ある奈良県の眼科医が目について書いたブログ

眼科診療をしながら気がついたこと、最近気になったことを書いてみました

目の病気-色覚異常

学校の色覚検査で異常を指摘された時には

希望者への本格的に色覚検査が実施されるようになりました。


そこで、色覚異常を指摘された方への対応について書いてみます。



●学校での色覚異常と指摘されたすべての方が色覚異常者と診断されるのか?


主に学校で行われている色覚検査は、本に書いてある数字を読んでもらい、その正誤の程度によって異常かどうかを判断する「石原式色覚検査」というものです。



しかし、正しく数字を当てられなくても色覚異常であるとは限りらないのです。


色覚異常者でなくても点で作られた数字を判別が苦手な子供もいます。


こういった子供は成長とともに読めるようになりますので、心配はありません。


さらに、ふざけてわざと間違って答える子供もいます。





●眼科ではどのような検査を行うのか?


主に眼科では次の2つのことを実施すると思います。


〆禿戞学校で行ったのと同じ検査をする

石原式色覚検査では、上述したようにすべての表が正解しなくても異常ではありません。

色覚異常者でなくても、その程度が軽ければ、正常と判定されます。


また、ふざけて誤っている子供については、正常者は5と読み、色覚異常者は2と読む表で、全く違う数字を答えれば、わざと間違って答えている可能性が考えられ、そのような子供も判別ができるのです。


学校で異常を指摘された子供でも、眼科では正常と診断されるケースがあるのです。

この検査では、色覚異常の有無がわかるのです。



学校とは異なった色覚検査を行う

パネルD-15という検査は、色覚異常の有無を調べる資格試験でも実施されることが多く、この検査では色覚異常の程度を調べます。
色覚異常が問題となる資格と色覚検査

 
このパネルD-15で異常がなければ、弱度の色覚異常で、日常生活には支障はないと診断されます。


一方、このパネルD-15で異常があれば、強度の色覚異常と診断されます。


その他にも色覚異常を診断するものがありますので、そこの眼科が有用な検査を実施されると思います。



 ●その他、眼科ですること

◎強度の色覚異常であると診断された親子には今後の注意する点、あるいは質問にお答えいたします。


主な質問とそれに対する答え


進めない職業にはどのようなものがあるのか?: 色覚異常が問題となる資格

色を扱う職業はあきらめなければいけませんか?: 一部の制限されている職種を除き、どんな職業にも就くことができます。ただし、他人異常の努力が必要になるため、その仕事への熱意やその他の能力なども含めた総合的な判断が必要です。

信号は大丈夫ですか?: 信号の位置も点灯順も定められており、色覚異常者に判断に迷うことはほとんどありません

船舶の免許は取れますか?: 船舶の操縦にはパネルD-15をパスすることが条件となっています。しかし、航行時間帯を限定した免許資格もあり、強度色覚異常でも資格取得ができることがあります



◎最後に、お母さんにも説明いたします

男の子の色覚異常者の多くは、お母さんが保因者となっているケースが多く、診断した時にはお母さんもショックを受けています。

実際には全女性の1割が色覚異常の保因者であるといわれており、色覚異常者といっても日常生活に支障はなく、備えさえあればあまり問題はないと説明し、前向きな気持ちを持っていただくように努めます。



(以上、公益社団法人 日本眼科医会 学校保健部 「色覚診療の手引き」を参考にいたしました)


その他の日常生活に関する色覚異常者のエピソードはこちら

(平成28年度から学校での色覚検査が復活しました。その背景と問題点)

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平成28年度から色覚検査が一部復活:その背景と問題点

平成26年に文部科学省から学校保健安全法の施行規制一部改正され

「平成28年度から学校での色覚検査の取り組みを積極的に進めるように」

との通知が出されました。



そこで、平成28年度から学校では 
色覚検査実施希望学年の児童生徒に「色覚希望調査票」を配布し、

希望者のみ色覚検査の実施を行うことになりました (準備の整った学校は27年度から)。


おそらく学校から、色覚希望調査表というものが家庭に配られてきて戸惑う方も多いと思いますので、今回は、その背景と問題についてQ&A形式で書いてみました。


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Q1. なぜ、2003年に小学校の色覚検査を廃止したのか?


