2012年03月31日

マリオ・アンドレッティ:アメリカGPは必要だが、F1の原点はヨーロッパ

以下は、The F1 Times記事のまとめです。

F1ワールドチャンピオンのマリオ・アンドレッティは、米国で少なくとも1つのグランプリを開催することは重要だと考えているが、F1の原点であるヨーロッパも忘れてはならないと指摘している。

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マリオ・アンドレッティは、F1グランプリを米国で開催することが重要であるのと同時に、F1の世界的な人気が高まっている中で、米国側もF1開催を求めていると語っている。

「米国でしっかりとした基盤の上にF1を開催する必要があるが、米国としてもF1開催は必要なことだ。テキサス州オースティンサーキット・オブ・ジ・アメリカズおよび2013年から開催が決まっているニュージャージーでのグランプリという史上初の米国での2つのF1開催が予定されている状況は、実にすばらしいことだ」(マリオ・アンドレッティ)

マリオ・アンドレッティはさらに、次のように語っている。

F1に対する需要は供給が追いつかないくらいだ。世界各国の政府がサーキット建設のために資金を投入しており、民間では政府の勢いに対抗しきれない状況も時に生まれている。F1は世界規模のモータースポーツであり、そのブランド価値はこれまでもずっと高いレベルを維持しているが、この10年から15年の間に次の段階に移行している」

アジア、中東、米国へと新しい開催地域を拡大するのは良いが、F1発祥の原点であるヨーロッパを忘れてはいけない、とマリオ・アンドレッティは警告している。新しい市場が次々と開拓されている中で、ヨーロッパでのグランプリ開催が全20戦中わずか8戦と減少しており、2013年にはさらに7戦へと減らされるものと見られている。

F1の原点であるヨーロッパから離れてはいけない。もちろん、中国、マレーシアとアジアに拡大していくことは問題ないが、バーニー・エクレストン氏がヨーロッパこそF1の伝統の地であるという点を忘れないでほしいと願うばかりだ」(マリオ・アンドレッティ)

Source: The F1 Times

  
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バーレーンGPの土壇場中止に備えるチーム

以下は、Yallaf1.com記事のまとめです。

ドイツの『アウトモーター・ウント・スポルト』誌の報道によると、420日から22日に予定されているシーズン第4バーレーンGPが土壇場になって中止された場合に備えて、各チームは直前の第3戦中国GPが開催される日曜日にも代替計画を実行に移すことができるように準備を進めているという。

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今週、F1の最高責任者であるバーニー・エクレストンと各チームの代表がロンドンでグランプリの主催者であるバーレーン・インターナショナル・サーキットの職員と会談し、中止されるのではないかという憶測が根強く残っている中でもグランプリを開催する意向を表明している。

しかし、同誌の報道では、もし土壇場になってバーレーンでのグランプリ開催が中止になった場合には、例えば、チームの貨物を上海からバーレーンではなく、ドバイ経由でヨーロッパに送るというような形で、事態に対応する準備ができていると報じられている。

また、グランプリの中止によりバーレーンに向かわない場合に備えて、チームスタッフの渡航先の変更のための搭乗券の予約も既に行われているという。

しかし、メルセデスのミハエル・シューマッハは、バーレーンへの渡航について何も心配していないと語っている。

「ハッキリ言って、何も心配してはいない。僕たちドライバーの立場から言えば、グランプリの主催者側があらゆる状況を見越して、準備を整えてくれるだろうから、全てが十分に手配されていると思う。何も問題ないと確信している」

Source: Yallaf1.com

  
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2012年03月30日

予定通り開催される見込みのバーレーンGP

以下は、Yallaf1.com記事のまとめです。

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F1の最高責任者であるバーニー・エクレストンと各チームの代表が、水曜日にシーズン第4バーレーンGPの主催者と話し合いを行い、来月20日から22日に予定されている現地でのグランプリ開催の決定を強く支持する姿勢を示した。

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レッドブル代表のクリスチャン・ホーナー、マクラーレン代表のマーティン・ウィットマーシュ、メルセデスCEOのニック・フライ、ウィリアムズ代表のフランク・ウィリアムズおよびエクレストン氏の5者が、グランプリの主催者であるバーレーン・インターナショナル・サーキットの職員および同国の英国大使主催のメディアを対象とした昼食会に参加した。

