2010年05月

JR西、新型車両を公開=安全性重視の構造―福知山線事故の教訓生かす(時事通信)

 JR西日本は17日、安全性を向上させた新快速用の新型車両「225系」を報道陣に公開した。新快速の車両を新しくするのは約14年ぶりで、今年度中にも京阪神エリアに投入する。
 225系は600人を超える死傷者を出したJR福知山線脱線事故の教訓を生かし開発された。衝突時の安全性を高めるため、先頭車両の前面下部を強化し、相対的に強度の弱い上方に衝撃を逃がす構造を国内で初めて採用。現在の223系に比べ、衝撃加速度を半減できるという。
 また、つかみやすいように大型化したつり革は、1両当たり約80個から約130個に増やし、色は目立つようにオレンジ色に統一した。 

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<高齢者住居詐欺>容疑の社長逮捕へ 神奈川県警(毎日新聞)

 完成の見通しがたたない高齢者向けマンションへの入居を勧誘し入居一時金などをだまし取ったとして、神奈川県警捜査2課は6日午前、同県秦野市の不動産会社社長(63)の自宅を詐欺容疑で家宅捜索を始めた。社長から任意で事情を聴いており、同容疑で逮捕する方針。県によると、この会社に対する被害相談がこれまで44件寄せられ、被害総額は約2億6000万円に上るという。

 捜査関係者によると、社長は04年ごろから、同県平塚市で介護付き福祉マンションの建設計画を掲げ、チラシを配布して入居勧誘していた。だが、建設途中で資金難から工事が滞り、07年6月には横浜地裁小田原支部が競売開始を決定。ところが、その後も入居の宣伝を続けていた。入居希望者から1人当たり500万~800万円程度の一時金を受け取り、解約後も返金にほとんど応じていないという。

 県は08年8月、この会社に対し、景品表示法に基づき、不当表示をやめるよう指示。09年3月には消費生活条例に基づき、不当取引行為の停止を勧告している。【松倉佑輔】

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