2019年8月27日撮影

平川・熊本市の流れでカドリー・ドミニオンに行ってきました。
勤勉に降る雨に溜息つきつつ。
けれど、熊たちに逢えば 「来て良かった」 と思う・・・。


入園して一番最初にお顔の見えるメスの 「コウメ」(15歳)の処で
早速にガッツリ脚止めを食らいます。
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朝ごはんは天井から舞い降りる~
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立ち上がって追加を催促しているポッコリお腹

雨で写真もドンヨリ暗めですが、コウメの美しい霜降りはキラキラです。
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ひとり住まいの檻で、お隣りは幼馴染のオスの 「コーダ」(15歳)
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この形の白斑がウマグマを連想させると毎回思います。

でもコーダはウマグマではなくエゾヒグマ。
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同居させた時も遊ぶばかりで男女の中にはならなかったという仲良しだけど
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だからと言って通年同居ってわけにもいかないのが、ままならない話で
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別々の檻だけど、人工哺育同士で分かり合うところがあるのでしょう。
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以前も書きましたが、ふたりは赤ちゃんのころには
今ツキノワグマでやっている ふれあい広場 で活躍したらしく
ヒトとの関わりが強すぎたことが
その後の人生(熊生)に大きく影響したしたことは間違いありません。

コウメは故じょうじ とのお見合いが上手くいって出産した一方で
コーダと、シオンも大部屋に入ることなく暮らしています。
今まで私はシオンが同い年だと気が付いていませんでしたが
3頭とも2004年生まれなんですね。
つまり、3頭ともヒトの近くで成長した・・・。
ツキノワグマと違って、人工哺育だと他の熊たちとの多頭暮らしが難しくなる、
っていうことなんじゃないかと思います。
本来なら単独行動の動物だから、どっちが熊らしいのか混乱しますけど (笑)

そのメスの 「シオン」(15歳)は
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TV番組の企画でタレントに世話をされていた経歴をもつ、
オスの 「あゆむ」(7歳) と以前から、今でも変わらず同居中。
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あゆむ は他の熊とは全くダメだと以前聞きました。
シオンとは仲が良くて、歳の差雌雄相撲も見られます。
そうなると変な気を回したくなりますよね。
でも、以前質問したら、あゆむは去勢しているんだそうです。
(この話は以前の更新でも記載しています。)

飼育下で生まれて飼育下で生きていくのだから猛々しい必要はないけれど
優しすぎる彼らのことは気に掛かり、毎回見ている時間が長くなってしまう。

コーダは大きくて容姿が格好良く、人気があります。
だけど、こんな、マヌケすぎるウトウト顔がむしろコーダらしい (*^-^*)
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こういう子は一般的な動物園で1頭飼育のほうが幸せなのかもね。
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折れているのか、曲がっているのか、抜けたのに癒着しているのか
右下の歯が下唇に張り付いているのはそのままっぽい。
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くまくま園のタケオも同じで凄く不思議、どうなってるんだろう?
檻を齧ったりした圧力で曲がって生えて伸びたんじゃ? という
可能性を最近思い浮かべました。あくまでも想像、よく分からない。

コウメは三つ子を産み育てただけのことはあって
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コーダやシオンと比べると熊っぽい雰囲気がプンプン匂います。
(・・・って、変なこと言ってるかな、私? (^^; )
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容姿は凄く可愛らしいおとなの女性。
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平川動物公園へお引越しした娘のナズナちゃんは
最近ますますコウメにそっくり。
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毛色はコウメの霜降りと、故じょうじ の赤毛がイイ感じにミックスに!
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夏だから細身なのはそうなんですが、冬でも極端な真ん丸にはならないようで
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その体型の特徴も、コウメ、コーダ、シオン、あゆむ の共通点なのじゃないか。
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単なる偶然かもしれないけれど。
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コウメは、成長したナズナを遠ざけるという母熊らしい行動もできて
熊らしさという意味で一歩リードしていることになるのかな?
身籠る前まで一緒に居た仲良しの暮らす大部屋で、他の熊たちとの同居も
いつか合流することもあり得る・・・と、いうんだけど
この檻での暮らしも長いし、きっとこのままだろうと、そんな気もします。
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・・・って。身籠る前まで一緒に居た仲良しっていうのは
人工哺育じゃなかったんだろうか? どうなんだろう?!

