螺旋状の刹那 護法少女ソワカちゃん第14話の歌


kihirohitoさん制作の「護法少女ソワカちゃん」シリーズ、6月以来の投稿です。
と言うか、「ソワカちゃんDVD」が発売されて初めての本編ということかな。
一応のパターンとして
「第14話六道歴程因果法(ろくどう れきてい いんが だるま)」と言うのが
架空アニメとしてのタイトルで、「螺旋状の刹那」が「第14話の歌」というのがまた
「ソワカちゃん」の微妙に把握しにくい部分ではありますが
そうしたケレン味みたいなものが
「ソワカちゃん」シリーズの魅力でもあると改めて思います。
最近は、kihirohito楽曲が着々とカラオケ化され
「○○の歌」への投票も徐々にされてるみたいなので
多分、歌のタイトルはもう十分認知度が高い気がしますが
それぞれの歌のタイトル以外についてるタイトル「○○の巻」
(ソワカちゃんWikiサイトでは「サブタイトル」と表記されてます)を
全部言える人は、意外と少ないかも(とか、ふと思った…(汗)

■【ニコ動】螺旋状の刹那 護法少女ソワカちゃん第14話の歌
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8016194
■【ニコ動】kihirohitoさんの公開マイリスト「護法少女ソワカちゃん」
http://www.nicovideo.jp/mylist/3633617

そういう意味では、OP、EDはともかく最初の7話(最初の7話ってのも妙だけど)
のときから多分これは恒例で続いてるパターンなわけで
「○○の歌」以外に本当に「○○の巻」という本編が、どこかに存在してるんじゃないかとか
はたまた、このDVD化をきっかけにどこかの酔狂な資本家衆が
『純アニメ版・護法少女ソワカちゃん』を作ろうと言い出したりしないかとか
あらぬ妄想も湧いてきたり…。

…って、またグダグダと寄り道的妄想にふけってしまいますた。

さて今回の動画についてですが
各方面のリアクションなどを拝見すると、往々にして「ゆっくり」とか
「全然進まない」(作者本人すら書いてたような…?)とかいった話を目にするけど
個人的にはそういったことは全然気にならなかった。
「全然話が進まない」という表現よりは
むしろ、「話の飛躍」なのだと感じて、そこがまず面白かった。
「話の飛躍」(この表現が的確とは思わないが…汗)は
初期のソワカちゃんシリーズには多々見れた、kihirohitoさん特有の作風と僕は感じてて
顕著なのはもちろん、もともとシリーズが話数順に投稿されなかったという事実もそう。
7話の次の3話で既にクーヤンが食われてる流れだったり
2008年6月投稿の1話その4の流れで同1月投稿の2話の歌
赤き胎海をめぐりて 護法少女ソワカちゃん第2話の歌」などの
クーヤンを探しに(助けに)パチモンの体内をソワカちゃんが旅するという展開などは
「話が進展しない」とか、「ゆっくり進む」ということではなく
我々の予想外に展開が「飛躍」してるに過ぎない。
(これをソワカ信者の某氏流に言うと「ずらし」とか「はずし」言うことかも知れないし)
それで話は停滞したわけではなく、ちゃんとドラマは進展していて
まごまごするとそれは何かの複線だったりもするところに
「ソワカちゃん」シリーズの面白さのひとつがあると思ってる。

そうした「飛躍」の鍵が、作者のどこにあるのかは
それこそ神のみぞ知るところなのかもしれないが
「エンドレスエイト」をパロディにしてる様に感じる部分などを
そのまま解釈すれば、今までの作中にもいろいろな比喩やパロディ的な
時事や流行を絡めたネタがあるので、そうしたコトも
kihirohito動画を楽しむ上での基本なのかもしれないとも感じる。

ブログなどを拝見すると、前作13話で考えていた展開が
1本の動画に収まらなかったので(と言うか、12話から引きづってるかも?)
今回もその流れで考えていたが、更にすすまない…というようなことだったと思うが
そうしたことを踏まえて、今回のラストには次回への引きとなるシーンも入ってたり。
これは、思い返せば「1話その1〜その4」までの展開と似ている。
これまた個人的な感覚だが
そうして、流れが決まっているが、キャラ等が勝手に動き回ってしまったり
シーンの流れが元の流れを払拭した展開になるときの方が面白い。
多分、これは例えばジャンプなどの商業漫画誌の連載作品とかにも言えることかと思うけど
こうした制作姿勢を何故そうした経験のないkihirohitoさんが
出来てしまうのか不思議でならない。
ステージは違うものの、きっと作者はジャンプ連載陣などと同じ”業”を
もはや背負ってしまったに違いないと思う。

