混乱が続く鹿児島県阿久根市政をめぐり、産経新聞の単独インタビューに応じた竹原信一市長。主なやりとりを紹介する。

 --「妨害勢力の議員を排除する」というが具体的には

 「その言葉による効果を狙った部分もある。もろに妨害行為を行った場合には厳しく処理すると表明することで、妨害勢力の一員がそうでなくなるかもしれない。そういうやり方だ」

 --市長も市議出身だが

 「(市議時代に)手数料値下げ条例案などを出したが、『こいつばかりにいいかっこさせるわけにはいかん』と否決された。議論ではなく感情や損得で決める。それが議会の現実だ。(今年3月に議会側に要望した)議場で市民の録音を認める措置も、聞き捨てならないことが録音で残されてしまうから拒否されたのだろう」

 --全国の首長を見渡して自身とスタンスが近いと思う首長はいるか

 「首長はみんな、内心では議員を基本的にバカにしている。ただ、勇気がない、変えられないだけだ」

 --給与公開によって住民サービスへの職員の意識は高まったか

 「市民からは『すごくよくなった』という声も聞くが、私はそんなことで喜ぶ気持ちはない。当たり前のことだ」

 「最初に給与を公開したときに職員組合は『そんなに(民間と)差はない』と訴えるチラシを配った。『職員の給与はひどい(高い)』というコンセンサスを作っていく必要がある。これは阿久根市だけの問題ではないはずだ」

 --ブログでの「高度医療のおかげで以前は自然に淘汰(とうた)された機能障害を持ったのを生き残らせている」という記述の真意は

 「医療の金もうけのために無理やり生き延びさせる作業をすると、見守らなければならない人たちに苦しみを与えてしまう。そういうことに痛みを感じることのできない人たちによって医療が行われてしまっている。障害者や障害者と一緒に暮らしている方から『発言に同意する』という声も届いている。重い問題だが、避けて通ることが命を大切にすることではない」

 --地元の記者の中で、信頼を置き取材を受けるようにしている記者はいるか

 「テレビ局に3人いる」

 --新聞社が入っていないのは

 「新聞はものの考え方を単純化して見出しでおもしろくしようとする。頭が自動的にそういう回転をするのかな。市長なんかより大きな影響力があることを自覚していない」

 --取材を拒否したら市民にメッセージを伝えられないのでは

 「市の広報誌で毎月コラムなどを書いているし、防災無線も市民懇談会もある」

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