孤独と孤高の狭間 其処に羆

エゾヒグマをメインに、各種ヒグマ、ツキノワグマ、メガネグマ、他の熊、
時に全然 熊ではない動物の写真ブログです。

カテゴリアーカイブで熊の種類と動物園ごとに見ることもできます。

タグはすべての記事に付けてあるわけではありませんが、
ポン、ポロ、ユマなどはタグをつけてあるので抽出できます。

カメラ素人でコンパクトデジカメのオートで撮影しています。

熊好きのブログに写真が載っている という程度にご覧ください。

動物園に詳しいわけでもありませんので、細かい記述誤りを犯しがちです。

個体識別なども、誤りがあればご指摘いただければ幸いです。

いいね等々のボタンは個別ページにあります。よろしくお願いします。

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TV・報道等での使用は、すべてお断りします。

2019年8月27日撮影

カドリー・ドミニオンの今回の訪問分の〆で、ツキノワグマたちです。

本当に雨で (苦笑) ろくな写真は撮れていません。
だけど、写真の完成度は私にはあまり重要ではないので (笑)
かろうじて許せる写真を補正してお顔を並べたいと思います。

毎回同じことで この子が誰です っていう羅列なんですけど
前回から今回までの時間の分、年齢が進んでいますし
お顔がみんな違って、それだけでも結構面白いんですよね~♪

もちろん全頭の写真など撮れていませんから、撮れた個体だけです。
そして残念ながら、2018年生まれ、2019年生まれの仔グマは
ふれあい広場の写真しかないのでUPできません。悪しからず。

見どころ (?) は記事の後半です m(__)m


入園してすぐエゾヒグマのコウメがいまして
隣りがエゾヒグマのコーダ、その隣りがヒマラヤグマのチキたち、
そのとなりに2011年生まれのツキノワたちの部屋があります。
(奥側から見下ろすこともできるところです。)
ここで姿を確認したいのは
月の輪の無い ミナグロ の 「さくら」 ちゃん。
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この部屋の子たちは、以前から
イマイチ把握しきれないなー と思っていました。
でも、今回新たに覚えた子が2頭 (^^)v
双子のオス 「ナツオ」 くんと
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兄妹という紹介だけど、姉弟かもしれませんよねぇ?
メスの 「ナツミ」 ちゃん
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ナツミちゃんの月の輪は点点

ナツオくんは、このチームで1頭だけオスなのかな?
身体の大きさで分かる、という案内になっています。
ガォー!
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ヒグマたちの間を抜けて園内を進むと
成獣たちの部屋が点在しているのですが
これはもう、いまから覚えていくのは相当難しいと
“いまから” と言い始めてから5年ぐらい経ちますが (;^_^A
スタッフさんに1日付いていただきでもしないと、識別は無理と諦めました。
で、オスの成獣の部屋の誰かさん
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現在ひとり住まいの 「元太(げんた)」くん
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なぜ “現在” “ひとり住まい” なのか、
それは、この部屋がここ数年に生まれた仔グマのお父さんたちの部屋で
つまり、熊盛りのオスたちということで
揉め事が起こりがちらしいのです。
それで取り敢えず引き離しているのだそうです。
本来的に単独行動する動物だから
そういう管理には気を遣わざるを得ない・・・。

別の部屋にも割と血気盛んなお年頃のオスの面々。
7-190827joh-room
面白い話があって
喧嘩になるとスタッフが止めに入るわけなのですが
みんな人工哺育で1頭ずつ専属のお母さんに育てられた子たちなんですね、
だから、成獣になっても、お母さんに 「こら!」 と名前を呼ばれると
「やっべぇ・・・」 って顔して収まるんだと (笑)
あながち無い話ではないと思えるあたりが
可愛らしいというか、何というか (笑)

それでも、数頭が一緒に居ます。
部屋の紹介に載っている 「城(じょう)」くん。
8-190827joh
この部屋にもミナグロがいると思うんですけど
今回確認できませんでした。
突っ伏して寝て居た子もいましたから、きっと背中は見たんだと思う。

メスの成獣たちの部屋は若干広めで、大勢います。
天候がよく餌やりのお客さんが多いと全頭上に登って賑やか。
でも、この日はみんな寝ていて、見える処に居た頭数も少なかった。
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アイ という子が紹介されているけれど
これでは見つけようがありません (^^ゞ

