第14回学生CGアニメコンテスト「動画部門」受賞作品に
一瀬皓コさんの新作があったので無理やり直リンクを貼ってみます。

ハピー/一瀬皓コ
http://www.cgarts.or.jp/scg/2008/prize/hapi/window.html

一瀬さんは今年3月の東京国際アニメフェア、クリエーターズワールドに
出展されていて、そこで販売されていた(一瀬さん自作作品集)DVDを視聴させて頂いて
その繊細なタッチと女性ならではとも言えるような視点のアニメーションに
ちょっとびっくりしたのを覚えています。
と言っても、一瀬さんの作品はデジスタや文化庁メディア芸術祭など
色々なコンペで受賞されているので、今更びっくりもないんだけど(汗)

実はコンペ系の作品は(観れるものは)観るのは観るんだけど
作品とクリエイターさんの名前とが
なかなか一致しないことが多くて、尚且つ、ダイジェストだったりすることも
あるので…恥ずかしながら、僕はこのとき初めて
一瀬皓コというクリエイターさんとその作品が合致したのでした(汗)

学生さんであることもあるかと思うけど、いわゆる商業的とか
エンターテイメントとは言い難い面も持った作品のようにも感じますが
個人的にはアートアニメーションと括ってしまうよりは
上質なセンスの大人のエンターテイメント作品
と呼ぶのが相応しいような印象もあります。

大学では、アニメーターの古川タクさんにアニメーションを
習っているようですが、一瀬さんのタッチはまさに
オーソドックスでいて普遍的なアニメーションという表現を追求している印象で
上記のDVDに収められているアニメーションのいくつかは
現在(2008年11月)ネット配信されてたりもしますが
ネット配信特有の画質の荒れ具合だと、その繊細なタッチが壊れていまい
勿体ないような気もします。

そのDVDに収められている「ウシニチ」というアニメーションが
かなり好きで衝撃だったのですが、残念ながらネットでの配信は見当たりません。
現在ネットで観られるのは「ハピー」と以下の2作品のようです。
以下の2作品はMySpaceの一瀬さんのページで配信中のもの。

かなしい朝ごはん the last breakfast


みなごろし annihilation


今年の6月オープンの一瀬さんのサイト「ヒロコロニー」では
制作された全作品のダイジェスト版の配信を予定しているようです。
また次回作「cosmic!」制作の状況なども告知される予定。
個人的には「一瀬皓コが居れば日本のアニメーションは大丈夫」と言うような
独特の自信と説得力を作品に感じます。
新作すごく楽しみです。

余談ですが…
いわゆるアート系と称されるアニメーション作家さんの中には
自サイトを持たず、上映会やコンペにその活動を制限してる方も見受けられます。
一瀬さんの作品の繊細なタッチを観ると
あまりのネット配信とDVDの再現性の違いに、こうしたことが
自サイトを積極的に持たない理由なのかも知れないなぁと思ったり。

アート系でないにしても、例えばYoutubeやニコ動で配信されている
自主制作系アニメーションを観ていても、きっとオリジナルバージョンは
もっともっと綺麗なんだろうなと思うことがあります。
まさか制作する段階で、画質の劣化を想定してアニメーションを企画する人は
居ないと思いますが…クリエイターの方々はこうした状況を
どう捉えて、どう克服して行こうとしてらっしゃるのか
気になるところではあります(汗)

ヒロコロニー/一瀬皓コ
http://www.ichinose165.com/
第14回学生CGアニメコンテスト
http://www.cgarts.or.jp/scg/2008/
【当ブログ内関連エントリ】
・「クリエイターズワールド」と「アドバンスト」
http://blog.livedoor.jp/f_2nd2005/archives/378506.html