2019年8月27日撮影

カドリー・ドミニオンのエゾヒグマ、大部屋・小部屋の面々を。
雨を避けながらで、行動を追うことはできずお顔の写真ばかりですが。

UP済みのコウメ、コーダ、シオン、あゆむ、セリ、カブはこちら
  コウメの周り ~カドリー 2019夏~


グリズリーの富次子さんの部屋にいた、ちょっとボロボロ感のあるこのご婦人
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毛色が見てのとおりなので、富次子さんなの? と思ったけれど
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同じお部屋にもう一頭いるし、何だか違う???
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そういう時はスタッフさんに聞くに限るということで
「あの・・・富次子さんのところに居る2頭はエゾヒグマですか???」
なんだか不審な聞き方をしてしまいましたが (^^ゞ
それが、大部屋で小競り合いがあって怪我をした2頭を隔離しているそうで
もう大丈夫なのでそろそろ元の広い部屋に戻そうかと思っている、と言うのです。
そうか、エゾヒグマなのか・・・ボロボロに見えるのは怪我の痕か・・・
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・・・は、いいけど!! 「ふ、富次子さんは?!?!」 って
不審極まりなかったかもしれない (^^;)
富次子さんは元気で、おとなしくバックヤードに居るという。
怪我をした2頭の居場所が無くて、富次子さんの部屋を借りているそうです。
富次子さんはとても素直な性格で
中に入って欲しいと頼むとスーッと入ってくれるんですって。
そして、出せ!と騒いだりもしないんだそうで
スタッフさん曰く
 「僕たち、困るとすぐに富次子に甘えてしまうんです。
  富次子には助けられてる。悪いな、とは思うんだけど。」
嗚呼、良かった。
富次子さんに何か有って部屋が空いたんじゃなくて、良かった。
高齢だから、まさか!と思ってしまったよぉ・・・。

富次子さんは、いま日本にいる1頭きりのグリズリーのはず (多分)。
会えないタイミングに行ってしまったアンラッキーには凹みますが
プールが大部屋よりも深いので
怪我療養中のこのご婦人は、なんだか満喫しているように見えました (笑)
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2頭とも愛称は特に無いとのことでした。
カドリーは不思議なところで
決まった愛称が無く飼育さんが独自の名前で呼んでいる個体が多いようです。


雨を理由にしてばかりで情けないのですが
本当に撮るに撮れず、熊たちも高齢なので動きも少なく、
全頭のお顔を捉えるのも難しかったです。
(雨にピントが合ってしまったり、死角で雨宿りしていたり。)
それでも絶対に近影を記録しておきたかった レッド氏
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若い頃の喧嘩でお耳がドラえもん状態なこの漢は
老いたオス3頭(?)の小部屋で、今でも順位の高さを保っているようでした。

隣りの部屋はメスの小部屋。
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「ほんまん」 という名の個体が居るはずなんですが、分かりません。

以前は「お母さんたちの部屋」と紹介されていた部屋で
もっと頭数多くいるんです。でも、写真撮れるところに居たのは3頭でした。
年齢は、高齢の域の集まりだと思います。
陽気が良ければ活発に餌もらいアピールをする面々だと知っているので
今回のジッとしている様子は少し物足りなかった、かな。
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有人の餌売り場は、かつて「ヘビー級の部屋」と言われたところの前にあります。
以前は賑やかだったこの部屋に、今暮らしているのは2頭。
「力丸」と
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「ごんべえ (またの名を ブー太郎)」
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2頭だけになってしまって寂しくなりましたね、なんて
世間話な感じでいろいろ伺いました。
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単刀直入に
ツキノワは毎年仔グマが生まれているのに
ヒグマのペアリングはやらないんですか? とか。

ご回答は、ヒグマは獣舎が足りないから、というものでした。
ツキノワは多頭を一緒にしても上手くいくからいいが
ヒグマは同居させられる頭数が少なすぎる、という意味らしい。

高齢化が進み、どの部屋もかつて居たより少ない頭数しか居ません。
若いツキノワなどはチーム替えや合流をしてメンバーが変わっているのを
私も行く都度に見て気付いていますが
ヒグマは、成獣になってから新たに同居させるのは困難なので
増やしたくても容易には取り組めないみたいです。

産める年齢のメスもいなくなっていきますね、と言ったら
「候補のペアはあるんですけどね、
 生まれて30年の生涯を責任持つことを考えると
 今の獣舎の状態では難しいというか。
 徐々に、ツキノワが中心になっていくのかもしれないですね」