起きていた子を、とりあえず寄りで撮っておきました。
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あとは、こぐま広場近くに、それぞれ
生まれ年と、年齢によっては雌雄を分けたチームなんですが
雨にピント合うし、カメラ濡れそうになるし、
暗いのに被写体黒いし、若いからよく動くし・・・(>_<)
撮れた子だけ、無理矢理な写真が多くなりますがご容赦願いたい。

2013年チームから 「湊(みなと)」くん
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大きいなぁ・・・6歳ともなれば立派な成獣、
いつまでも仔グマのイメージで見ないようにしなくては。

ワタシ、この子が赤ちゃんのとき、有料ふれあいで抱っこしたはず。
(毎年その年の赤ちゃんを抱っこしてますけれども。)
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格好良いおとなになりました。テカってるけど^^;

同部屋の 「たか」 くん
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この子もミナグロ。

月の輪の形は親子で遺伝して似るものではありませんが
ミナグロについては遺伝的要素があるらしいんです。
野生では西日本、中部山岳部、東北など地域的な傾向があって
西日本に多く、東北には少ない・・・と、
以前くまくま園のイベントで獣医さんから聞きました。
(と、以前も書きました。同じネタです。)

カドリーのスタートがどういうツキノワグマの集まりだったのか
詳しくは存じませぬが、そもそもが西日本産の個体でスタートしていれば
必然的に多くなったりするものなのかもね???

奥飛騨熊牧場のほうが圧倒的に頭数多いですが、
あそこでミナグロの印象は記憶にないですもんね。

ついでに言うと、くまくま園は大きな月の輪が多い気がします。

もう一頭、同部屋の 「小龍(こたつ)」 くん
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お顔も月の輪もイマイチ見えない(苦笑) 太っているのはよく分かる (笑)

2015年生まれの 「愛之助」 くんと
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双子の 「福助」 くん
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2016年生まれだけど同部屋の 「優光(ゆうひ)」 くん
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同じく2016年生まれの 「涼葉(すずは)」 ちゃん
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涼葉ちゃんと同部屋のメスたちは
2015年チームの 「千夏(ちなつ)」 ちゃん
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「夢叶(ゆめか)」 ちゃん
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UPするのを躊躇うほど失敗写真で申し訳ない 「七星(ななせ)」 ちゃん
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2017年生チームでは、「葵翔(あおと)」 くん
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葵翔くんと双子の 「恋羽(こはね)」 ちゃん
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凄まじい月の輪の 「みどり」 ちゃん
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お顔も月の輪も見えず、消去法で識別 「ともや」 くん
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何とかしてみんなを撮ろうと頑張りましたが、撮れる位置に居なかった子、
逢えなかった(?)子もいて、お顔並べも不完全、若干釈然としませんが (^^ゞ
たとえ雨でテンションの上がる個体がいたとしても
撮ったり録ったりするには、やはり雨は辛い以外の何物でもなく・・・
天候を、また次回訪問する理由にしたいと思います。


さてさて、またまた纏まった話題が最後という構成ですみません。
今のカドリーのツキノワで忘れちゃいけないのは 「めじろ」 ちゃん!
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2015年生まれだから、もう4歳かぁ。
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徐々に毛色が濃くなってきているらしいです。
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見た目でも濃いのは分かりましたが
夏毛・冬毛の加減などもあるのでどうかな、と思ったんですが
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すっかり茶色になったという話で、方向としては濃くなって来ているんでしょう。
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マズルが白いからアメリカグマみたいですね。
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この部屋には2012年以降に生まれて大きくなったメスたちが居るんだと
勝手にそう思っていまして、比較的頭数が多く、お手上げです。
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めじろちゃんも、これで黒かったら見つけ出すのは困難かもしれない。
体格も、行動も、すっかり紛れてしまうだろうと思います。
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そうですねぇ・・・目立つ分、餌をあげたがるお客さんが多いので
結構ガッチリ体型になっているような気がしないでもありません (笑)
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双子の めぐろ ちゃんは、もう探し出せませんでした。
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途中で、階段の下から顔をのぞかせた子がいました。
あれが めぐろ ちゃんだったのか?
もしかしたら未だに孤独を好む傾向があるのかな~?と
そのあとも注視して見てみたけれど
それが めぐろ ちゃんだったという確信は持てません。

櫓があるせいでお客さんも投げ易いのかな。
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よくよく見直せば、みんな体格がいいような (笑)
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隣りがエゾヒグマのセリ・カブなので
私が居た時間が長かったということもあるんですが
全体の中でこの部屋が一番活気があるんじゃないかと思います。
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目がキラキラしてる。