タイヤ・サプライヤーであるピレリおよびF1の統括機関であるFIAもこの昼食会の参加者に含まれているが、人権活動家は現地でのグランプリの中止を求めている。

昨年のグランプリは、現地での民主化デモによる政情不安により中止になったが、エクレストン氏は今年は開催できると確信している。しかし、現地では毎日抗議デモが続いており、昨年の6月以来少なくとも33人の死者が出ている。

エクレストン氏は、次のように語っている。

「人々は事態についてよく理解できていないにもかかわらず、不確かな内容を語っているのだ。『現地でのグランプリは開催されないんですよね?』と聞かれたことがあるが、私はその質問に対して、『どうしてそんなことが言えるのか?』と聞き返した。すると、彼らは『そういう報道を見たり、読んだり、聞いたりしているからだ』と答えたが、そんなことは全くのナンセンスだ」

また、エクレストン氏は、F1開催による収益という商業面での重要性について質問されると、そんなカネのことは全く関係ないとした上で、次のように答えている。

「バーレーンという新しい土地でグランプリ開催を始めた現地の主催者たちの思い切った勇断はすばらしいものだった。それだけの話だ。彼らが望む限り、我々は現地に乗り込みたい」

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さらに、グランプリの開催が予定されている422日は現地の反政府デモが明らかに行われるだろうと見られている中でも、エクレストン氏は治安に問題はないと考えている。

「グランプリ開催に必要な措置は全て講じられると確信している。いや、必ずしも必要ないかもしれない。これまで現地の治安について心配したことはないし、なぜ今になって心配する必要があるのか、理由がわからない」(バーニー・エクレストン)

バーレーン・インターナショナル・サーキットのザイド・ラシード・アルザヤニ会長は、グランプリは通常のビジネスとして行われると語っており、現地で暴力が燃え上がり、グランプリが台無しになってしまうかもしれないという指摘について、一笑に付している。

「私はニューヨークで2回も金品を強奪されたことがあるが、それでもニューヨークに行くことはやめていない。私の弟もロンドンのハロッズで金品を強奪されたことがある。ナイフを突きつけられて、ローレックスを盗まれたのだ。しかし、彼は年に10回はロンドンを訪れている。こういうことはどこでも起こりえる。しかし、バーレーンではそんなことはないと思っている。今のところ、現地でそんなことは起こっていない。外国人が襲撃されるような事件は起こっていない。英国人が指を切り落とされたという暴行事件はあったが、これはあくまでも例外的なケースだ」(ザイド・ラシード・アルザヤニ会長)

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2012年03月29日

リソース制限協定を巡る会議に欠席するレッドブル

以下は、The F1 Times記事のまとめです。

F1チームのうち5チームが、木曜日にパリで開かれるリソース制限協定に関する会議に出席し、FIAとの間で議論を展開することになっている。フェラーリマクラーレンメルセデスウィリアムズマルシャ5チームは会議に出席する予定だが、同協定に最も強く反対しているチームの1つであるレッドブルは欠席となる。

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リソース制限協定はF1におけるコストを削減するためにつくられた枠組みであり、既に年間で数億万ポンド単位かかっていたコストを数百万ポンドのレベルまで下げる効果を発揮している。その中でも、フェラーリは2011年シーズンに16,600万ポンド(26,400万ドル)という巨額の予算を使っており、F1チームの中で最大のコストを必要としている。

レッドブルは、このリソース制限協定について必要のないものだと考えており、これまでずっとこの議論のメンバーには含まれていない。このリソース制限協定の下では、FIAが各チームに対して、現行の紳士協定の内容ではなくコスト制限を課すことになっている。

レッドブル代表のクリスチャン・ホーナーは、次のように発言したと報じられている。

「レッドブルがF1におけるコスト制限枠以下で活動していることは、はっきりさせておかなければならない。コスト削減を履行していく上でリソース制限協定が適切な方法なのかどうかという点について、我々は疑問視している。FIAがリソース制限協定を管理するように要請した書簡を読んだが、我々はこれについて間違った方法だと考えている。我々は、F1におけるコスト制限の重要性については強く認識しており、無駄な予算は必要ないと考えている。しかし、もっと良い方法はいくらでもある。時間と人員の配分に応じたリソース制限に対して、競技規約および技術規約に規定を設けるという方法も考えられる」

