2024/06/14

呼吸


自分の思いを
まるで他人事のように
こぼす 詩(うた)

人に愛されたい
見つけてもらいたい
ここにいるのに
ここで叫んでいるのに

冷たい湖の底で
呼吸できずに足掻いている

詩は音楽のように
軽やかに
私の孤独を奏で続ける

呼吸を忘れて
泳ぎ続ける






f_day at 22:00|Permalink│ │心の詩 

忘れない


いつか 足はおぼつかなくなり
本も読めなくなり
心臓は拍動をやめ
人の記憶から消え去る

長い時間をかけて
この世から追い出されても

私は忘れないだろう
魂の奥深くに積もる
花びらのように繊細な
幸せの景色

皆と過ごした日々

普通の日々




(2024年6月14日:X投稿分) 

f_day at 21:43|Permalink│ │命の詩 | 記憶の詩


私という名の私は
整った形を表に向けて
色鮮やかな模様を
誰の目にも届かぬ内側に練り上げる


私という名の彩りは
許せる誰かの光が射し込む
その時まで
密かに美しく成長するのだ




(2024年6月10日:X投稿分) 

f_day at 21:38|Permalink│ │心の詩 

岩になる

空いてしまった穴を
丁寧に塞ぐこともせず
両手で必死に抑え込んだ

指の隙間から漏れたのは
生温かい涙か 血か

丸めた背中で心を庇う
傷を見ないで

誰にも見られたくない

声や呼吸ですら
気付かれてしまいそうで
布団を被って岩になった

人間を休んだら
少しだけ楽で



(2024年6月10日:X投稿分)

f_day at 21:34|Permalink│ │社会の詩 | 心の詩

知りたい

あなたの心の中を推し計ろうと
自分の定規を当ててみたけど
そんなものでは1ミリだって計れない

あなた専用の物差しを
探すことから始めます



(2024年6月10日:X投稿分)

f_day at 21:30|Permalink│ │心の詩