない理由

・・・それは、先にさした点眼が効果の出る前に流されてしまうためです




●点眼間隔が30秒だと

・・・最初に点眼した薬剤効果は半分しかありません




●点眼間隔が2分だと

・・・最初に点眼した薬剤効果は80%は効いている




●点眼間隔が5分だと

・・・最初に点眼した薬剤効果は99%は効いている




ということは、

忙しいときは最低2分は待ってから入れると半分以上の効果が期待できることになります



 
●2分も待てないすごく忙しいときには

・・・より効かせたい方を後に使えばよいでしょう



例)緑内障とそのほかの点眼であれば・・・緑内障の点眼を後に

白内障や眼精疲労の点眼をつっているのであれば・・・白内障や眼精疲労の点眼を先に

緑内障とドライアイの点眼であれば・・・ドライアイの点眼で眼圧下降効果が減弱する可能性があり、十分に間隔を開ける

その他、緑内障の点眼についてはより効果のある順番があります

(詳しくはこちら


点眼を忘れずに継続するための具体的な方法


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点眼のさしすぎ?  さしすぎて皮膚炎も。 適切な1回の点眼滴数は? 点眼1本はどのくらいペースで使い切るのが正しいのか?

患者さんの中には


処方した点眼を数日で使い切り


「この前処方してもらった点眼がもうなくなりました。また出してほしい」


と言って来院されることがあります。

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●点眼は1回あたり何滴入れればよいのか?


点眼薬1滴は40-50μl に対して、

目に入ることのできる薬剤の量は20-30μl、

さらに、すでに目の中には涙が7-10μl

すでに存在していますので、

(点眼一滴の量≫目に入ることのできる薬液の量)


1滴の点眼をすると目からあふれてくる計算になります。


すなわち点眼は1滴入れれば十分で、2滴もするとあふれてくる分だけが増える計算になります。


点眼によっては1回あたり、1-2滴、2滴などと書いてあるものがありますが根拠はなく、

それは、製薬会社ができるだけ多く消費させて売り上げをあげようとする意図?があるのかもしれません。


2滴さしたからと言ってよく効くという根拠はありませんので、ご注意ください。




●点眼薬は1本どれくらいで使い切るのが正しい使い方か?
 
1回1滴を使用すると、

一般的な点眼薬の1本当たりの容量は5mlなので、

1日4回の点眼であれば 1本2週間

1日2回の点眼であれば 1本4週間


で使い切るのが正しい使用方法です。 




ですから、1本の点眼を数日で使い切るのは明らかに使い過ぎで、

ほとんどの点眼は目に入らず瞼にこぼれて濡らしているはずです。


場合によっては接触性皮膚炎などの悪影響が出る可能性がありますので、

点眼のさしすぎは効果よりも悪影響が心配されるのです。



接触性皮膚炎

(点眼による接触性皮膚炎についてはこちら)



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