色覚異常は遺伝的な病気で、当時、他の生徒の見ている前で実施することが多く、プライバシーの問題がさらされることになり将来の結婚などに不利が生じる可能性があった。



遺伝の病気ではあるが、早期発見したところで治るものではなく、さらに日常生活に重篤な影響の出るような問題は少ないと考えられていた。



当時、学校では、緑のチョークを使用しない、緑の黒板を使用しないなど色のバリアフリー化がすすめられ、
1993年当時の文部省は進学時調査書から色覚の項目を削除し、2001年厚生労働省は雇い入れ時の健康診断における色覚検査義務を廃止し、就職時の制限を行わないように指導して、色覚異常者が将来、ハンデを受けないような社会を構築するつもりであった。





Q2.なのになぜ今回色覚検査が復活したのか?

最初に色覚検査の実施が廃止された、1993年生まれの方が就職する年齢を迎えました。

当時、就職時の制限を行わないように指導していた文部省でしたが、電車や飛行機関係など一部の国家資格を取得する際に色覚検査が不可欠であることがわかり、美容師になってもヘアカラーの色がお客さんの好みと会わなかったり、デザイナーを志したものの他人と色の嗜好と大きく異なり、後から色覚異常者であることがわかったというケースが頻発し、せっかくついた仕事を断念するようなことも起こってきたのです。

色覚異常が問題となる資格と色覚異常でハンデとなる職業の一覧はこちら






Q3.今回の復活した色覚検査の問題点


今回の色覚検査は復活したと言っても以前のような強制ではなく、任意で行うことになっています。

「色覚希望調査票」を配布し、希望者のみを行うということです。


希望しない方は受けないのです。


おそらく家系に色覚異常者がいないと言って、色覚検査の必要がないと思って受けない方も多いかもしれません。


しかし色覚検査は劣性遺伝なのです。


お父さんが色覚異常者であってもお母さんが正常であれば、子供には色覚異常の症状は出ません。


お母さんが症状のない保因者の場合に男の子に出ます。


お父さん正常、お母さん保因者であっても、見かけ上の家族には色覚異常者はいないことになります。


もしかしたら、お母さんのお母さん、おばあちゃんも保因者である可能性もあれば、母方、父方両方のおじいちゃんおばあちゃんの世代にまでさかのぼっても見かけ上の色覚異常者はいないことになります。


さらにその上、曾おばあちゃんも保因者である可能性もあるのです。


ですから家系に色覚異常者がないからと言って、子供は色覚異常ではない。 というのは間違いです。


任意の色覚検査ではありますが、できるだけ女子も含めて全員がこの検査を受けることをお勧めいたします。


今回の通達で文部科学省は、
同時にプライバシーに配慮するようにという指示も出していますので安心して受けていただくことができます。



こんな症状があると色覚症状があるかもしれない。色覚異常者のいろいろなエピソードはこちら

学校の色覚検査で異常を指摘された時には



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学校で色覚検査を行わなくなった今、子供にこんな症状があれば色覚異常をもっている可能性があります

日本人の色覚異常者は男性4.5〜5.0%、女性0.2%と言われていますが、2003年からそれまで小学校4年生に行われていた色覚検査を中止したため、1993年生まれ以降の多くの子供たちは自分が色覚異常があることに気が付かずに成人しています。


そのため、就職試験や就職先で初めて色覚異常をがあることに気づき、就職を断念したり離職を余儀なくされることが問題となってきています。

色覚異常による職業選択への影響はこちら

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日本眼科医会は、色覚異常者に色覚に関してどのようなエピソードがあるのかをアンケート調査を実施しました

(以下、宮浦徹ほか:平成22・23年度における先天色覚異常の受信者に関する実態調査(続編).日本の眼科83:1541-1557、2012 より)。


660件の報告を受け、そのうちの162例(24.5%)が色覚異常によるエピソードなしという回答で、それ以外の方がエピソードを回答しています。


そのエピソードの主なものを紹介します。



●未就学児:

5歳男  塗り絵の時、黄緑色をオレンジに、灰色をピンク色に塗る

5歳男  お絵かきで、顔を緑色にしていた

5歳男  幼稚園の先生から赤と緑が茶色に見えていたと指摘された

5歳男  姉に色間違いを指摘され、よく喧嘩になる



●学校生活に関したもの

7歳男  「秋の葉の色」という課題で緑色を塗った

9歳男  黒板の赤いチョークの字を読み飛ばした

10歳男 教科書のカラーページで「何が描かれているかわからない」と言った

13歳男 緑の黒板の色を黒という

14歳女 美術部で緑と赤の色の間違いを指摘された

15歳男 黒板の朱色の字が読みにくく、近視のせいと思っていた

17歳男 リトマス紙のピンクと淡いブルー、地図の色が見えにくい



●日常生活に関したもの

7歳男  ビーズの色分けで、やまぶき色と黄緑を「全部黄緑」といって分けていた

7歳男  茶色の犬を緑という、ハンバーグの色を緑という

9歳男  熟した赤いトマトなのか、熟していない青(緑)なのか分からない。

10歳女 ゲーム機で、画面の色が複雑な場合や変化が早い場合は見えづらい

11歳男 ルービックキューブの色がわかりづらかった

11歳男 オリンピックの五輪の緑が赤に見える

14歳男 焼肉の時、焼けているか聞いてから食べる

17歳男 焼肉の焼け具合がわからず生肉を食べてしまうことがあった

19歳男 充電のLEDの色に赤と緑があることを知らなかった

26歳男 尿路結石による血尿に気が付かなかった



●進学・就職に関したもの

15歳男 工業高校に進学したが、入学後の検診で色覚異常を指摘され困惑

16歳男 美容専門学校を希望するもヘアカラーが区別できない

18歳男 自衛隊志望だったが、色覚異常と分かり断念した

18歳男 自動車整備業の就職試験で初めて色覚異常を指摘され驚いた



●仕事に関したもの

18歳男  福祉施設で働いているが、入所者の顔色が判別できず、また古いタオルの色間違いをする(新しいタオルはわかる)

26歳男  広告関係の仕事で(色による)ミスが続いている

34歳男  仏像の色あせなどが判断できずに困っている

38歳男  刺身の鮮度がわからず古いものを出した。肉の焼け具合もわかりにくい

55歳男  クリーニング業だが、しみ抜き作業の時のしみの色がわからない

66歳男  請求書などの伝票の色(赤、緑、青)の区別が分かりづらい





以上が色覚異常者の主なエピソードです。


もしも、お子様にこのような症状があればお近くの眼科で調べて見られてはいかがでしょうか。


自分が色覚異常があるかどうかを知ることが、将来の職業選択の上で重要な要因になります。


(平成28年度から学校での色覚検査が復活しました。その背景と問題点)

(学校から色覚異常を指摘された時の対応)

糖尿病の方は後から色覚が侵されてくることがあります(詳しくはこちら


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色覚異常(色盲・色弱)を補正する眼鏡、色識別補正レンズについてはこちら。

職種・資格による色覚検査の採用基準:学校での色覚検査が廃止されたため、1993年生まれ以降の方は自分に色覚異常があることを知らずに就職し、そのハンデに困り転職することも

1993年当時の文部省は進学時調査書から色覚の項目を削除し、2001年厚生労働省は雇い入れ時の健康診断における色覚検査義務を廃止し、就職時の制限を行わないように指導しました。

それにより色覚異常者が進学や就職時の不当に差別されることが減りましたが、2003年から各小学校で4年生に行われていた健康診断時の色覚検査の義務も全廃しましたので、1993年生まれ以降の多くの方は、色覚異常の有無を生涯調べられることはなくなりました。


色覚異常者小児の保護者へのアンケートをしてみると、半数以上がわが子の色誤認に全く気付いていないという結果があります。

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そのため、今後色覚異常があっても多くの方が色覚検査を受ける機会がなく、自分でも色覚異常があることを気が付かずに成人しているケースが増えてくると思われます。