レッドブルがリソース制限協定に強い反対の姿勢を示している中で、レッドブルには何か隠しておきたいことがあるのではないかという憶測が生まれているが、クリスチャン・ホーナーはそんなことは決してないと強く否定している。

一方、マクラーレン代表であり、FOTA会長でもあるマーティン・ウィットマーシュは、クリスチャン・ホーナーの考えに理解を示しているが、予算を無制限に使える余裕のないチームの将来を保障するためには、さらなる方策が必要だという見方を示している。

「あらゆる状況を理解している、とホーナーは言っている。実際、現在のところ、生き残りをかけて苦戦しているチームもあることは誰もがわかっていることである。それ故に、我々にはまだ十分な対策を講じることができていないのであり、さらなる努力が必要なのだ」(マーティン・ウィットマーシュ)

Source: The F1 Times

  
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2012年03月28日

メルセデスのDRSについて語るロス・ブラウン

以下は、Grandprix.com記事のまとめです。

メルセデスのチーム代表であるロス・ブラウンは、論争を巻き起こしているDRS作動によるFダクト型のデバイスについて弁護する姿勢を示している。このデバイスは、先週末のシーズン第2マレーシアGPで白熱した議論のテーマとなったが、抗議は逃れることができた。

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ロス・ブラウンはこのデバイスについて、次のように語っている。

「我々はこのデバイスをDRSと呼んでいる。つまり、ドラッグ抑制システムだ。それがこのデバイスの全てだ。レギュレーションには、DRSの目的はオーバーテイクを促すことだと明記されているが、我々が意図しているのはまさにそれだ」

ロス・ブラウンはまた、そのようなデバイスの開発を進めないという約束を盛り込んだ紳士協定に違反してはいないとして、次のように述べている。

「私は今はもうどのテクニカル・ワーキンググループの議長も務めている身ではないし、そのようなデバイスを使用しないことを謳った紳士協定を意識することもない。自分が承知していない紳士協定に違反するわけがないと思っている」

さらに、ロス・ブラウンは、全てのチームが程度の差こそあれ、DRSの開発を行っていると述べている。

「スピード・トラップに注目すればわかる通り、我々に限らず他のチームも明らかに異なる方法を使ってタイムを上げている。DRSについて考慮すべき点は、リアウィングのフラップを認められた範囲で開くと、ストレートでのスピードが約時速5キロは増すということだ。しかし、メルセデスの場合にはその効果は時速20キロに達しているが、なぜだと思うか? その理由は、マシンに搭載されたあらゆるシステムがフラップの動きに合わせて作動するように最適化されているからだ。その時には、位置を低くしたリアウィングの動きが止まり、ディフューザーも止まるのだ。この小さなフラップを装着したマシンを見ていると、フラップが動いている時、気流がその後部を通っていくのがわかるだろう。今のメルセデスのシステムでは、大きなメインプレーンと小さなフラップを使った方式になっているが、2年前には、大きなフラップと大きなメインプレーンという方式だった。その場合、ウィングのフラップが動くと、メインプレーンの動きが止まるようになっていた。というのも、この方式では周りの気流を維持することができなかったからだ。そのために、大きなドラッグを失っていた。しかし、現在はラジエターの出口をリアウィングの前に持ってきているため、DRSを作動させた時、ボディワークとラジエターを通して気流を変えることができるようになっている。こういう方法で、我々はDRSを大いに活用しているのだ。『そんなことを考えたこともなく、そういうやり方はあまり好きではない』という考え方は間違っている。我々は、最大限の効果を生み出すために、あらゆるものを最大限に活用している。レギュレーションにそういうことが謳われているのだ。DRSの目的はオーバーテイクを促すことであり、それこそ我々が目指しているものだ」

