2017年10月03日

ウミガメ

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前日は小港海岸で,年甲斐も無く浮き輪を抱えて海に入ってみた。
浮き輪の上で仰向けに横になって空を見ていると,フワフワと体の力が抜けていく。
ストレスが溶け出していくようで。。。そんな一日を過ごして,一杯呑んだら夢の中へ直行!。

一夜明けたら,イイ天気。
小笠原の郵便局(おがさわら丸の入港時は朝0800時より営業中)で,実家と自宅宛に絵葉書をだしてみた。
絵葉書を差し出すと,クジラの絵が描かれた消印を押してくれるのだという(これは嬉しいネ)。
そして,朝0810時(2017年9月現在)の小港海岸行きの村営バスに乗って小笠原海洋センター移動。


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運転手に「小笠原海洋センター」と伝えると,バス停のないところで下ろしてくれた。
(小笠原の火力発電所の横を歩いていくようだ)。


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朝0900時まえ,スタッフと話をしながら受付を済ませると館内はウミガメだらけ。
それにしても,ウミガメといえば浦島太郎。「亀を助けて竜宮城へ」って,それだけ。
唯一,鼈甲が亀の甲羅から作られるってこと位かもしれない。
暖かい海では,ウミガメにまつわる話や文化もあるけど,それ以上のことを知らない。


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残念ながら,ウミガメは研究者がすくなく,その生態は詳しく分かっていないのだって。
卵を産みに陸へあがる以外は海の中での生活だからどこにいるか分からない(発信機を付けない限り行動半径もわからない)。
それに,ウミガメの一生を60年とか,100年としたら,研究を始めても結果にたどり着かない。だから研究者も少ないのだと(これが本音だって)。

孵化を補助しながら,甲羅に(生年の区別用)のマーキングを行い生態を追う。
マーキングされた(何年生まれの)ウミガメをどこで見かけたのか?
ダイバーの 皆さんと情報交流が主流。
ようやく行動範囲がつかめるようになってきた。
このセンターも,研究所を始めて20年,30年を経てようやく入り口にたどり付いたくらいと云っていた。
そんなウミガメが,産卵のために日本(あるいは南洋のどこかの砂浜)に上陸するのかは,もうしばらく先の話。


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白いのは,突然変異で白いアオウミガメ(たしか,これで7年目だって)。
爬虫類が苦手という相方ではあるけど,ウミガメは大丈夫らしい(何でだョ)。
それは「カワイイ」という一言で片付けられてしまった。

前足で泳ぐだけに,前足のチカラはものすごく強い。
(研究者のもと,このウミガメを持たせてくれた)
前足をバタバタと振り回すと痛いくらい。

ところで,アオウミガメって,なんで「アオ」
その疑問は体内に蓄積する脂の色からくるものと云っていた。
(おおー!)


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小笠原の海岸で産卵するウミガメ。
海岸の一つ,小笠原ビジターセンター前にある大村海岸でも多くの産卵が見られる場所。
ところが,この場所は町の中心地で,夜は街の明かりが煌々とする場所でもある。
大村海岸で孵化したウミガメは,街の明かりに向かって歩き出してしまうから,大村海岸の産卵後の卵だけは保護するとの事。
それ以外の海岸は,まったく手を付けないで自然のままにしているとも云っていた。
約40日間で孵化した小亀は,腹に袋を持っていてその栄養分でしばらくは過ごす
たしか二週間近く砂の中で過ごしてから這い出してくるのだと。


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同センターのプログラムの一つに,卵の孵化を手伝う体験がある。
母亀になったつもりで,砂に穴を掘り卵を埋めるというもの。
肘の深さまで掘り進めるから40cmくらい?
この体験,楽しいけど結構辛い。
でも70個の卵が無事孵化してくれることを祈ってから,上から砂をかけて終了
「母亀になったつもりで,上からしっかりと押さえつけてくださいねー」
無事,孵化してねー。

Posted by f_29shima at 22:49│Comments(0)Travel