初夏を感じる陽気のころ、住宅環境の温度について考えてみました。

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ちょっと今日はジメッと湿度が高いようで、肌にまとわりつく空気に初夏を感じました。気温も20度超えているようで、車内は窓を開けないと暑いくらいでした。

さて、今日のお話しはそんな温度に関することです。夏は涼しく、冬はあったか。誰もが願う住宅の性能ですね。その快適を実現するために、この温度というのが非常に重要な要素になることはみなさまおわかりだと思います。ただ、重要だということは分かっても、それをどう扱ったらいいか、どうすれば快適な環境がつくれるのか。

そのあたりを、普段おこなっている実験?をもとに解説してみようと思います。詳しく解説すればどんだけでもマニアックな話しに広がってしまうので、なるべく簡単に書いてみますね。まずは、下の写真から。
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ここに4つの素材が並んでいます。杉板、ナラ材、サワラ材の木材、あと鉄板です。杉板とナラ材は床材として住宅でも使われるもの。鉄板は比較対象として手元にある加工サンプル品です。この4つの素材を放射温度計をつかって温度測定してみます。放射温度計についてはこちらをご覧ください。簡単に表面温度が測れるものです。早速測定してみますが、この4つの素材の温度はどんな順番になるでしょう?イベントの時にこんなクイズを出しています。

あなたの答えはどうですか?大抵の方は迷うことなく鉄板が一番冷たいと答えられます。ただ、そのつぎがどれなのかがなかなか難しい。そこで、実際触ってもらって順番を付けてもらいます。そうすると、こんな答えになってかえってきます。冷たい順番です。鉄板→ナラ材→杉板→サワラ材、サワラ材が一番あったかいという答えです。はたして正解なのでしょうか?

では、実際に先ほどの放射温度計で実測です。写真をご覧ください。
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杉板:24.4度  ナラ材:23.9度  サワラ材:24.1度  鉄板:23.9度
どうですか?想像とは違うと思います。一番低い温度が23.9度で、高い温度が24.4度。その差はなんと0.5度しかありません。これは、実生活の中では同じ温度といってもいいでしょう。この結果をみて、たまに「この温度計壊れてるんじゃ」と突っ込まれる方もいますが、壊れていません。

でも、実際触ってみて明らかに鉄板は冷たかったのに・・・。そうなんです、触ってみると鉄板が冷たく感じて、サワラが暖かく感じるんです。温度は一緒だけど、感じ方が違う。これがこのクイズのネタなんです。簡単に解説してみます。

温度とは物体が持つ熱エネルギーを数値化したものです。この熱について、こんな法則を中学生の時くらいに習ったと思います。「熱は高い方から低い方へ移動する」という法則を。これを熱伝導といいますが、この熱伝導により人の体温(今回は指先)が30度前後、並べた素材は24度。つまり、30度の指から24度のそれぞれの素材に熱が移動したことになります。

その上で、熱伝導率が一番高い鉄板に熱が急激に移動した。その結果、鉄板が一番冷たく感じたということになります。熱伝導率とは、物質が持つ熱の伝えやすさを表すものです。つまり、手で触ってみて一番暖かく感じたサワラ材は、この4つの素材の中では一番熱伝導率が悪かったということになります。

熱は、「高い方から低い方へ移動」、それともうひとつ「安定しよう」とする特性もあります。素材を測定した時24度くらいを示しています。これは、この素材の置かれた空間の室温と、それぞれの素材間に熱移動がおこった後、空間の室温との温度差がなくなり安定した状態です。この時、空間の温度がどうだったか計ってみました。
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床面で20.6度、壁面が23.6度、天井面23.7度。24度という素材の温度とほぼ変わりません。若干の違いは、4つの素材が照明器具の近くにあったことで、空間よりも温度が高かったことによるものです。

