広島市安芸区で平成17年、小学1年の木下あいりちゃん=当時(7)=が殺害された事件で、殺人や強制わいせつ致死などの罪に問われたペルー人、ホセ・マヌエル・トレス・ヤギ被告(38)の差し戻し控訴審の初公判が8日、広島高裁(竹田隆裁判長)で始まった。

 これまでの公判では、死刑を求める検察側に対し、弁護側は殺意やわいせつ目的を否認して殺人と強制わいせつ致死罪について無罪を主張しており、量刑判断が注目される。

 1審広島地裁は、検察側の死刑求刑に対し、被害者が1人であることなどを理由に無期懲役を選択。2審広島高裁は「1審の審理は不十分で違法」として地裁に審理を差し戻した。これに対し弁護側は上告。最高裁では1審の訴訟手続きの適法性が争われたが、昨年10月、1審を適法と判断。2審判決を破棄し、高裁に審理を差し戻していた。

 1審判決によると、ヤギ被告は17年11月、あいりちゃんにわいせつな行為をしたうえ、首を絞めて殺害。遺体を自宅近くの空き地に放置した。

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