2012年03月23日

マレーシアのDRSゾーンは1ヶ所

以下は、The F1 Times記事のまとめです。

シーズン第2マレーシアGPDRSゾーンは、昨シーズンと同様、スタート/フィニッシュラインのストレートの1ヶ所だけに設置されることになっている。

このDRSゾーンの距離は700 mにわたっており、計測地点はターン15の入り口に、システム作動地点は長いヘアピンの出口にそれぞれ設置される。

FIAが昨シーズンと同じ1ヶ所のDRSゾーンを選んだ理由は、この方法が、オーバーテイクを簡単にし過ぎることなく、絶好のチャンスを生むのに最も適していると考えられるためだ。

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Source: The F1 Times

  
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2012年03月22日

F1の将来とシンガポールの政府系ファンド

以下は、Yallaf1.com記事のまとめです。

東南アジアの都市国家であり、ナイトレースが行われるF1の開催地でもあるシンガポールが、F1の将来を支える計画の中心となる可能性が出てきた。

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スカイ・ニュース」の報道によると、シンガポールの政府系投資ファンドであるテマセク・ホールディングスに対して、F1の商業権を掌握している英国の投資ファンドであるCVCキャピタル・パートナーズF1買収の提案を持ちかけているという。F1株式がシンガポール証券取引所(SGX上場される可能性もあるという噂も流れている。

F1の最高責任者であるバーニー・エクレストンは昨年11月、CVCとしてはF1株式を売却するよりもシンガポール証券取引所に上場する方が得策だろうと認めている。

これに関して、SGX側はコメントしていないが、ある女性広報官はAFPに対して、「個別の組織との取引について公的にコメントするのは当社の慣行とはなっていない」と述べている。

Source: Yallaf1.com

  
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ミカ・サロが鈴鹿でF1マシンに試乗

以下は、Yallaf1.com記事のまとめです。

かつてフェラーリザウバートヨタに在籍した経験のあるミカ・サロが、2002年に引退してからのF1技術の著しい進歩に対する驚きを隠せないでいる。

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ミカ・サロは先週末、鈴鹿で開催された「フェラーリ・レーシング・デイズ鈴鹿2012」のゲスト・ドライバーとして参戦し、最新のF1マシンのデモ走行を披露した。

この試乗したマシンの感触について、ミカ・サロは次のように語っている。

「パワーには驚かなかったが、グリップが信じられないくらいのレベルだった。コーナーで6速か7速でどんなに激しくプッシュしても、自然の法則とは全くと言っていいほど反対の動きをしていた。もう少し慣れるまでにはもっと何日もかかっていただろう。今すぐにレースに復帰するとしたら、絶対に無理だというのが正直な感想だ。また、今の肉体的な状態も十分じゃない。実際にマシンに乗った後、首と手が痛くて、空港でカバンを運ぶのもやっとという感じだ」

Source: Yallaf1.com

  
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2012年03月21日

マレーシアに向けて意気込むシューマッハ

以下は、The F1 Times記事のまとめです。

先週末のメルボルンでの開幕戦で思うような結果を出すことができなかったメルセデスだが、次回のシーズン第2マレーシアGPに向けて士気を上げている。

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決勝の結果は、メルセデスの真の実力を反映するものではなかった。ミハエル・シューマッハ、ニコ・ロズベルグとも予選ではそれぞれ4番手、7番手を獲得したものの、決勝ではシューマッハはギアボックス・トラブルでレース序盤で早くも姿を消し、ロズベルグはポイント獲得圏内を逃すという結果に終わった。

前戦メルボルンでマクラーレンに次ぐ2番目のトップスピードを記録したメルセデスにとって、マレーシアGPの舞台となるセパン・インターナショナル・サーキットはまさに持ってこいのコースだろう。長いストレートがいくつもあるセパンについて、シューマッハはメルセデスにとっていい結果が期待できるという意気込みとともに、次のように語っている。

「メルボルンでは残念な結果だったが、次戦のマレーシアには大いに期待している。メルボルンの戦いを通して、僕たちのマシンが勝負に絡んでいけるだけの戦闘力があることがわかった。もちろん、アルバート・パークでの結果がチームの本当の実力を反映したものではないことはかわっているけれど、マシンについては、これからのシーズンを戦っていく上で良い感触だった。セパンは、各チームの相対的な力関係を知るための最初の手掛かりになるから、面白いレースになるだろう。スピードの差が激しい低速コーナーと高速コーナーが入り交じるセパンは、自分の実力を測る上で絶好のコースになる。だから、マレーシアは常にドライバーにとってもエンジニアにとっても面白い戦いになり、ドライバーとマシンの両方にとって挑戦的なサーキットだ。レースが楽しみだ」