雨が写っています。
実際には、そうそう天候で違いなどありはしないんでしょうけれど、
雨でテンションが上がることがあるとすれば、この部屋が筆頭でしょうね。
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唯一識別に自信のあるのが、頼れる姉さん、ちひろちゃん。
の、見事なまでのポッコリお腹 (*^^*)
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熊は食べるだけ食べてあとから消化するので
餌を貰っている最中はこんなお腹です (笑)

換毛期でもないのに、ちひろちゃんは何故だか妙に痒そうででした。
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実はここにも ミナグロ がいます。
夕方、お掃除の放水を触りたくて仕方がない構ってちゃん。
高圧の放水でも怖くないんでしょうか、ねぇ?
動画の後半では、明らかに水圧を低くして構ってくれているのが分かります。

熊って放水で遊ぶのがみんな好きみたい。
人の手で育てられたから遊んでもらうのが嬉しいのかもしれないけれど。

天候が良ければ、どの部屋でも
多かれ少なかれこの部屋みたいな感じになります。
去年に続いて今年も雨で残念としか言いようがないカドリーでしたが
ブログ的に如何なものかは別として (おぃ!)
前半のお顔を並べただけの子たちも、みんな健やかに過ごしていてくれて
雨でも何でも、理屈抜きで嬉しかった、の一言に尽きます。
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秋になったら旺盛な食欲でどの部屋も活気づくはずです。
次回はもっと行動を追う見方を出来たら良いんですけどね~。
でも、私の訪問は、また来年かな。


カドリー・ドミニオンのツキノワグマの今までの記事は、こちら。
上が新しく、一番下は2014年にUPした2013年の赤ちゃんです。
   めぐろ と めじろ ~カドリー 2017夏~
   みんなの月の輪ブランコ ~カドリー 2017夏~
   月の輪ブランコ ~カドリー2016冬~
   仔グマは仔グマらしく ~カドリーの月の輪~
   こぐまの森 から おばちゃんの部屋 へ
   充実しているのは月の輪たち
   カドリーのニホンツキノワグマたち 2014春
   もうすぐ再会!

今回のカドリーは、これにてお終い。


2019年8月27日撮影

カドリー・ドミニオンのヒマラヤグマはメスだけが公開されていて
最近は2部屋に分かれて暮らしています。

かつて大勢が暮らしていた広い部屋に、今は何頭いるのやら。
確認できたのは3頭でした。
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何頭いるのか、聞けば済むことなんですが
いろいろ聞いてしまった後で、また新たに聞くと
まるで取材に来ているみたいで感じ悪いかな・・・と思ったりして (^^ゞ

律儀な雨が勤勉に降り続き、高齢の彼女たちは午前中はこんな感じ。
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午後になって雨が小降りになってから漸くお顔を拝むことができたけど
部屋の紹介プレートに名前のある 「まお」 という子がどの子なのか
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それも聞けば済むことだったんですが、まぁいいかな・・・と。

ヒマラヤグマの識別は毎回そんな感じで曖昧なままです。
3頭のうちに まお がいるのだとすれば
多分この子じゃないかな? と思うのですが
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全く違うかもしれません。
お顔上げてるのを見ることもできていないし。

もう1頭はこの子で
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3頭目は、多分、行くと必ず目を惹かれて捉えている子だと思います。
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いつも気を留めているのと同じ子だとしたら
やはり徐々に年齢が増している感があります。

雨にもへこたれずお客さんにアピール。
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とにかくインパクトの強烈さが売りのヒマラヤグマですから
気が付いた人はみんな餌をあげているようでした。
熊牧場だから、アピールした者勝ちですからね。


もう一部屋は、エゾヒグマのコーダのお隣りの小部屋です。
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何度か覗いたんですが、ずっと寝ていて。
ちょっとお顔を見せてくれた、これが 「チキ」 ちゃん
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この小部屋は2頭暮らしで
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このとき爆睡していた、これが 「のぞみ」 ちゃん
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こちらも午後になって雨が収まってきた頃に行ってみたら
コーダと反対側のお隣りのツキノワグマに餌やりしてたお客さんに反応して
のぞみちゃんが前に出てきていました。
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上手く撮れなくて若干無理な補正をしたのでテカっているのですが (;^_^A

