日米密約の存在を証言した村田良平元外務事務次官が18日、死去した。国会の場で初めて事務次官経験者らが密約について語った衆院外務委員会の前日だった。村田氏も参考人招致を打診されたが、肺がんを患っていたため応じられなかった。

 村田氏は事務次官、駐米大使などを歴任。08年に出版した「村田良平回想録」(ミネルヴァ書房刊)で日米安保条約改定時の核持ち込み密約があったと明らかにした。昨年6月には毎日新聞の取材に対し、前任次官から密約の引き継ぎを受けたことも証言。政権交代後の外務省の密約調査を後押しする形になった。【大貫智子】

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