日本もやっとレジ袋が有料になるようです。ニュースでは「07年にも」となってますが、それ以上遅れないように準備してほしいと思います。
僕は、燃やすゴミを出すためのゴミ袋として必要な分だけをもらって、あとは断っています。マイバックを持ってない時など、どうしても必要な時はもらいますけどね。
いつも行くスーパーでは「お買物袋スタンプカード」にスタンプをもらいます。スタンプ20個で現金100円になります。一回5円ってことですね。
有料化になれば、レジ袋を断ることで貰える払い戻しがなくなる代わりに、レジ袋を貰った人がその分お金を払うだけのことで、同じなんですけど、「有料」となるとレジ袋を貰わなくなる人が飛躍的に増えるんでしょうね、たぶん。
でもそれによって確実にゴミ減量につながりそうです。

http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20050610/K2005060903290.htmlより転載

レジ袋、07年にも有料化 法整備で促進 環境省方針

 スーパーやコンビニなどで無料配布されているレジ袋が、有料化される見通しとなった。国が有料化のルールをつくり、業界を指導する。年間300億枚が流通しているといわれるレジ袋の使用を控えさせ、増え続けるプラスチックごみの減量化を狙う。金額や仕組みは今後、議論する。環境省は、来年の通常国会に提出する容器包装リサイクル法(容リ法)改正案に盛り込む方針で、早ければ07年春にも実施したい考えだ。

 業界団体によると、レジ袋は、国民1人当たり年間約300枚使われていると推定されている。家庭から出される袋は、容リ法ではプラスチックごみとして分別、再利用されることになっているが、減量化はなかなか進んでいない。そのため、消費者が持参するマイバッグの普及とともに、レジ袋の有料化が必要と判断した。

 同省は、現在検討している容リ法の改正で、レジ袋の無料配布を禁止することも検討したが、「営業の自由」を侵すとの議論もあり難航。そのため、国はレジ袋の削減目標を定め、業界が達成状況を報告、公表するルールを作る。有料化を徹底させるために、業界を指導、勧告し、規制効果を持たせたい考えだ。

 レジ袋の金額などの具体的な方法は、秋までに中央環境審議会などで詰めていく方針だ。

 有料化されると、レジ袋は「商品」となり、容リ法の対象外となる。これまで、小売業界が負担していた再商品化への負担金も取れなくなることから、新たなリサイクルの仕組みも作りたい考えだ。

 有料化を巡っては、生活協同組合ですでに1枚5〜10円で実施しており、レジ袋を使わない人にスタンプを発行し一定額を払い戻すなどの試みも各地で始まっている。しかし、ほとんどのスーパーなどでは、先行して有料化に乗り出せば、無料の店に客が流れる懸念があるため、有料化に踏み切れない状況だ。

 自治体では、東京都杉並区が02年、レジ袋1枚につき5円の税金を課す「レジ袋税(すぎなみ環境目的税)条例」を制定したが、施行されていない。

 全国の主要スーパー約100社でつくる「日本チェーンストア協会」は、無料配布を続ける店舗がでることを警戒。5月、法制化を促すよう求める要望書を中央環境審議会に提出し、業界全体で一律に有料化を実施できる方法を要望している。

 〈キーワード・レジ袋〉 ポリエチレンで作られた袋で、国内で消費される半分以上が輸入。省資源化やごみの減量化によって、5年前より約20%薄くなっている。使用済みのレジ袋は、約半数の市町村でプラスチックごみとして分別収集され、プラスチック製品や原料油などとして再利用されている。残りの市町村では、焼却されたり、埋め立てられたりしている。海外では、02年に韓国でデパートやスーパーが業界内で自主的に協約で有料化を決めた。台湾では法律で有料化を規定。アイルランドでは、レジ袋配布時に税金を徴収している。

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