それと、特筆的に感じたのは、今回は
例えば第1話その3「はすのうてな 護法少女ソワカちゃん第1話の歌(その3)」に
類似するような、動画上で起こっているおはなしと、歌が密接に連動していない
パターンであること。
これとは真逆で、歌自体にも動画にも連動させて
おはなしの情報を詰め込む(?)ようなパターンがあるが
それはある展開の流れを終結させる、言わばまとめ的なおはなしに位置する場合。
例えば、1話その4「秘陣閃耀降魔 護法少女ソワカちゃん第1話の歌(その4)」や
13話「羅睺の星 護法少女ソワカちゃん第13話の歌」などが顕著かも。

このことは以前、アニメフラッシュでお願いしたインタビューの時の
『個々の動画で個別にある種の「逸脱」や「ずらし」をやらなくとも
シリーズ全体の中でやる方法もあるんじゃないかと思いついた時に
それぞれの動画をパーツとして「人情話」をやったり、「ホラー」をやったり
ひたすら「辻褄合わせ」をしてみたりすることが可能になったんじゃないかと思います。
動画の方法論的には6話(虚空蔵からのメッセージ)がエポックだと思うんですが
そのような「ドラマ性」はソワカちゃんシリーズ化の目星がついた
「クリスマス」あたりで試されたと考えます。』
とのkihirohitoさん自身の話からも伺える気がします。
つまり、あえていろいろなパターンを駆使して作ってると。
そう捉えると、「進展しない」は「飛躍」であり、「ある種のパターン」であることも
見えてくるような気がします。
ある意味、今回は「13話その2」的な「流れ」の中にある作品ではないでしょうか。
とはいえ、kihirohitoさんのインタビューでの話が
全部ホントかどうかも分かりませんし(汗)
こうした捉え方が間違ってる確率も高いような気もしてます(笑)

「飛躍」が「ゆっくり」と気になってしまうのは
もしかしたら、初期のころは話が話数順で無かったのが
ここ最近はクライマックス(?)ということもあり
普通に話が話数順で進んでるせいかも知れませんね。

個人的には、そうした諸々踏まえた上で
今回の「螺旋状の刹那」はかなりkihirohitoさん的に傑作と思います。
面白かったあ。

ということで…

毎回「ソワカちゃん」シリーズのエントリが妙に長くなってしまって恐縮。
ここまで書いても、まだ今回は”いきなり3DCGかよっ!”という件についてや
”ソワカちゃんの先輩の登場!”の件
”そーか!ソワカちゃんテニス部だったのか!”みたいな件などなど
「感想的なもの」はまだまだあるんだけど…。
(元ネタ解説的な何かはソワカちゃんWiki「ソワカちゃん疏鈔」を参照して頂くとして)
とりあえずこの辺で。

■【ブログ】心のともしび/kihirohito
http://blog.livedoor.jp/kihirohito/
■ソワカちゃん疏鈔
http://sowaka.s-dog.net/
■「護法少女ソワカちゃん」DVD公式サイト
http://sowakachan.com/

[参考]
・【ウェブアニメ探訪】ソワカちゃん電奇梵唄会のこと/後編(2008.8.25)
http://www.animeflash.jp/news/interview/post_75.html

[追記1]
あ、あと、先日「Wikipedia」に「護法少女ソワカちゃん」のページが
出来てたようです。
多分、DVD発売を受けて作成されたものと思います。
一応、この機会にリンクしときます。
■【Wikipedia】護法少女ソワカちゃん
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AD%B7%E6%B3%95%E5%B0%91%E5%A5%B3%E3%82%BD%E3%83%AF%E3%82%AB%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93

[追記2:独白]
たまたま、ソワカちゃん関連の今までのエントリを読み直してみたら
(まぁ文章が下手くそなのは今に始まったことじゃないのでアレだけど)
ほとんど同じようなこと言ってる…(汗)ことに気がついて驚愕。
前書いたこととか覚えてないし。見てから書いてないし(汗)
次から、少し気をつけようと思う。
でも、きっといつも何故か似たような視点の話に結びついちゃうのも事実かも。
とは言え、お気楽に書いてるブログなので、良いと言えば良いのだけどね…。
もし過去エントリ見に行く人が居たら、すみません。そういうことだから。
気をつけてください(汗)

[当ブログ内関連エントリ]
・ソワカちゃん宇宙に行く
http://blog.livedoor.jp/f_2nd2005/archives/1367762.html