これらのことから、今回のクイズの答えは、「どれも温度は一緒」ということになります。このクイズの内容は、室内環境を考える上で重要な要素です。快適に過ごすためのヒントがいっぱい詰まっています。熱伝導率のいいものを床材に採用すれば、冬場は寒くて(寒く感じて)仕方ないですね。でも夏場であれば冷たく感じることができ気持ちいいものになります。それぞれの素材の性質を理解した上で、空間デザインにいかしていければ、快適空間はつくり出せるのです。

今回は温度(熱)を考えた空間デザインの話でしたが、いろいろな科学的な特性を突き詰めていくと、気持ちいい住宅はデザインできます。古い時代から積み重ねられた経験則も、きちんと科学で説明できるものがほとんどです。科学的な見方ができれば、住宅の環境デザインも設計の段階で客観的に説明できるはずです。

「うちでつくる家は、夏涼しくて冬は暖かいです。」

つまり、たったこれだけの言葉で、その家の快適さを判断するのは難しいってことです。逆に、現代の住宅であればここでいう涼しいとか暖かいとかの性能は、そこそこ持っています。快適住宅を判断するに大切なことは、なぜ涼しく暖かいかを説明できることなんです。

「なんとなく気持ちいい」をウリにしているFAD建築事務所ですが、客観的な理由を持った上でその先のなんとなく気持ちいいを追求しています。住宅としての基本性能はあって当然、くらしの豊かさを求めていきます。

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高い天井は本当にいいものなのか?低さにこそ豊かさが隠れているような気がします。

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事務所の庭では、春休みの娘たちが手入れをしてくれています。朝からの強い日差しにも負けず、しっかりやってくれています。バイト代とジュースとアイス食べ放題が付いているのでやる気満々なんです(笑)。
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そんな外の世界とは離れて、事務所の中でいつものように作業中。3時の休憩タイムに合わせてこのブログ書いています。今回のお話しは天井の高さについてです。

日本における住宅の標準的な天井高さって、どれくらいかご存じですか?統計を見たわけではないですが、概ね2.4m〜2.7mのところが多いようです。つまり、最低でも2.4mということですね。現在お住まいの天井の高さを測ってみてください、だいたいこのあたりの寸法になっているはずです。

では、最低の天井高さについて何か決まりがあるのかというと、建築基準法施行令第21条に居室の天井高さは2.1m以上とすることというのがあります。なので、最低2.1mあれば法律はクリアできるということになります。しかし、現代の一般的な住宅の場合先に書いた通り2.4m程度が多いようです。2.1mでは低すぎて生活上支障はないにしても、圧迫感を感じるのかもしれません。

この2.1mという数字がなぜ決められたのかは不明ですが、昭和25年にこの基準が設けられ、それ以来ずっとこの基準に準じています。平均身長も現代より15cm位低かったようですので、問題なかったのかと。当時はまだ尺貫法による建築が主流だったので、7尺(2.1m)という数字が使われたんだと思います。6尺で1.8m、8尺では2.4mになってしまいます。低すぎたり、高すぎたりという感じで間を取ったのかなと。

現代住宅では2.4mあたりが主流のようですが、この数字には決まりがあるわけではなく、造り手側の都合でそうなっているだけといっても過言ではにでしょう。天井の高さなんてどうにでもなるんです。そう、他の天井高さに設定してもいいということです。ただ、高くするのには当然材料が増えますので、それだけコストアップに繋がります。

では低くするのはどうか。法律で最低2.1mというのが決まっているので、この2.1mにあわせて必要材料数量を減らし、コストダウンに繋げられるか?残念ながら、建築費用のうち材料費というのはあまりウエイトは大きくなく、人件費の方に費用は掛かるので、天井高さを2.1mまで落としてもさほどのコストダウンは望めません。

コスト的にはそんな感じですが、他に低くすることで得られることはないのか?ここら辺を考え工夫してデザインしていくのが設計者の腕見せ所なんです。コストダウンには貢献しないと書きましたが、高い天井より低い天井の方が少しでもコスト押さえられるのは間違いないです。その上で、以下のような得られることがあります。

<天井のメンテナンスが楽になる>
身長170cmの人であれば、手を伸ばすと背伸びしなくても天井に届きます。ダウンライトとかの交換が脚立に乗らなくてもできるということです。