先ほどの大部屋の毎回目を惹く姐さんはソウルフルでしたけど
のぞみちゃんはソバージュが似合うお姉さんって感じで (^-^)
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ヒマラヤグマの首周りの毛並みの豊かさは
何度見ても、どの個体を見ても圧倒されてしまうほど感動的。
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こっちがのぞみちゃんだ、という確信はあごの白斑の違いです。
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チキちゃんのあごはこんな白斑。明確に違うので見分けに有効です。
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けれど、あごが見えない場合も多いから
実際には白内障の目で分かるというのが皮肉なところで
お顔では迷う場合は目で判断してしまいます。
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紹介では片目が白内障と書いてあるけれど、両目とも白濁しているみたい。

老熊でも脚が悪くなければ動き回る個体が多いんですけど
チキちゃんが活動的ではないのは、あまり見えていないのかもしれません。
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ヒマラヤグマ同士の喧嘩はかなりエグいと聞いています。
蒸し返す必要もない話ではありますが
カドリーでは闘争で亡くなったメスもいましたよね。
いろんな理由で、チキちゃんは安心して一緒に過ごせる のぞみちゃんと
ふたりでの小部屋暮らしになったのかな、と推測しています。
熊牧場で生きてきたから、見えない目で単独では不安がるのかな?
気の合う関係 且つ 干渉しすぎない距離感なんでしょうね。
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(一応ツーショットです ↑ ギリギリというか、無理矢理ですが。)

のぞみちゃんも、相当なのんびり屋さんなんだろうなぁ。
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この月の輪の形は、以前大部屋で見た記憶があります。
うすぼんやりな記憶を手繰ると、大部屋では目立っていたような気もするけど。


雨が小止みになったころ大部屋を覗くと
先ほどの姐さんが、餌やりしたいお客さんを無視して寛いでいます。
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食欲最優先じゃないのね。
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眠かったのか、お腹一杯でいらなかったのか。
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高齢だと思って見るから、こういう姿は何となく
物寂しくも見え、逆にマイペースが喜ばしくも思え・・・。

雨が上がったころ、また通りかかって覗いてみると
数日続いた雨の止み間に安堵しているかのような姐さんが。
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賑やかだったころの大部屋を知っているせいか
はたまた、高齢だと知っているせいなのか
勝手に 「ああ、今日も一日を過ごすことができた」 と空を仰ぐ、
そういう妄想に走ってしまいがちだけど
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ま、そんなことはないのでしょう。
ただのんびりしているだけなのでしょう、多分。
そこまでの高齢でもなさそうですしね (笑)


バックヤードにはオスが2頭いて (年齢は知らない)
逢えただけでも7頭いることになるから今はそれなりです。が、
メスたちは全頭高齢、繁殖は無いようなことを伺っています。
ヒマラヤグマと、アメリカクロクマは
今いるみんなが天寿を全うしたら後続はなさそうな気がします。

かつてはマレーグマも居たそうですが、私の初訪問時にはもう居ませんでした。
コディアックとホッキョクグマは既に最後の1頭も亡くなり
グリズリーとウマグマは1頭だけというところまで来ています。
ナマケグマが居たのかどうかは存じませんが・・・
世界の熊が揃っていたカドリー・ドミニオンも
ニホンツキノワグマとエゾヒグマだけになる日は遠くないのかもしれません。
(今の園長が熊に力を入れているようには見えませんし。)

元気でね。
毎日を大切に、健やかに過ごしてね。
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~余談~
記事のカテゴリーはヒマラヤグマですが
記事としてUPする予定の無いアメリカクロクマを。
お母さん熊の 「ウラン」
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息子の力也と、娘のメアリーは識別できていません。
多分 「メアリー」 で
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多分 「力也」
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3頭とも年齢は知りません。
徐々に頭数が減って
お父さん熊の 「アトム」 が亡くなった今は3頭暮らしです。


更新済みのエゾヒグマは、こちら
   コウメの周り ~カドリー 2019夏~
   若くなくてもヒグマはヒグマ ~カドリー 2019夏~


2019年8月27日撮影

カドリー・ドミニオンのエゾヒグマ、大部屋・小部屋の面々を。
雨を避けながらで、行動を追うことはできずお顔の写真ばかりですが。

UP済みのコウメ、コーダ、シオン、あゆむ、セリ、カブはこちら
  コウメの周り ~カドリー 2019夏~


グリズリーの富次子さんの部屋にいた、ちょっとボロボロ感のあるこのご婦人
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毛色が見てのとおりなので、富次子さんなの? と思ったけれど
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同じお部屋にもう一頭いるし、何だか違う???
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そういう時はスタッフさんに聞くに限るということで
「あの・・・富次子さんのところに居る2頭はエゾヒグマですか???」
なんだか不審な聞き方をしてしまいましたが (^^ゞ
それが、大部屋で小競り合いがあって怪我をした2頭を隔離しているそうで
もう大丈夫なのでそろそろ元の広い部屋に戻そうかと思っている、と言うのです。
そうか、エゾヒグマなのか・・・ボロボロに見えるのは怪我の痕か・・・
4-190827lady-small room