なんかね、コーダと良いコンビなので、今のままで良いのかもしれませんね。
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コーダの、コウメと反対側のお隣りにはヒマラヤグマが2頭います。
そっちも気になるコーダ。ヒグマじゃないのが居るんだしね。
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ヒマラヤグマは、更新を改めてUPします。

きらきらコーダ
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次回は、青空のもと、檻に寄り掛かってお客さんを眺めるコーダを
お喋り気分で、のんびり、じっくり、私は私で眺めて過ごしたい・・・


さて、コウメの三つ子のうち、オスの2頭
セリとカブを忘れてはいけません (^^)v
「セリ」 5歳と
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「カブ」 5歳
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このふたりは相変わらず。
仲が良いとか悪いとかじゃなく、一緒に生きているっていう感じです。
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食欲旺盛でねー、若いから。
スタッフさん曰く 「与えれば際限なく食べる」 (笑)
だから、餌もらいアピールをしていない姿を見るためには
朝一番の、お客さんが入り始めたことに気が付いてしまう前、
餌ちょうだいスイッチが入る前に、そ~ぉっと覗き込まないといけません。
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雨の中、朝風呂中のセリ
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大人っぽくなったなぁ・・・と感慨にふける私を
見てますね、「あ。お客さん来た」 って気づきましたね (^^;)
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セリが上がろうとして
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カブも 「ん?」 とこちらに気付く。
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カブもスイッチ入りましたね (^_^;)
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このあとは夕方までずっと、どんなに気配を殺して覗いても
必ず気付いて 「餌持ってきたんだろな?」 です。
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雨はテンションを左右しないらしい (笑)
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おとなしくもなかったし、興奮もしていなかったと思います。
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行動の観察らしいことができたのは、全体の中で、このセリ・カブだけ。
(他の熊たちはお顔撮るだけで終わっちゃったに等しいというか・・・。)
以前から傾向はありましたが、セリのほうが前に出ます。
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ここは高い塀に囲まれたところを見下ろす状態なのですが
立ち上がって前脚を突いて見上げるのは専らセリで
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その姿はまるで、以前この獣舎の住人 (住熊) だった、
亡くなったウマグマの涼くんのデジャヴュのようです。
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カブは後に構えていることが多いのですが
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それが控えめだとか、セリのほうが強いとか、そういうことではなさそう。
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何と言っても、前に居るとおやつ落とすしかないのが
後ろに居れば投げてあげられるから、後ろのほうが良席だと思うんだな。
ま、熊的には前に出るほうが強いんでしょうけど
本気でやりあって勝敗が付いているとは思えない、且つ
カブのほうが弱いという印象は全く受けません。
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セリ、真剣!
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夏場は餌やりのメニューにトマトがあって
小さいペレットやパンより、トマトのほうが美味しかろうと思うから
トマト大量買いして散財です、もう (笑)
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居合わせたヒトたちに 「上手いね」 などと言われながら
口元にたくさんトマトを投げて、たくさん食べてくれましたが
ひとりで行っているのでその写真はありませーん。
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のぼりべつの鮭とばもいいけど
トマトは大きさや重さも投げ易く、何より熊たちの身体に良い (^^)v

お客さんがふたりの真ん中に投げてしまっても争うことなく
取れなかったほうはすぐにお顔を上げて次をせがみます。
喧嘩するより新しいの貰ったほうがいいって身に付いている?
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セリのお顔は間違いなく父熊じょうじ似。
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コウメの金髪を引き継いでいない毛色。
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カブは、セリよりはコウメの要素があるような。
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カブは金色、セリは赤毛と、紹介文にも書かれていて
5歳でしょ、ここまで来たらこのまま個性が分かれていくのかな。
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ただ、この先おとなになっても仲良くいられるものなんでしょうか。
以前は疑っていなかったのが、最近少し気になり始めました。
くまくま園のイチロー・ゴローが仲良くなくなったのを見ているから。
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熊なんだからずっと仲良く一緒に居られなくても仕方がないんです。
営業的な都合や思惑には沿わないとしても、そんなことより
モリモリ食べて、大柄な体長・体高に見合う太い胴回りになって
高齢化の進むカドリーのヒグマたちを牽引して欲しい。
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カブには数頭を束ねるボス熊になってほしい。
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セリには子を設けて じょうじ の血統・毛色を残してほしい。
(年上のメスしかいないけど・・・。)
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セリ・カブ・ナズナを立派に育てたコウメ、
檻が入出園口に近いので、帰りも一番最後にお顔を見ることになります。
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人工哺育の優しいヒグマもみんな個性的で命は等しく輝いているけれど
コウメが成し遂げたように、これからも自然哺育でヒグマが増えたらいいなぁ。


メスの大部屋・いくつかの小部屋のヒグマたちと、
ツキノワグマたち、ヒマラヤグマたちを順次更新予定です。
雨で写真は充実していませんが (^^ゞ