<室内の体積が少なくなる>
冷房にしろ、暖房にしろその部屋の空気を暖めたり冷やしたりしています。その空気の量が少なくなるので、冷暖房の効率がよくなります。

<落ち着きます>
低い天井は圧迫感がある、って相場は決まっているようですが、それは間違いです。高さだけで圧迫感が決まるわけではなく、その部屋の面積(床の広さ)と壁に空いた穴(窓やドアなど)、複合的な要因が絡み合って人は心地よさを判断します。要はそれらのバランスがとれていれば、低い天井の方がかえって落ち着く場合があります。

低い天井には、こんな感じのいいことがあるんです。法律で決められた最低の天井高さ2.1m。バランスさせながらもうちょっと積極的に使ってもいいのではと思います。ただ、バランスさせるのはなかなか難しいです。その空間のもつ要素を感じ取りながら、哲学的にデザインしていく必要があります。単純に2.4mの天井を2.1mに設計変更するだけでは、残念な結果が待っていますのでご注意を。

そんな天井の高さを含めた居室の考え方などの相談も受けております。家づくりをお考えで、そんな所に行き詰まったらいつでもお問い合せください。>>>問い合わせフォーム<<<

これまでうちでバランスさせてきた低い天井シリーズです。参考になればうれしいです
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2階に設けたリビングです。一番低い部分は1.8m、勾配天井で2.4mまで登っています。平均高さ2.1mの居室です。

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子供部屋です。低いところ1.8m、高いところで2.5m。ベッドにヨコになると、勾配天井が体を包み込んでくれているようです。落ち着きます。

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北側に面する子供部屋。低いとこで1.6mしかない思い切ったデザインです。それでも、勉強机があるので、低い部分に頭がぶつかることなく、心地よさだけが強調されます。

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最後は工事中の様子。この段階でも窓と天井の高さ、部屋の広さがバランスして心地いい空間になっていると思います。

ここにあげた天井は全て勾配天井でしたが、フラットな天井で高さ2.1mの心地いい空間というのも、もちろん創れます。その部屋の用途や、要素を感じながらバランスさせることで実現できます。気持ちいい家づくりの参考にしてもらえたら幸いです。

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螺旋階段リターンズ、木製でかっこいい螺旋階段はつくれるのか?

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先日新たなプレゼンテーションの申込みを頂きました。道向かいにある公園には桜の木があり、先日の現地調査のときがちょうど満開でした。こんな季節に調査に行くと、否応にもこの桜の木を絡めた提案になってしまいそうです。冷静に練ってみようと思います。

さて、現在設計中の住宅も実施設計の終盤です。今週末には実施設計完了の報告と、打ち合わせを行います。魅力的な住宅になってきていますので、まだ工事にも掛かってないのですが、完成が楽しみでなりません。

いろいろ見所のあるこの住宅ですが、ひそかにお気に入りなのが階段です。昨年引き渡しした住宅で初めて採用した木の螺旋階段、特徴的なのは螺旋でありながら円を描いてないところ。多くの螺旋階段が鉄骨であり、螺旋といえば円形をイメージしますが、そこは木造であるため曲線はかえって難しいのです。
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昨年の住宅での施工風景。4方にささらを回し、中央の親柱に向かって踏み板をかけていきます。ただ、普通に踏み板をかけていくと、外周部は十分に踏み板がささらに掛かるのですが、親柱側では踏み板の掛かりがめちゃくちゃ小さくなってしまいます。小さいということはそこに力も集中するということ。見た目にも明らかに不安で、吊り橋をビビりながら渡る感覚で、階段を上り下りしなければなりません。