・・・は、いいけど!! 「ふ、富次子さんは?!?!」 って
不審極まりなかったかもしれない (^^;)
富次子さんは元気で、おとなしくバックヤードに居るという。
怪我をした2頭の居場所が無くて、富次子さんの部屋を借りているそうです。
富次子さんはとても素直な性格で
中に入って欲しいと頼むとスーッと入ってくれるんですって。
そして、出せ!と騒いだりもしないんだそうで
スタッフさん曰く
 「僕たち、困るとすぐに富次子に甘えてしまうんです。
  富次子には助けられてる。悪いな、とは思うんだけど。」
嗚呼、良かった。
富次子さんに何か有って部屋が空いたんじゃなくて、良かった。
高齢だから、まさか!と思ってしまったよぉ・・・。

富次子さんは、いま日本にいる1頭きりのグリズリーのはず (多分)。
会えないタイミングに行ってしまったアンラッキーには凹みますが
プールが大部屋よりも深いので
怪我療養中のこのご婦人は、なんだか満喫しているように見えました (笑)
5-190827lady-small room
2頭とも愛称は特に無いとのことでした。
カドリーは不思議なところで
決まった愛称が無く飼育さんが独自の名前で呼んでいる個体が多いようです。


雨を理由にしてばかりで情けないのですが
本当に撮るに撮れず、熊たちも高齢なので動きも少なく、
全頭のお顔を捉えるのも難しかったです。
(雨にピントが合ってしまったり、死角で雨宿りしていたり。)
それでも絶対に近影を記録しておきたかった レッド氏
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若い頃の喧嘩でお耳がドラえもん状態なこの漢は
老いたオス3頭(?)の小部屋で、今でも順位の高さを保っているようでした。

隣りの部屋はメスの小部屋。
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「ほんまん」 という名の個体が居るはずなんですが、分かりません。

以前は「お母さんたちの部屋」と紹介されていた部屋で
もっと頭数多くいるんです。でも、写真撮れるところに居たのは3頭でした。
年齢は、高齢の域の集まりだと思います。
陽気が良ければ活発に餌もらいアピールをする面々だと知っているので
今回のジッとしている様子は少し物足りなかった、かな。
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有人の餌売り場は、かつて「ヘビー級の部屋」と言われたところの前にあります。
以前は賑やかだったこの部屋に、今暮らしているのは2頭。
「力丸」と
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「ごんべえ (またの名を ブー太郎)」
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2頭だけになってしまって寂しくなりましたね、なんて
世間話な感じでいろいろ伺いました。
11-190827bootaroh-rikimaru

単刀直入に
ツキノワは毎年仔グマが生まれているのに
ヒグマのペアリングはやらないんですか? とか。

ご回答は、ヒグマは獣舎が足りないから、というものでした。
ツキノワは多頭を一緒にしても上手くいくからいいが
ヒグマは同居させられる頭数が少なすぎる、という意味らしい。

高齢化が進み、どの部屋もかつて居たより少ない頭数しか居ません。
若いツキノワなどはチーム替えや合流をしてメンバーが変わっているのを
私も行く都度に見て気付いていますが
ヒグマは、成獣になってから新たに同居させるのは困難なので
増やしたくても容易には取り組めないみたいです。

産める年齢のメスもいなくなっていきますね、と言ったら
「候補のペアはあるんですけどね、
 生まれて30年の生涯を責任持つことを考えると
 今の獣舎の状態では難しいというか。
 徐々に、ツキノワが中心になっていくのかもしれないですね」

そう言われて
 「九州では絶滅してしまったツキノワが賑やかに暮らす施設が
  熊本にあるということには価値があると思います」
と、お話しするのが精一杯でした。

既に、かつて飼育していたコディアックはいなくなり
ウマグマ1頭、グリズリー1頭も年老いています。
ヒマラヤグマの繁殖も計画は無さそうです。

ヒグマの熊牧場を見たければ登別に行けばいい・・・よね。

そう考えると、のぼりべつクマ牧場とサホロベア・マウウンテン、そして
昭和新山熊牧場のオスのエゾヒグマの多頭同居の 技術 は
「すげぇな!」 の一言に尽きる気がします。

