新年度が始まって1か月余り。この時期に何となく疲れやすく、やる気が出ないといった症状が出る、俗に言う「五月病」について、4割近くの人が経験があると認識していることが、健康食品などのマーケティングリサーチを行っているヒューマ(本社=東京都港区)の調査で明らかになった。

 調査は今年2月2日から4月5日にかけて、「五月病」について実際にどんな症状が出るのかなどを検証するため、同社が運営する情報発信サイト「ココミル」で実施し、4327人から回答を得た。

 調査結果によると、「五月病」になったことが「ある」または「あると思う」と回答した人は1659人(38.3%)で、「ない」または「ないと思う」人は2427人(56.1%)、「五月病がわからない」は241人(5.6%)だった。

 「ある」「あると思う」人にどのような症状が出たか尋ねたところ(複数回答)、最も多かったのは「学校、会社に行きたくない」で75.9%。以下は、「仕事や勉強、家事などに対して意欲がわかない」(70.4%)、「何事に対してもやる気がでず、おっくうになる」(56.1%)、「人と会うのが面倒だ」(50.9%)などの順。また、「その他」(1.9%)と回答した人に具体的な症状を尋ねたところ、「不眠、睡眠障害」「5月時期になると急性腸炎になる」などが挙がったという。
 さらに、「五月病」になったとき、「誰かに相談したか」と尋ねたところ(複数回答)、「誰にも相談していない」が44.5%で最多。以下は、「家族」(30.9%)、「友人」(27.2%)などの順で、医師やカウンセラーといった「専門家」は「友人」に次ぐ10.8%だった。


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