2013年02月

2013年02月18日

海外ゲームライター「一千万人が進撃のバハムートを遊んでいる。恐ろしい事だ」

ゲームライターRyan Rigney氏がギーク御用達のサイトWired.comにて語る。

iPhoneとAndroidのゲーム興行収入ランキングにMinecraftやTemple Run 2と並んで「Rage of Bahamut」(進撃のバハムート)というカードゲームが躍り出ている。東京に本社を置くCygamesによれば二千万人以上のプレイヤーに遊ばれているそうだ。もしそうなら世界でも有数の人気ゲームの一つと言ってよい。
しかし、驚くべきはこの作品が最高のゲームには程遠い(原文、a real piece of crap)という事だ。「このゲームの成功は今日のゲームデザイナーに対して最小限のインタラクティブとみみっちいUI、わけのわからないゲームデザインこそ大勢のプレイヤーを釣って大金を稼ぐ方法だと示しているかもしれない」とLimbic SoftwareのArash Keshmirian氏がメールにて語ってくれた。
昨年の英語圏で最も金を稼いだアプリの一つ、進撃のバハムートはその見た目だけでも綺麗とは言い難い。ファンタジーを題材にしたこのトレカはテキストがいろんな箇所で途切れ、ページごとにダイアルアップ回線さながらのロード、さながら2つのYahoo Geicitiesを戦わせているかのようだ。ネットワーク環境が必須で流し見しても問題ない事を考えれば事実上の(間に合わせの)携帯ウェブブラウザであろう。
さて、このゲームでやることは何か。アニメ調のゴブリンやボロ布をまとったウィッチなどが描かれた多くのデジタルカードを手に入れレベルアップさせることだ。クエストをこなしたりほかのプレイヤーと「戦闘」すればカードの数やレベルは増えてゆく。
クエストは最も良い表現をするなら画面に出てくるモンスターのJPEG画像をピコピコ叩くもので、敵を倒せば爆発してコインに変わる。ただひたすら画面をピコピコ押していれば良い。Mission Successfulの文字が現れ、画面の何かのメーターが上がり、まあ、満タンになればレベルが上がるのだろうとわかる。
戦闘はクエストと異なり、何のインプットも必要ない。ゲームが自動的にプレイヤー同士のステータスを比べ、けばけばしい大文字で勝敗が知らされる。戦略なし、駆け引きなし、アプリをこつこつ叩く事に忙殺されるプレイヤーのために全てが自動化されている。頭を使う時間も与えてくれない。
ところで、このゲームは時々RageMedalsと呼ばれる最大100ドルの有料パックを購入するか聞いてくる。
このゲームはMobageという携帯ゲームサービスで展開されており、アメリカで三番目に稼ぎ頭のiOSゲーム「Marvel : War of Heroes」も同じ土俵で展開されているが、絵柄がMarvelになっただけで進撃のバハムートとそっくりのゲームであることは少しも驚くことではない。
Keshmiranは言う。新劇のバハムートというゲームは我々の知る何もかもに逆らっている。しかし、他の企業が標的にしてこなかった巨大なゲーマーの財布に入りこむ事に成功した。
Cygamesの取締役である木村唯人氏が雑誌Famitsuに語ったところによれば(ゲームサイトPOLYGONの翻訳を引用しているが、そこからのソース不明>訳者)、進撃のバハムートのようなカードゲームが海外ゲーマーに定着するにはまだ時間がかかると思ってるそうだ。
その日がずっと先であることを願おう。


以上。
「所詮は金儲けだけどお客に楽しんでほしい気持ちもあるしそれで経済も回ってるんよ!」
「お客に楽しんでほしい気持ちもあるしそれで経済も回ってるけど所詮は金もうけじゃん!」

fairypot at 03:30|PermalinkComments(74)
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