Source: The F1 Times

  
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2012年03月20日

メルセデスの技術に対するクリスチャン・ホーナーの見方

以下は、英紙『ガーディアン』の記事のまとめです。

レッドブル代表のクリスチャン・ホーナーがFIAのレース・ディレクターであるチャーリー・ホワイティングに対して、今シーズンの最新技術に関する混乱を解消して明確にするように要求している。

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先週末の開幕戦オーストラリアGPF1パドックでは、メルセデスの革新的なDRS作動によるFダクト型のデバイスを巡って懸念が渦巻いていた。このリアウィングのシステムは、DRSを閉じている状態ではマシンに干渉することはないと見られているが、DRSを開けた状態ではストレートスピードを増すための機能を発揮する。

チャーリー・ホワイティングはこのデバイスについて、「完全にパッシブ」なものであり、レギュレーション違反ではないと断言しているが、クリスチャン・ホーナーやロータスのエリック・ブーリエなど数人のチーム代表はそこまではっきりと断言できるものなのかどうか判断に窮している。ドライバーがレギュレーションに従ってDRSを作動させる場合、DRSが開いている状態の時だけに作動する補助システムは、ドライバーの操作によって作動させるものであると考えることができ、そういう観点から考えた時にはレギュレーション違反に当たる。クリスチャン・ホーナーは、今週末の第2マレーシアGPまでにこの問題が解決されることを望みながら、次のように語っている。

「メルセデスのリアウィングについては、いくつか解釈が分かれていると思う。先週末、チャーリーと話し合った結果、チームとして抗議しないことに決めた。この問題について、我々よりもさらに強く問題意識を持っているチームも他にあったが、ドライバーによる操作に関係しているのはスイッチだと考えることもでき、とにかくはっきりさせてもらいたいと思っている。ドライバーはボタン操作によってスイッチを入れるという意味で、ドライバー自身が操作しているわけであり、それはレギュレーション違反だ。これから5日間で議論が行われることになると思う。曖昧な部分があるため、もっと明確にしてほしいという要求を出している。全チームが急いで改良に走り、莫大な開発資金を投入する前の段階で解決する必要がある。もしそれが賢明な策として認められれば問題ないが、現時点では曖昧な部分が残っているようだ」

しかし、レッドブルのカリスマ的なマシンデザイナーであるエイドリアン・ニューウェイは、新しいテクノロジーを駆使してライバルチームのマシンを上回るデザインを生み出すことで知られているだけに、クリスチャン・ホーナーはメルセデスのイノベーションを問題視するだけにとどまるのではなく、高く評価もしている。

「これはよく出来たシステムであり、メルセデスには脱帽する。しかし、我々にとって最も重要なのは、これでいいのだろうかということだ。こういう類のシステムについて腹立たしく思う点の1つとして、来年は間違いなく禁止されることになるだろうということだ。ただ、全チームが後追いして、この技術を採り入れるとしたらどうだろうか? そうした場合、間違いなく相当なコストがかかるだろう。上位チームはこの開発に注目するだろうが、小規模チームにとっては、導入するには過剰なコストがかかってしまうかもしれない」(クリスチャン・ホーナー)

Source: The Guardian

  
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2012年03月19日

新しい開催地の開拓で増大するF1収益

以下は、Yallaf1.com記事のまとめです。

先週金曜日に発表された報告書によると、米国ロシアで新たにグランプリが開催されることによって、F1の商業権収入が約50%増大し、2015年には29億ドルに達することが明らかになった。F1の商業面の情報を網羅した報告書であるFormula Moneyでは、現在の年間全20戦の収益が、初めて20億ドルの大台に乗ると報告されている。

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F1の商業権を掌握している英国の投資ファンドであるCVCキャピタル・パートナーズは、F1の最高責任者であるバーニー・エクレストンの管理下にある組織であり、エクレストン氏は40年間にわたってF1の商業的な発展を主導してきた。しかし、ここへきてCVCF1の株式を売却する計画を立てているのではないかという憶測が飛び交っている。

昨年、メディア王ルパート・マードックのニューズ・コーポレーションとイタリアの投資会社であるエクソールF1共同買収に興味を示す動きを見せたが、この動きは現在のところ立ち消えになった状態だ。

