2011.12.1【day1】Melbourne in AUSTRALIA

成田からのフライトを終え、僕らは初めての街メルボルンに到着した。

世界一周の旅の一カ国目はオーストラリア。

そのイメージだけは大学時代からずっとあった。

1メルボルン 041

一カ国目をオーストラリアにしようと思った理由は単純で、

世界一周のきっかけになった旅人の高橋歩さんの一カ国目がオーストラリアだったから。


頭の中でイメージしていた「世界一周の旅」の始まりはいつもオーストラリアだった。

朝方のタラマリン空港。
シドニー乗り継ぎの合計10時間以上の深夜のフライト。


初めての街をメルボルンにしたのは、

縁があることに、友人の姉がメルボルンに暮らしていたから。


そして、数日後にその友人もメルボルンに来る予定があったから。

空港から市街のホテルに来るまでとても大変だった。

本当に「右も左もわからず」言葉も通じず、ただただうろたえる2人。

拙い英語で、空港スタッフの人から市街地行きのバス乗り場を聞き、どうにかバスの運転手にホテルお伝え、なんとか目的のホテルに着くことができた。

この旅初めての宿はユースホステル。若者が集まる旅人宿。

ホテルについてももちろん周りは外国人だらけ。

黒髪のアジア人は僕ら2人だけ。

ホテルのロビーの端っこで格好悪くキョロキョロ、オドオドしていた。

部屋はドミトリー(相部屋)。ルームメイトももちろんみんな外国人。

絞り出すように言った『Hello』には相当の勇気が必要だった。

シンプルなドミトリー。

ロッカーに鍵をしたとき海外に来たことを実感した。

一段落してから2人で街を散策に。

本当になにも知らない地を歩くというのはとても新鮮で、別の世界に紛れ込んでしまったような、とても奇妙な感覚だった。

キョロキョロと街を眺めながら勇気を出し、通りのカフェへ。

当たり前だが、メニューは全て英語、店員さんも外国人、誰も助けてくれる人はもちろんいない。

なんとか適当にサンドイッチとカプチーノを注文。

あったかいカプチーノは本当に心からほっとする味だった。

現在、毎日コーヒーを飲むようになったがそのきっかけとなった記念すべき一杯。



相方もサンドイッチを食べれて、少し緊張がとけた様子。


「旅が始まったね。」


なんて会話をしていたような気がする。



そしてそのあとは、やらなければいけなかったこと。

Wi-Fi環境と食材探しの旅へ。

旅素人の僕らは何をするにも不慣れだった。

Wi-fiはなんとか無料で使える近くの図書館を発見。

その後みつけたスーパーでシリアルと牛乳、そしてデザートなど果物を買い、ホテルへ戻った。

海外のスーパーのフルーツやジュースの充実した品揃えに驚く。

街はクリスマスムード一色。

グラフィティ(落書き)もさすが海外というレベル。



ホテルに戻る際、通った建物に見慣れた文字を発見。

よくよく看板を見てみると「AKITA Japanese Restaurant」と書いてある。

言葉には出さずとも不安でいっぱいだった2人は、旅初日の夕飯をこの店にすることを即決。

夜、店内へ入るとそこには日本人と日本語が。

弱々しい話だが、これがどれだけ不安を解消してくれたことか。

しかし、席に着き、メニューを見るとどれもとても高い。
そこで知ったのは、海外では「日本食は超高級料理」と言うこと。


旅初日から大きな出費をするわけにはいかないという相方。

入ったからには食べたい物を食べようと言う僕。


ビールを頼む、頼まないでいきなり初喧嘩。

ビールは諦め、寿司数巻を食べて幸せになり初仲直り。


これから1年以上続いた旅はそんなふうに始まったのでした。