個人的には、今いる中で見応え充分なのは 力丸 が筆頭かな。
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ブー太郎のほうがおとなしい気がしないでもなく
このふたりの力関係は力丸のほうが上なのではなかろうか。
(これはブー太郎)
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「一昨日、ナズナちゃんに逢って来たんですよ」
なんて話もして、平川の話になって
話題が転んで最近の多摩動物園のつらい事故の話にもなって
「僕たちは猛獣相手ですから他人ごとではないんです。
 ただ、こいつらは (力丸たちを見ながら)
 自分のほうが人間より強いことを知っていますから。
 人間なんて取るに足らない、相手にする価値もないって思ってますから
 襲ってくるようなことは無いでしょうけど
 抱きついてくることはあるかも (笑)」

ちょうど、力丸が可愛らしい状態になっていたときで (笑)
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飼育さんの口調や表情が優しくて
大切に思うから容易には増やせない、というお話が心に沁みました。
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メスの大部屋は高齢化のスピードが増しているように感じます。
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あまり遊んでいなかったのは雨のせいもあるだろうと思うんです。
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雨でテンションが上がるような若い熊はいないので。
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お客さんが餌やりを始めると自己主張激しく活気づきますが
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私が初めてカドリーに行った2014年を思い浮かべると
動きの鈍い個体が随分増えたと感じざるを得ないような・・・。

この部屋のメスたちを、私は識別できていないので
個体を追って健在ぶりを確認するということができないのも
そんなふうに感じてしまう良くない原因かもしれません。
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この子が目立っていました。
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毛並み・毛艶を見ても、相対的に比較的若いほうなんでしょうか。
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でも、写っていないんですけど、歯並びは高齢感ありました (;^_^A
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テカってますけど、この子も若いほうっぽい?
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識別できてなくて雑然としつつも、撮った子たちを並べてみる・・・。
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午後になるともう眠そうなだったり (笑)
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そうかと思えば、お客さんをジッと待っている子もいます。
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あなたは眠くないの?

寝顔の数々・・・
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カドリーは当然コンクリートの地面。
けれど、岩で高低差がたくさんあるのは良いですよね。
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寝るにしても熊らしい寝姿勢でいられるんじゃないか? と思ったりして。
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午後に眠くなっている子が多いことも高齢感なんですが
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行き倒れスタイルで寝ている子はいなかった、と思います、多分。
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行き倒れスタイルより突っ伏して寝てくれるほうが
見るのに安心感があるのは私だけ? (笑)

遊ぶ姿が無くても寝姿がこれほど面白ければ、これはこれで楽しい。
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僅かな刺激ですぐ起きる、
それは 「凄く」 が付くほど地味なことだけど
そういう熊らしいことを見ると嬉しくなるというもの。(私だけ?)
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この子は寝ていなくて
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それに気づいて正面に回ってみたところ
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なんと、数秒ごとに姿勢が変わっていくという (笑)
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お顔は寝てるふうなんですよねぇ (笑)
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もしかして、その擬木に四肢を掛けることに無理があるんじゃ?
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でも本熊は、ああでもない、こうでもないと
座りの良い置き処を模索し続けていました。
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この子は途切れたお客さんがまたやって来るのを、多分、待っている様子。
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寝ているのかと思いきや
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しっかり目を開いて、退屈なのかな?
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寝てしまいたいけど、餌くれるお客さん来るかもしれないし・・・
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お客さん来るかもしれないけど、寝てしまいたいなぁ・・・
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ずっと見ている私が投げないから。ゴメンよ。
(この部屋は頭数が多いので、投げるのを控えてしまうことが多いんです。)


取り留めもない。
何だかんだ言って
これだけまとまった頭数のエゾヒグマに逢えるのだから
雨でも、高齢でも、やはりカドリーは私にとって楽しいところ。
最近は行きたいところが多くなって、すぐに再訪とはいかないけれど
秋とか春とか、熊たちの活動量が多い季節に
また行こうと思います。

巨体のオスじゃなくメスでも
こんなふうに頭を低くしてロックオンされると
やっぱり、カッコイイなぁ~♪
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ヒマラヤグマ、ツキノワグマの更新は改めて。
アメリカグマはマトモな写真が撮れていないのでUPできない見込みです。


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