Source: Grandprix.com

  
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2012年03月27日

アダム・パーがウィリアムズの会長を辞任

以下は、英紙『ガーディアン』の記事のまとめです。

アダム・パーが今週末、ウィリアムズの会長を辞任するという驚きのニュースがF1界を駆け巡った。アダム・パーは、チームの創設者であり代表でもあるフランク・ウィリアムズの後継者の1人と目されていた。

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フランク・ウィリアムズは今月初めに取締役を辞任しながらも、チーム代表の地位に留まる意向を発表しており、娘のクレアが41日からチームに加わることになっている。フランク・ウィリアムズは今回のアダム・パーの辞任について、次のように語っている。

「アダムは調和の取れたライフスタイルを求めて、我々との良好な関係の下に会長を辞任することになった。彼と彼の家族のこれからの人生に敬意を表したい」

一方、アダム・パー本人は、次のように語っている。

「フランクにはこの5年間ウィリアムズで行動を共にする機会をくれたことにとても感謝している。この5年間は私にとって、挑戦に満ちたものであったと同時に、実り多いものでもあった。ウィリアムズはこれから前進する途上にあり、チームの全員の健闘を祈っている」

チーム運営の現場の多くを取り仕切ってきたアダム・パーは、F1の最高責任者であるバーニー・エクレストンとチームの首脳陣の数人との間で神経をすり減らす関係にあったが、これからも現場をさらに牽引していくものと考えられていた。

フランク・ウィリアムズは今年の初めに、次のように語っていた。

「たとえどんな理由で私が職務を遂行することができないことがあろうと、アダムがその穴を埋めてくれることだろう。彼はレーサーではないが、今日のような商業的な側面が重視される時代には、強みを発揮することができる。アダムは財政面での決定を下す能力に長けており、費用対効果の計算が得意だ。また、F1の会議でも手腕を発揮することができる」

アダム・パーはチームのパフォーマンスが急落し、新しい技術陣が組織される中で、ウィリアムズの大変革をいくつも統括してきた。そんな中で、先週末の第2マレーシアGPでブルーノ・セナが6位入賞を果たし、チームとして今シーズンの初ポイントを獲得した直後の辞任発表だ。

ウィリアムズの発表では、アダム・パーは、世界最大の酒造メーカーであるディアジオの元CFOであるニック・ローズと共に330日付でチームを去ることになっているという。

フランク・ウィリアムズはアダム・パーの活躍ぶりについて、次のように語っている。

「アダムには2006年の終わりにチーム運営に手を貸してほしいと依頼した。この5年間にアダムが成し遂げてくれた業績は私の期待を上回るものであり、彼の偉業には心から感謝している」

古豪ウィリアムズは昨シーズン、19戦中で獲得ポイントがわずか5ポイントとチーム創設以来最悪の1年を送った。これまでチームとして113勝の実績があるが、2004年を最後に勝利から遠ざかっており、ドライバーズ・チャンピオンシップ制覇は1997年のジャック・ビルヌーブが最後となっている。

Source: The Guardian

  
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2012年03月26日

F1マレーシアGPのレースレポート

以下は、英国BBC記事のまとめです。

セパン・インターナショナル・サーキットで行われたF12戦マレーシアGP決勝で、フェラーリのフェルナンド・アロンソが雨に見舞われた波乱のレースを制し、劇的な勝利を飾った。アロンソに次いでザウバーのセルジオ・ペレスが2位を獲得した。

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今シーズンのここまでのフェラーリは、ドライ・コンディションでは戦闘力を発揮することができていないが、アロンソは激しい雨の中、レース序盤での一時中断を挟んでウェット・コンディションの中でレース再開となった段階で、リードを稼いだ。ペレスはレース終盤でアロンソを追走していたが、ワイドにふくらむシーンが見られ、そのまま2位に終わった。

さらに、マクラーレンのルイス・ハミルトンが3位表彰台を獲得し、レッドブルのマーク・ウェバーが4位、ロータスのキミ・ライコネンが5位という順だった。

レース開始後6周目で早くも激しい雨に見舞われ、一時中断となったレースが再開された時に、アロンソは7秒のリードを築いた。しかし、コース上が乾いてくるにしたがって、ペレスがアロンソとの差をほぼゼロに近いところまで縮める走りを見せた。ところが、アロンソはペレスよりも1周早くドライ用のスリックタイヤに履き替えた後、再び7秒のリードを稼いだのだった。