実際に、最近になり自分が色覚異常があることを気が付いていない色覚異常者が就職後に困難を生じるケース増えているのです。


場合によっては転職を迫られるケースもあるようです


問題が生じるのは、


広告・印刷業、

映像関係、

デザイナー、

カメラマン


など厳密な色識別を必要とされる業種で、それ以外に


美容師、

服飾販売、

懐石料理の板前、

食品の鮮度を選定する業務、

救命救急士、

看護師、

サーバー監視業務、

航空鉄道関係の整備士


にも影響が出ることが予想されます。


また、そのためいったん緩和した色覚による採用基準を再び制限した職種や企業もあります。




色覚による採用基準を設けている主な職種・資格とその内容は以下の通りです。


航空機乗務員/ 色覚に異常のない者(石原色覚検査表、実際にはアノマロスコープで確認)


航空管制官/ 色覚に異常のない者(石原色覚検査表)


海技士(航海)/ 色覚強度の色弱でないこと(石原色覚検査表、パネルD-15)


小型船舶操縦士/ 夜間において船舶の灯火の色を識別できること、設備設定がなされた操縦免許では、日の出から日没までの間において航路標識の彩色を識別できると認められること


機関部船員/ 色覚と経験に応じた制限事項あり(石原色覚検査表、パネルD-15、独自の確認法)


海上保安官/ 職務追行に支障にない程度の者(石原色覚検査表、パネルD-15)


海上保安官(航空)/ 色覚に異常のない者


動力車操縦者/ 色覚に異常のない者(おおむね石原色覚検査表)


警察官/ 職務追行に支障にない程度の者(石原色覚検査表、二次検査ではおおむねパネルD-15)


皇宮護衛官/ 職務追行に支障にない程度の者(石原色覚検査表、アノマロスコープ)


入国警備官/ 職務追行に支障にない程度の者


自衛官(航空以外)/ 色盲あるいは強度の色弱でないもの(石原色覚検査表、パネルD-15)


自衛官(航空)/ 色覚に異常のない者


消防官/ 赤色、青色及び黄色の色彩の識別ができること



最近は、雇用側が職場の環境を改善を図るところもあるようですが、先天性色覚異常は治るものではないだけに、自己責任で対応しなければならないようです。


気になる方は一度眼科を受診されて色覚検査を受けてみられてはいかがでしょうか。

(以上、中村かおる:色覚異常の生活指導. 日本の眼科83:588-592,2012 を参考にいたしました)




また、色覚異常者のいろいろなエピソードを日本眼科医会が色覚異常者にアンケート調査を実施しました。

(詳しくはこちら)

(以下、宮浦徹ほか:平成22・23年度における先天色覚異常の受信者に関する実態調査(続編).日本の眼科83:1541-1557、2012 より)





その中での、就職、職業に関するものです。


●進学・就職に関したもの

15歳男 工業高校に進学したが、入学後の検診で色覚異常を指摘され困惑

16歳男 美容専門学校を希望するもヘアカラーが区別できない

18歳男 自衛隊志望だったが、色覚異常と分かり断念した

18歳男 自動車整備業の就職試験で初めて色覚異常を指摘され驚いた



●仕事に関したもの

18歳男  福祉施設で働いているが、入所者の顔色が判別できず、また古いタオルの色間違いをする(新しいタオルはわかる)

26歳男  広告関係の仕事で(色による)ミスが続いている

34歳男  仏像の色あせなどが判断できずに困っている

38歳男  刺身の鮮度がわからず古いものを出した。肉の焼け具合もわかりにくい

55歳男  クリーニング業だが、しみ抜き作業の時のしみの色がわからない

66歳男  請求書などの伝票の色(赤、緑、青)の区別が分かりづらい


(学校で色覚異常を指摘された時には)

その他の日常生活に関する色覚異常者のエピソードはこちら

(平成28年度から学校での色覚検査が復活しました。その背景と問題点)


色覚異常(色盲・色弱)を補正する眼鏡、色識別補正レンズについてはこちら。




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年をとるとどの色が見えにくくなる?  ある高齢者の色覚シュミレーションより。

日本はいまや超高齢化社会に突入しており、高齢者が全体の21%以上にもなってきていると言われてます。

 

超高齢化社会の今、高齢者に、より配慮した社会が望まれます。

 

 

そこで、今回は高齢者の色の感じ方を調べたものが眼科の雑誌に載っていましたので紹介させていただきます。

 