英国の衛星放送BSkyBが初めてF1の放映権を獲得したが、グランプリの主催者が支払う開催権料が今シーズンの主要な収益源としてテレビを抜くだろうと考えられる、とFormula Moneyは報告している。

2012年に関しては、報告書にはグランプリ開催権料が約7億ドル、テレビ放映権収益が約6億ドル、スポンサーシップおよびトラックサイド広告収益が4億ドルと記載されている。さらに、コーポレート・ホスピタリティから2億ドルの収益が生まれ、その他の商品販売分野からの収益が1億ドルという内訳になっている。

この報告の収益額は、公式の数字を入手するのが難しく、スポンサーシップ契約の内容も公開されていないF1の様々な情報源からのデータに基づいて試算されたものだ。CVCはこの報告書の内容についてコメントするのを拒否している。

今シーズンは、2007年を最後にF1カレンダーから姿を消していたアメリカGPが復活し、11月の第19戦としてテキサス州オースティンを舞台に開催されることになっている。さらに、2013年からはニュージャージーでのグランプリ開催も決まっている。

昨シーズンはインドでもグランプリが初開催され、2014年からはロシアもF1カレンダーに加わる予定となっている。エクレストン氏は、F1の開催地について、ヨーロッパ中心から急速な経済発展を遂げている振興市場への転換を図ろうとしている。

各チームは現在、今年いっぱいで失効するコンコルド協定の延長を巡って交渉を進めているところだ。コンコルド協定は、商業権を掌握しているエクレストン氏とチーム側が交わす機密の契約である。チームは、報奨金という形で商業権保有者の利益の50%を受け取ることになっていると考えられている。報告書によれば、チーム側が受け取る報奨金および追加の支払い額は2010年の合計65,800万ドルから2014年には12億ドルと2倍になるとされている。

イタリアの大手自動車会社フィアットを親会社に持ち、F1界で最大のブランドを誇るフェラーリは、参戦に対して年間の合計額を一括して受け取っているが、一方で新しいチームは参戦の最初の段階で少額の支払いを受けるという形になっている。

報告書に記載された算定額から計算すると、2015年にはチームが受け取る収益の合計が14億ドルとなり、チャンピオンシップを獲得したチームには18,500万ドルが支払われるということになる。昨シーズンのチャンピオンシップ王者であるレッドブルは、1200万ドルを獲得している。

Source: Yallaf1.com

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F1オーストラリアGPのレースレポート

以下は、英国BBC記事のまとめです。

メルボルンのアルバート・パーク・サーキットで行われた2012F1オーストラリアGP決勝で、マクラーレンのジェンソン・バトンがレースを制し、チームメイトのルイス・ハミルトンも3位表彰台を獲得した。

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ポールスタートのハミルトンに続く2番グリッドからのスタートだったバトンは、1コーナーでハミルトンをパスし、そのままリードを広げて優勝した。ハミルトンは、セーフティカー出動によるアンラッキーな中断の後、レッドブルのセバスチャン・ベッテルに2位の座を奪われたのだった。ベッテルはそのままリードを守り切り2位でフィニッシュした。ベッテルのチームメイトであるマーク・ウェバーは4位でフィニッシュし、フェラーリのフェルナンド・アロンソが12番グリッドから驚異的な速さを見せ、5位まで追い上げた。

F1デビューから2年目のウィリアムズのパストール・マルドナドは、アロンソを追走していたが、6位フィニッシュを目前にした最終ラップのターン7でコントロールを失い単独クラッシュし、6位獲得のチャンスを自ら棒に振る結果となった。

その結果、ザウバーの小林可偉夢が順位を上げ、6位を獲得した。可偉夢はチェッカーまで7台のマシンが数珠つなぎになって激しく争っている中で、6位獲得という結果を残すことができた。

最終ラップの波乱の展開の中で、2年ぶりにF1復帰を果たしたロータスのキミ・ライコネンも、ザウバーのセルジオ・ペレスの前で7位でフィニッシュした。

トロ・ロッソのダニエル・リカルド、フォース・インディアのポール・ディ・レスタ、トロ・ロッソのジャン・エリック・ベルニュ、メルセデスのニコ・ロズベルグも、マルドナドのクラッシュをきっかけにゴール直前で順位が入れ替わった。

