クリティカルエイジ
December 13, 2010
英語は逆から学べ! ~英会話トレーニング編~最新の脳科学でわかった!短期集中英会話上達レッスン
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苫米地英人
フォレスト出版
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しつこいくらい、苫米地本の書評です。
数日以内に、この本を手放さなければならなくなったので、今日のうちに書評を書いておこうと思い立って(フォトリしながら)、書いています。
たいていの苫米地本には、CDが付属していて、この本も右に同じです。
CDに含まれているのは、ネイティブスピーカーによって発話されている会話文です。それらを使って、チューニング、シャドウイングなどの訓練をせよ、というわけです。
CDの内容はiTunesに落としたので、訓練は後々やるとして…。
先に書評を。
言語学者のチョムスキーの名が出てきたところで、急にこの本に親しみがわいてきました。生成文法理論など、私の学生時代の専門分野がさらっと、この本で触れられていたからです。
当時、勉強していたSyntax、Semanticsなど、いまの仕事とは何の関連もありませんが、まさかこれらの言葉にまた出会えるとは思ってもいませんでした。これこそ、多読の習慣がついたおかげです。
少々、脇道にそれましたが、生成文法理論とは、どんな言語であっても、人間には習得する能力を持っており、それは普遍文法が生まれつき備わっているからである、という考えです。ですから、英語だろうとアラビア語だろうと、それが母語でなくても、習得する能力は誰もが持っているのだから、英語のセンスがないから英語ができない、なんていうのは通じないということになるわけです。
付属のCDを使った訓練をすれば、街中で傍の人の日本語の会話が、英語に聞こえてきたり、夢を英語で見るようになったりする、とあります。
逆に言えば、そのような現象になったら、英語脳になりつつあるということになるわけで、私もそんな状況になったことがたまにありましたが、ここ最近しばらくそんなことはないので、日本語脳に戻ってしまったようです。
CDですが、1番目のトラックのみ聴いてみました。
音声がダブルバイノーラルマイクで録音したとあるように、確かに、普通の英語音声とは違います。大いにアレンジされたような感じですが、このアレンジが臨場感を生み出し、実際の会話に近い状態になっているのだとか。左右のスピーカーから、ランダムに交互に聞こえてきます。
違うアレンジの方法だと思いますが、先日書評を書いた「聴くだけ!クラシック音楽で脳が目覚める」に付属していたCDを聴いているような気分になってきました。
毎日聴くCDリストに追加し、耳を慣らしていこうと思っています。
ちなみに、Face to faceのコミュニケーションのための訓練には、効果大かも、と思いましたが、電話とかTOEICのリスニング対策にはなるのかな、と疑問がわいてきました。電話もTOEICも単音だと思うので。
<自分用メモ>
チョムスキー
クリティカルエイジ
シャドウイング
ホルマント周波数