アロンソがミディアムを選択したのに対して、ペレスはハードを選び、10周でアロンソとの差をなくし、残り周回7周という50周目の始めの時点でアロンソのすぐ後ろを追走していた。しかし、ペレスがアロンソを捕らえることができるかと思われたその瞬間、痛恨のミスを犯してしまったのだ。ペレスはターン14の縁石に乗り上げ、ワイドにふくらみ、アロンソとのタイム差が5秒まで広がってしまった。

ペレスは再びその差を縮めようと迫ったが、アロンソがそのままポジションを守り抜き、通算28勝目を挙げた。この勝利記録は、ミハエル・シューマッハアラン・プロストアイルトン・セナナイジェル・マンセルに次ぐ記録だ。

この日の勝利でドライバーズ・チャンピオンシップで2位のハミルトン(30点)との差を5ポイントとしたアロンソ(35点)は、次のように語っている。

「前戦のメルボルンでもセパンでも、チームとして戦闘力に欠けていた。できる限りのポイントを獲得することを目標としていたけど、実際にその目標を達成することができた。信じられない結果で、チームとしてすばらしいパフォーマンスを発揮することができた。持てる可能性を最大限に引き出して、雲行きが怪しいレース開始の時点ではインターミディエイトで出走し、途中からドライに履き替えるという冷静な対応をすることができた。今日の勝利はチームが力を発揮できたことの賜物だと思う。今はチームにとって厳しい状況が続いているけど、今日のことは忘れない」

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2012年03月25日

セパンでも続くマクラーレンのフロントロー独占

以下は、英国BBC記事のまとめです。

セパン・インターナショナル・サーキットで行われたF12戦マレーシアGP予選で、マクラーレンのルイス・ハミルトンが開幕戦のオーストラリアに続いて2回目のポールを獲得し、チームメイトのジェンソン・バトンも2番手を押さえ、ここでもマクラーレンのフロントロー独占劇が見られた。

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ポールのハミルトンは2番手バトンに対して0.149秒差をつけ、続く3番手にはメルセデスのミハエル・シューマッハが入った。

一方、レッドブル勢はマーク・ウェバーが4番手を獲得し、チームメイトのセバスチャン・ベッテルはそれに後れること6番手だった。ベッテルは決勝を考えてハードを選択していた。

ロータスのキミ・ライコネンは、前戦のオーストラリアGP決勝でギアボックスを破損し交換の必要が生じたため、5グリッドの降格処分を受けることが決定しており、予選で獲得した5番手のポジションから10番グリッドまで下げられる。

ハミルトンは前戦のオーストラリアの時と同じパターンで、今回も予選の最初で出したタイムが最速ラップだった。

「ここまでは順調にきている。でも、ポールが必ずしもベストなポジションと言えるかどうかはわからない。セパンはターン1までの距離が長いからね。レース戦略の選択肢がたくさんある。カギになるのはタイヤを労わった走りをすることだ。決勝に向けて、前戦のオーストラリアよりも良いポジションに入ることができればいいと思うし、決勝が楽しみだ」(ルイス・ハミルトン)

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チームメイトのバトンは、次のように語っている。

「予選Q3でルイスはいきなりすごいラップタイムを叩き出した。僕のタイムももう少しというところまでいったけどね。メルセデスもミハエルが3番手に入ったし、スタートのターン1で面白い展開になるだろうね」

メルセデスのポールが期待されていたが、惜しくもそうはならず、シューマッハの3番手という結果だったが、シューマッハ自身はチームとして成し得る最大限の結果だと語っている。一方、チームメイトのニコ・ロズベルグは予選で8番手と出遅れ、1つ前にはロータスのロマン・グロージャンがいる。

今回の予選3番手はシューマッハにとって、2010年の復帰以来最高のグリッドポジション獲得となる。

レッドブル代表のクリスチャン・ホーナーは、今回の予選ペースは上位を争うには不十分なものだったことを認めており、ベッテルに関して異なるレース戦略を採る決定を下したと語っている。