トップを走るバトンは、ハミルトンを上回るスタートを切り、1コーナーでハミルトンをパスしてからというものは、終始レースを大きくリードし、後方での波乱の展開など、どこ吹く風といったような余裕の走りを見せた。

2009年にワールドチャンピオンの栄冠を手にした時にも開幕戦のオーストラリアを制したバトンは、この日の勝利について、次のように語っている。

「今日の結果は、チームにとって冬のテスト期間がどれだけ大事かということを表わしている。僕たちは冬の準備期間にしっかりとした調整をすることができたし、昨日の予選の結果がそれを証明している。開幕戦で勝利を収めることができて良かったし、この先も全ての勝利がとても重要な意味を持ってくる」

ハミルトンは最初のピットストップの段階で、バトンとのタイム差が3秒以上ついていた。ハミルトンのピットインはバトンよりも1周後だった。このピットインの結果、ハミルトンはペレスの後ろでコースに戻ることになり、ハミルトンがペレスをパスするのに4周を要している間に、バトンはハミルトンとのタイム差を10秒以上まで広げていた。バトンは、ハミルトンと同時に36周目に2回目のピットストップを行うまで、ほぼこの差を守り続けていたが、その直後の周回でケーターハムのヴィタリー・ペトロフのマシンをコースから回収するためにセーフティカー出動となったことで、再びハミルトンは割を食う展開となった。

この日ポールスタートだったハミルトンは、レースについて次のように語っている。

「今日は僕にはツキがない日だった。これから慎重に行動していくうちに、運が向いてくると思う」

セーフティカー出動のシグナルが出されている時、ベッテルはピット入り口に近づいていた。BBCF1技術解説担当のゲイリー・アンダーソンの説明によると、この場合、ベッテルはそのままピットまで全速で向かうことが認められているが、一方のハミルトンは、警告が出されている間にドライバーに義務づけられているペースまでスピードを落とさなければならなかったということだ。

ここでタイムを稼ぐことができたため、ベッテルはハミルトンよりも前でピットから出ることができた。ハミルトンはベッテルとのタイム差を1秒以内に保っていたが、レース終盤で差が開き始めた。この理由は、おそらく激しいタイヤの摩耗に苦戦していたからではないだろうか。

「ジェンソンは強かったから、2位フィニッシュできたことは上出来だよ。昨日の予選の後で、こういう結果を予想していた人はあまり多くなかっただろうね。マシンのポテンシャルは高いから、これからそれを最高の状態まで引き出すだけだ。そうすれば、ライバルたちととても激しい接戦になると思う」(セバスチャン・ベッテル)

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2012年03月17日

開幕戦でマクラーレンがフロントロー独占

以下は、英国BBC記事のまとめです。

メルボルンのアルバート・パーク・サーキットで行われた2012F1オーストラリアGP予選で、マクラーレンのルイス・ハミルトンがポールを獲得し、チームメイトのジェンソン・バトンも続く2番手に入り、マクラーレン勢がフロントローを独占する結果となった。

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ハミルトンとバトンのタイム差はわずか0.152秒であり、ロータスのレギュラー・ドライバーとしてF1に帰ってきたロマン・グロージャンがメルセデスミハエル・シューマッハを押さえて3番手を獲得するという劇的な展開だった。レッドブルのマーク・ウェバーとディフェンディング・チャンピオンのセバスチャン・ベッテルは、それぞれ5番手、6番手と予選で後れを取る結果となった。フェラーリは苦戦し、フェルナンド・アロンソ12番手、フェリペ・マッサが16番手と大きく出遅れた。

ハミルトンは最初のアタックでライバルに対して0.7秒の差をつけたが、2回目のアタックでタイムを上げることができず、チームメイトのバトンが激しい追い上げを見せたものの、ターン14でわずかなミスをしたことで、ハミルトンとのタイム差をひっくり返すことはできなかった。ハミルトンは予選の走りについて、次のように語っている。

「この数年は厳しい戦いを強いられてきたけど、僕たちは決してあきらめなかった。今日はいい走りができた。2回目のアタックでターン1でのブレーキングの位置を10m分遅らせようとしてみたけど、上手くいかなかった。でも、最初のアタックが良かったのが幸いだった。ジェンソンの走りはすばらしかった。僕に肉迫する走りを見せてくれたから、いつものことだけど僕も気が引き締まる思いだった」