そう言われて
 「九州では絶滅してしまったツキノワが賑やかに暮らす施設が
  熊本にあるということには価値があると思います」
と、お話しするのが精一杯でした。

既に、かつて飼育していたコディアックはいなくなり
ウマグマ1頭、グリズリー1頭も年老いています。
ヒマラヤグマの繁殖も計画は無さそうです。

ヒグマの熊牧場を見たければ登別に行けばいい・・・よね。

そう考えると、のぼりべつクマ牧場とサホロベア・マウウンテン、そして
昭和新山熊牧場のオスのエゾヒグマの多頭同居の 技術 は
「すげぇな!」 の一言に尽きる気がします。

個人的には、今いる中で見応え充分なのは 力丸 が筆頭かな。
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ブー太郎のほうがおとなしい気がしないでもなく
このふたりの力関係は力丸のほうが上なのではなかろうか。
(これはブー太郎)
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「一昨日、ナズナちゃんに逢って来たんですよ」
なんて話もして、平川の話になって
話題が転んで最近の多摩動物園のつらい事故の話にもなって
「僕たちは猛獣相手ですから他人ごとではないんです。
 ただ、こいつらは (力丸たちを見ながら)
 自分のほうが人間より強いことを知っていますから。
 人間なんて取るに足らない、相手にする価値もないって思ってますから
 襲ってくるようなことは無いでしょうけど
 抱きついてくることはあるかも (笑)」

ちょうど、力丸が可愛らしい状態になっていたときで (笑)
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飼育さんの口調や表情が優しくて
大切に思うから容易には増やせない、というお話が心に沁みました。
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メスの大部屋は高齢化のスピードが増しているように感じます。
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あまり遊んでいなかったのは雨のせいもあるだろうと思うんです。
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雨でテンションが上がるような若い熊はいないので。
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お客さんが餌やりを始めると自己主張激しく活気づきますが
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私が初めてカドリーに行った2014年を思い浮かべると
動きの鈍い個体が随分増えたと感じざるを得ないような・・・。

この部屋のメスたちを、私は識別できていないので
個体を追って健在ぶりを確認するということができないのも
そんなふうに感じてしまう良くない原因かもしれません。
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この子が目立っていました。
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毛並み・毛艶を見ても、相対的に比較的若いほうなんでしょうか。
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でも、写っていないんですけど、歯並びは高齢感ありました (;^_^A
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テカってますけど、この子も若いほうっぽい?
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識別できてなくて雑然としつつも、撮った子たちを並べてみる・・・。
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午後になるともう眠そうなだったり (笑)
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そうかと思えば、お客さんをジッと待っている子もいます。
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あなたは眠くないの?

寝顔の数々・・・
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カドリーは当然コンクリートの地面。
けれど、岩で高低差がたくさんあるのは良いですよね。
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寝るにしても熊らしい寝姿勢でいられるんじゃないか? と思ったりして。
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午後に眠くなっている子が多いことも高齢感なんですが
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行き倒れスタイルで寝ている子はいなかった、と思います、多分。
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行き倒れスタイルより突っ伏して寝てくれるほうが
見るのに安心感があるのは私だけ? (笑)

遊ぶ姿が無くても寝姿がこれほど面白ければ、これはこれで楽しい。
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僅かな刺激ですぐ起きる、
それは 「凄く」 が付くほど地味なことだけど
そういう熊らしいことを見ると嬉しくなるというもの。(私だけ?)
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この子は寝ていなくて
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それに気づいて正面に回ってみたところ
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なんと、数秒ごとに姿勢が変わっていくという (笑)
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お顔は寝てるふうなんですよねぇ (笑)
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もしかして、その擬木に四肢を掛けることに無理があるんじゃ?
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でも本熊は、ああでもない、こうでもないと
座りの良い置き処を模索し続けていました。
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この子は途切れたお客さんがまたやって来るのを、多分、待っている様子。
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寝ているのかと思いきや
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しっかり目を開いて、退屈なのかな?
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寝てしまいたいけど、餌くれるお客さん来るかもしれないし・・・
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お客さん来るかもしれないけど、寝てしまいたいなぁ・・・
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ずっと見ている私が投げないから。ゴメンよ。
(この部屋は頭数が多いので、投げるのを控えてしまうことが多いんです。)


取り留めもない。
何だかんだ言って
これだけまとまった頭数のエゾヒグマに逢えるのだから
雨でも、高齢でも、やはりカドリーは私にとって楽しいところ。
最近は行きたいところが多くなって、すぐに再訪とはいかないけれど
秋とか春とか、熊たちの活動量が多い季節に
また行こうと思います。

巨体のオスじゃなくメスでも
こんなふうに頭を低くしてロックオンされると
やっぱり、カッコイイなぁ~♪
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ヒマラヤグマ、ツキノワグマの更新は改めて。
アメリカグマはマトモな写真が撮れていないのでUPできない見込みです。