「その戦略で上手くいってくれればいいと思う。ハードタイヤの方がわずかに耐久性に優れている。これは通常とは異なるレース戦略だ」(クリスチャン・ホーナー)

この日はフェラーリにとっては、開幕からの苦戦が依然として続く状況だったが、予選でトップ10に入ることができなかった前戦と比べて、パフォーマンスは向上している。フェルナンド・アロンソがザウバーのセルジオ・ペレスの前で9番手に入ったが、チームメイトのフェリペ・マッサは12番手に沈んだ。

とはいうものの、メルボルンで精彩を欠いたパフォーマンスを見せたマッサだが、新しいマシンを与えられ、パフォーマンスは大きく向上している。メルボルンでは1秒差だったタイムが、予選Q2でアロンソとのタイム差を0.352秒まで縮めてきている。

アロンソは予選Q31回しかアタックしなかったが、KERSに問題を抱えていたと語っている。

「その問題で予選順位に影響が出たとは思わないが、ポールとのタイム差が現実になったのは確実だと思う」(フェルナンド・アロンソ)

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2012年03月24日

セパンのコース上とコース外

以下は、The F1 Times記事のまとめです。

F1の最高責任者であるバーニー・エクレストンは、F1参戦チームとの間で交わされるコンコルド協定の新しい契約内容がマレーシアで合意されたことを発表した。

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詳細は明らかにされていないが、エクレストン氏の発表では、大部分のチームとの間で合意が成立したことが明らかになっており、同氏はその中の具体的なチーム名としてフェラーリマクラーレンレッドブル3チームを挙げている。

「フェラーリ、マクラーレン、レッドブルを含めた現在のF1チームの大部分との間で、今年いっぱいで現行のコンコルド協定が失効した後も参戦を継続するという条件について商業上の合意に達することができた」(バーニー・エクレストン)

フェラーリとレッドブルの2チームについては、F1参戦チームの連合組織であるFOTAに対するそれぞれの立場を考慮して好意的な条件が与えられたのではないかという憶測が飛び交っていた。両チームとも昨年の12月に、FOTA脱退している。

以下は、同じくThe F1 Times記事のまとめです。

土曜日の午前中に発生した火災によって、ロータスセパンのピットレーンに設置されたホスピタリティ・ユニットが破壊されたことで、別の場所への移動を余儀なくされる事態となった。

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キミ・ライコネンとロマン・グロージャンの個室からレーシングスーツとブーツを含めたいくつかのものをチームとしてなんとか安全に運び出すことができたが、ライコネンのヘルメットの1つは火災による被害を受けた。

キッチン・エリアも使うことができなくなってしまったため、チームは次のような声明を発表した。

「今日の火災によって被害を受け、煙の臭いが漂う施設に出入りする人たちには、どうかお許し願いたい。キッチンが使えなくなってしまったため、多くのチームスタッフがしばらくの間空腹を強いられるかもしれない」

この影響により、チームのマーケティングおよびホスピタリティ部門は、パドック端のマルシャの隣の予備のユニットに移された。

しかし、エンジニアリング・クルーはピット施設内の別の建物の中にいるため、コース上の作業には火災の影響は出ていない。

Source: The F1 Times

以下は、英紙『ガーディアン』の記事のまとめです。

ロータスがギアボックスを交換しなければならなくなったため、キミ・ライコネンがマレーシアGPの決勝で5グリッドの降格ペナルティを受けることになった。

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F1のルールでは、ドライバーに対して5戦続けて同じギアボックスを使用することが義務づけられており、臨時のギアボックス交換に関しては5グリッドの降格処分が適用される。

チームは金曜日のフリープラクティスの後、「今夜はキミのマシンの作業に当たっているクルーの作業がもう少し続くことになる。ギアボックスに問題が発生し、交換中」とツイッターで発表した。

2回目のフリープラクティスでライコネンのKERSに問題が発生し、ギアボックスの交換が最優先課題として浮上した。チームメイトのロマン・グロージャンも、午前中のセッションでマシンのリアに問題が発生している。