一方のバトンは、次のように語っている。

「レッドブル勢をはじめとするライバルとの差が開いたことはちょっと驚きだったけど、決勝ではこのまま優位なポジションを守りたいね」

BBCF1コメンテーターであるデイビッド・クルサードは、次のように語っている。

「信じられない予選結果だ。驚いたのは、フェラーリ勢がトップ10に入っていないことだ。マクラーレン勢のタイムはすばらしい。フェラーリ勢は相当焦っているに違いない」

今回の予選でのフェラーリのパフォーマンスを見ると、プレシーズン・テストおよびフリープラクティスから感じられた難しいマシンにてこずっている印象がはっきりと確認できた。

アロンソは予選Q21回目のアタックを終えた後、ターン1でスピンを喫し、グラベルに乗り上げた。マッサは予定通りのアタックはなんとかできたものの、アロンソから1秒後れの16番手に沈んだ。

クルサードはこのフェラーリの予選結果について、次のように語っている。

「フェラーリのマシンには根本的な問題がある。私もマクラーレン時代の2004年にMP4-191度も実際にレースには使われなかったことを覚えている。そのマシンは、ブレーキを踏んで水平載荷状態になった時、ただただ横滑りするだけだった。そんなマシンではとても信頼できるわけはなく、フェラーリはそれと同じような問題を抱えているようだ」

マシンのデザインについてレギュレーション違反ではないかと他チームから問題視され、抗議を受けているメルセデスは、ポールを狙っていたようだが、実際はそこまでの速さには至らなかった。

シューマッハはグロージャンとのタイム差がわずか0.034秒という際どいものだった。一方、チームメイトのニコ・ロズベルグは、これまでの予選での速さはシューマッハを上回る戦績を収めてきたが、今回はタイムを上手くまとめることができず、7番手に終わった。

今回の予選結果を見ると、過去2シーズンでのレッドブルの優勢がついに終わりを告げたかもしれないと思わせるものがある。ライバルであるマクラーレンに対して対抗できるようには思えず、ウェバーとベッテルのタイム差はわずか0.017秒だったが、ポールのハミルトンに対しては0.7秒と大きく差をつけられている。

昨シーズン長いチームの歴史の中で最悪の1年となったウィリアムズは、今シーズンは状態を立て直し、改善を図ろうという強い意気込みで開幕戦に望み、パストール・マルドナドが8番手に入り、上々のスタートを切ることができた。

フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグは、トロ・ロッソのダニエル・リカルドの前で9番手に入り、予選トップ10入りを果たした。ヒュルケンベルグはチームメイトのポール・ディ・レスタを大きく上回る速さを見せ、ディ・レスタはQ20.7秒という大差をつけられて15番手と大きく出遅れた。

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2012年03月16日

F1に捧ぐ

スピードに魅せられし24の魂

色とりどりのレーシングスーツに身を包み

今、駆け抜ける音速の彼方へ

若き王者に挑む誇り高き戦士(ライバル)たち

その先に待ち受けるは眩き光と儚き影

スピードの女神のいたずらが

王者と戦士(ライバル)を弄び

スピードの競宴(うたげ)*に終止符(ピリオド)を打つ

競宴の後のシャンパンシャワーが

闘い抜きし3つの魂を勝利の虹の架け橋で飾り

終章(エピローグ)を鮮やかに彩る

*競宴は私の造語です。

  
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シューマッハがFP2回目でトップに

以下は、The F1 Times記事のまとめです。

アルバート・パーク・サーキットで開幕した2012F1オーストラリアGPのフリープラクティス2 回目で、セッション終了直前にメルセデスミハエル・シューマッハフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグを押さえ、トップタイムを叩き出した。

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この日のメルボルンは、セッション開始直前に激しい雨が降り始め、ウェット・コンディションの中での走行となったが、シューマッハは129183というトップタイムを記録した。この雨の影響で、各ドライバーともスリックタイヤでのフリー走行に出るまでに1時間以上待たなければならなかった。

多くのチームが出走をしない選択をし、そのままセッション終了となった。特にマクラーレンロータスレッドブルは明らかにバリアへの接触を避けようとしている様子だった。そんな中、その他のチームはさらなるタイム更新を狙ってタイムアタックに臨んだ。

ザウバー小林可夢偉は、芝生にタイヤを取られ最終コーナーの出口で派手なスピンを演じた。その他の数台のマシンはコースを外れながらも、なんとか壁との接触は避けることができた。

HRTのペドロ・デ・ラ・ロサは最新マシンF112で初めてのインストレーション・ラップを完了したが、それがこの日の全てだった。

Source: The F1 Times

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