もちろんそんな訳にはいけないので、掛かりが少ない踏み板の下に補強材をいれてみます。これで強度は出せるのですが、見た目に無骨になりかっこ良くありません。この時は、1/10の模型をつくっていろいろな形の仕口を考えてみました。で、結局たどり着いた結論は、小さい面積で強度を出せさえすればいいという至極当たり前なこと。その基本を押さえながら設計をまとめていきました。
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その解決策がこの黒い三角形の板、鉄板です。この鉄板をささらと親柱に架け渡します。ただこの鉄板だけではかなり撓んでしまいます。厚みをとったり、リブを設けたりすればその撓みも押さえられますが、それではやはりかっこ良くないし、そもそも木の螺旋階段になりません。しかも螺旋階段って下から見上げることの方が多い階段なので、踏み板の裏側もきれいでないといけないんです。

そこで、厚みのある木の踏み板を鉄板の上にかぶせ、見た目の木造の雰囲気と、構造的な強度を確保したハイブリッドな階段にしました。もちろん、見上げの美しさにも配慮して。

この後見事に完成しましたが、奥まったところに階段はあるので、完成形の写真は撮影無理でした。この施行中の時だけが、この階段の全容が写真に残せる唯一の時期だったのです。

こんな螺旋階段を今回も採用しています。ただし、今回は結構引いたところからの撮影も可能なレイアウト。しかも、土間空間から2階へ伸びるダイナミックなものになる予定です。

木の螺旋再びです。さらに進化した螺旋階段の完成は今年の秋口の予定。施工の状況ともあわせて、またレポートしていきたいと思いますので、どうぞご期待ください。
 
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増税なってんなんのその。やっぱり花見はいいですね。

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なんとか今年も花見に行くことができました。土曜日は雨だったし、次の日曜日も予報では雨とのこと。完全に諦めてました。ところが、日曜日の朝目覚めると雨音は聞こえません。そっとカーテンを開けてみると雲の隙間から青空がのぞいてるではないですか。

カーテンをバンっと開け放ち、娘たちを起こします。花見準備のスタートです。一週間天気図を見続けていたので、この天気の後は晴れが待っていることもわかっています。善は急げです、眠たそうな娘たちの準備を整え、BBQセットを事務所まで取りにいきました。

今回は家内と二人の息子は先約ありで欠席です。娘二人とぼくとでの3人の花見。ちょっと寂しいかなということで、友人の娘二人を誘ってみることに。幸い予定が合い、小学生女子4人と43歳オヤジとでの5人の花見になりました。
 
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最初、錦ヶ丘公園にいったのですがBBQは禁止の看板が。聞いてた話と違いましたが、決まりは決まり。仕方ないのでいつもの桃尾墓園に向かいます。予想に反して花見している人は少なかった。肝心の桜の花も土曜日の雨でだいぶ散っています。

それでも、BBQの準備を整え買ってきた牛さん、豚さん、羊さんたちをジュージュー焼き、美味しく頂きました。子供たちも、外で食べる時は食が進むようです。あっという間に食材は底をついてしまいましたが、写真のようにゆっくりとした時間を過ごすことができました。

なにより、初めての体験であるアルコールなしでのお花見。大人一人だったのでさすがに酔っぱらえないし、車の運転もあるのでノンアルコールビールでのBBQです。350mmを6本持っていきましたが、4本が限界でした。2本目までは意外に美味しく呑めたのですが、5本目には手が伸びませんでした。

ともあれ、花見ができたことで良しとします。桜以外にも花は咲くのに、どうしても花見といえば桜。時期的にも寒かったり、天気が不純だったりと条件的には難しいはずなのに、どうしても桜。何となくワクワク、ウキウキする季節。冬から春へ、別れから出会いへ向かう季節。そんな季節のたった一週間の間にぱっと咲いてぱっと散る。そんな潔さに引かれるのでしょうね。 

ちまたでは、消費増税にてんやわんやのようですが、桜には何も関係ないようです。100円で3円の増税、慌てず焦らず、ゆっくりと落ち着いていつものようにお花見を。ガソリンスタンドに並ぶ車を横目に心地よい帰りの車中でした。

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暖かくなってきたんで花見もいいけど窓を考えてみました。

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晴天の週末、桜も満開のようでフェイスブックのタイムラインはお花見の写真がいっぱいです。気持ちよさそうだなぁ−と指をくわえつつ、今日もバリバリ図面書いてます。そんな作業の合間に書くこのブログは、いい気分転換になっています。ほんとは、お花見したいですけどね(笑)。