年をとると眼球にはどのような変化がおこってくるのか。

まず、水晶体が濁ってきます。すなわち白内障になってきます。

 

水晶体老若

左は若い方の水晶体の断面。眼球の中は暗いので、透明な水晶体は黒く映ります。

一方、右は高齢者。白内障で水晶体の断面が黄色く変化してきています。

 

 

このように黄色化した水晶体を透して見た色と、透明な水晶体を通して見た色とでは異なる見え方になることが予想されます。

 

 

また、水晶体以外の変化としては、年をとると瞳孔の大きさが小さくなってきます

そうなると網膜に届く光の量が少なくなります。

 

 

これらの加齢変化により、高齢者の色の感覚はどのように影響を受けるかということを調べています。

 

その結果、、

 

  • 高齢者の色は全体的に暗く見える。特に青色や緑色が顕著に暗くなる。

 

  • 黒背景上の青パターンは高齢者にとっては、すごく見えにくくなる配色

 

  • 逆に、白背景上の暗い青パターンは見やすい配色

 

ということがわかりました。

 

 デザイナーの方や、今、新しくサイトを立ち上げようとしている方、イラストや文字を使って説明しようと考えている方は、高齢者のことを考えているのであれば、この結果を参考にされてはいかがでしょうか。

 

 

(以上、学会トピックス 第50回 日本産業・労働・交通眼科学会:日眼会誌113:p446 2009 を参考にしました)



また、白内障のある方も交通事故率が高いと言われています(詳しくはこちら
 


 

白内障の主な原因は老化。しかし、高齢なのに白内障が強くない人もいれば、若くして手術をする人も。その違いは?



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色覚異常(色盲・色弱)を補正する眼鏡があります。 色識別補正レンズ。

色覚異常(色盲・色弱)を持っている方は、特定の色を識別することができませんでしたが、特定の色を使ったフィルターを通したレンズを通してみると、今までできなかった色が識別することができるようになります




郡山城以前、このブログにて色覚異常は治らない.

また、そのために、色を識別するようなデザイナーなどの職種には就かないほうが良いと記しました。

 

しかし、すでにお仕事につかれて、色の識別で間違えて困っている方のために、今まで識別することができなかった色を識別することのできる、色識別補助レンズという眼鏡があります。

しくみは、見えていない色のフィルターを入れてその色をより強調して明暗の差によって識別させる眼鏡です。それ以外の色の波長のところにはフィルター入れません。

ただし、その色識別補助レンズは、特定の色を見分けることを目的としたレンズで、本来の色を自然に見えるようにするレンズではありません。

残念ながら、赤色を赤色に見させるレンズではありません。

しかし、色の識別は可能になるレンズですので、仕事中に色を間違えてしまって困っているという方にお勧めです

 

●こんな症状があれば色覚異常者かもしれません⇒こちら

●糖尿病の方は徐々に色覚が低下することが⇒こちら


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色覚異常(色盲・色弱)について

2003年から、小学校での色覚検査が行われなくなりました。

ただし、自分に色覚異常があるかどうかを知っておくことは、将来の職業を選ぶ際には非常に大切になってきます。




a62cef4f.jpgよく松本眼科の外来でもお父さんが色覚異常なので、自分の子供に色覚異常が遺伝していないかが心配で受診される方がいらっしゃいます。

というのも今までは小学校4年の時に色覚検査を学校で行うことが義務づけられていました。

しかし、2003年から学校で色覚検査を行わなくなりました

そのために、自分が色覚異常のあることに気がついていない方も多くいらっしゃるのかもしれません。

では、色覚異常とはどう見えているのかというと、「色の感覚はなく白黒に見える」と思ってられるかたがいらっしゃいます。

しかし、それはまれな全色盲の場合で、多くの場合の赤緑色覚異常では、たとえば、緑の葉の中にあるちらほらある紅葉の葉がわかりにくい、黒板の緑チョークが読めない、うすくらいところでピンクの服を白と間違うなど「見分けやすさ」普通の方とは異なるようです。

残念ながら色覚異常を治す方法はありません。

ご両親で一番心配されているのが将来の職業の制限だと思います。以下のサイトに就職・資格による色覚検査の採用基準を書きました。


職種・資格による色覚による採用基準はこちら:

 

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