Source: The Guardian

  
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2012年03月23日

高温多湿のマレーシアに向けたルノーのエンジン調整

以下は、Yallaf1.com記事のまとめです。

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2012F1シーズンの開幕戦オーストラリアGPからわずか5日後、ルノー・スポールF1のクルーは、今週末の第2戦マレーシアGPに向けて既に作業を始めている。しかし、第2戦の舞台となるセパン・インターナショナル・サーキットの課題は先週のアルバート・パークとは好対照を成している。

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前回のアルバート・パークが週末の初めにはグリップが弱く、公道を利用したコースであるのに対して、セパンはパーマネントなコースだ。また、メルボルンの気候がほぼヨーロッパと同じように、時々太陽が顔を出し、涼しいそよ風が吹き、にわか雨に見舞われるのに対して、セパンは熱帯性の気候だ。つまり、高温多湿で、突然豪雨に見舞われる可能性を秘めているのだ。

ルノー・スポールF1のサーキット担当責任者であるレミ・タファン氏は、セパンに向けたエンジン設定について、次のように語っている。

「基本的に、冬の間にダイナモでエンジンをテストし、セパンで実際のシミュレーションを行い、エンジンに関する情報のほとんどを収集する。セパンの高い湿度に対するエンジンの耐久性を測るための状況を再現し、ダイナモを使って、セパンの気温、湿度、気圧の中における全ての状況を実験してみるのだ。また、パワーユニットをセパンの気候に適応できるように、環境に合わせて調整する。湿度の高い環境で主な問題となるのがドライバビリティで、エンジンの設定方法を変える必要がある。ボディワークを通してエンジンの温度を調節することによって、エンジンへの負担を軽減できる」

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レミ・タファン氏は、マレーシアでは、エンジンの起動温度が自然状態のいかなるものをもはるかに超えるため、実際の作業上の観点からはほとんど違いがないということを認めている。

「我々はエンジンに関して、同じ起動温度を維持することを目指している。具体的には、水に対しては120度から130度に、オイルに対しては110度から120度という具合だ。この条件を満たすためには、マシンの冷却装置に流れる空気の温度を取り除く必要がある。これに関して、エンジンの観点からは何も変わらないはずだ。また、空気の温度や湿度も考慮しない」(レミ・タファン氏)

こういうことを考慮すると、マレーシアGPに向けた準備において、ルノーおよびそのパートナーにとって、エンジンの冷却が大きな焦点になるのは当然だ。

レミ・タファン氏はさらに、次のように述べている。

「エンジン冷却の必要性が高いほど、ダウンフォースが低くなる。というのも、より効率性の低い方法で、マシンの効率性の低い場所から空気を取り出す必要が出てくるからだ。より高い温度でエンジンを起動させることができることによって、マシンのスピードをより高めることができる。というのも、ボディワークを緊密な状態に維持し、空力およびダウンフォースにプラスの効果をもたらすことができるからだ。そこがルノーRS27エンジンに関して満足のいく出来と言えるパラメーターの1つだ。我々は、信頼性に問題なく、パフォーマンスダウンもなく高い温度を出すことができ、そのことによって各チームが、エンジンへの空気の整流を促すための通常の排気弁を設置することなく、非常に鋭角的ないわゆる『コーラの瓶』を装着したマシンのリアをデザインするための領域を高めることができるようになるのだ」

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このような信頼性はマシンの走行距離を重ねることでしか得ることはできず、RS27エンジンは冬の間にダイナモを用いて相当な走行距離を稼いでいる。

「我々は通常、冬の間に2回の耐久テストを行い、約3,000kmの走行距離を重ねている。ただ、これはセパンだけに限った話ではなく、エンジンの耐久性を測るためのテスト全般に関する話だ。しかし、ダイナモを用いて行うテスト距離3,000kmのうちの3分の1、つまり、1,000kmに関しては特に特別な測定装置を使ってセパンでテストを行っており、問題なくエンジンが起動するかどうかを実験している。これを冬の間に2回行って、シーズン第2戦のマレーシアGPに合わせて多くのデータを収集し、実際のグランプリで問題なく自信を持って使うことができるようにしているのだ」(レミ・タファン氏)

それ故に、特徴のあるコースに合わせてRS27エンジンのパワーユニットの特徴的なパラメーターが使われることになる。当然、この特別なレースにルノーが新しいエンジンを提供することができると考えて間違いない。

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