さて、今日書いていた図面は建具表と呼ばれるものです。その名の通り、その住宅で使われる建具を整理し、そのカタチや材質、そして必要数などをまとめたものです。うちの場合、この建具表がA3用紙で4枚くらいになります。一般的な住宅にしてはちょっと多い方かなと思います。
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建具の数が多いということになるのですが、決して窓や出入り口がいっぱいあるわけではありません。一つの穴(窓とか出入り口)に対して3枚の建具があることが多いため、結果的にそんな風に数が増えてしまいます。窓であれば、部屋内から障子戸→ガラス戸→網戸→雨戸(これは付けたり付けなかったり)という順番で構成され、必要に応じて開けたり閉めたり。引き戸を使っているので中途半端な位置で開けておくなど、一つの穴にも幾つかの役割を持たせることができます。
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たとえば網戸なんかは最高にいいものになっています。一般的なアルミサッシの網戸は中骨が一本だけ、しかも非常に貧弱です。腰から上にある小さめの窓ならともかく、デッキやテラスに繋がるような所にある網戸は、ちょっとぶつかっても壊れないような丈夫さが必要だと思います。随分昔の話ですが、引き渡し直後のお宅へ遊びに行きました。その住宅の特等席はテラスです。そのテラスにリビングから出ようとすると、つま先にヘンな感触を感じました。ものの数秒のことだったので、体はそのままテラスへ向かっています。

すると、バタンという音と共に、背後から「えぇ−っ」という爆笑とも悲鳴とも分からぬ声が聞こえてきました。そう、網戸が閉まっていることに気付かず、そのまま突っ込んだ結果でした。アミが黒色だったこともあり、ぼくの目のピントは外の風景に合っていたのです。しっかり弁償させて頂きましたが、なんとも仕様もない出来事でした。

それがあったからというわけではありませんが、現在はテラスなどに繋がる窓には木製のしっかりした網戸を使っています。カギもかけられて、夏場にこの網戸だけでも就寝できるように。アルミの方が丈夫そうだったり、防犯上もいいように思われている方多いですが、絶対オリジナルの木製のものの方がいいと思います。多少隙間はありますが、実生活の中では気になることはないレベルです。
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当然オリジナルなのでサイズやカタチも自由ですが、こんな風にヨコ格子とすることが多いです。これは、タテ格子よりも格子の長さが短く済み、同じ太さの格子でも折れにくいものになるから。それと、網戸を使うのは夏の時期です。タテ格子よりもヨコ格子の方が涼しく感じるから。なのですが、これは個人差があるかもしれませんね。ただ、タテにしろヨコにしろ、この写真のように影がクッキリ出ている窓辺とそうでない窓辺では、絶対感じ方が違うはずです。丈夫さでいえば、ものが飛んできたり、ぼくみたいな間抜けな人がいたとしても、多少のことでは壊れないでしょう。

そろそろ、暖かくなってきたんで窓を開ける機会も増えてくると思います。使って楽しい窓は暮らしに豊かさと快適さをもたらしてくれます。巷では、アルミとか樹脂による窓のプチリフォームが流行っているようですが、性能や数字だけの窓から、それらを合わせ持ったこんなぬくもりのある穴へのリフォームもいいと思います。工事費や工事期間は少々前者より掛かりますが、何十年と使うところなので思いきってもいいかもです。

そんな窓周りのリフォームデザインもやっていますので、ちょっとその話聞かせてよという方は、いつでもお問い合せください。穴(窓)の大きさ(タテ×ヨコ)と外壁の仕上げ、内壁の仕上げが分かればザックリ費用も算定できますので、ドシドシこちらまで。>>>問い合わせフォーム<<<

そんなつもり無かったのに、なんだか営業ブログになってしまいました。花見を楽しんでる方々、俺も日曜日には花見予定です、待ってろよぉ−ヨメイヨシノ。ただ、天気予報は雨のようです(涙)。

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