2015年11月

2015年11月15日

海外読者「ラノベを海外で売りたいなら漫画の絵をなくせ。漫画の棚に置くな。無理に日本語を残すな」

・(最初に北米でのラノベの起こりと衰退を語っているが長いので省略)ラノベが売れない最大の問題は売り方が間違ってることである。これはとても単純なことで、ほとんどの「漫画」の読者はうわべだけのファンで、毎日熱心にキーボードを通じて自分の愛を語ったりしない。「ヴァンパイア騎士」や「ブリーチ」など話題になった作品を買う人々であり、コスプレイヤーが少女革命ウテナの格好をしてもわからない人々であり、高校か大学を終えれば漫画も卒業する人々である。
彼らが本屋の漫画の棚へ行くのは「本」を読むためではない。ゆえに漫画の棚にラノベを置くべきではない。これは自ら市場を狭める行為だ。彼らの会社の稼ぎ頭である漫画と彼らが売ろうとしてきた多くのラノベには関連がない。だから多くの漫画読者は「文学少女」みたいなタイトルに関心を持たず、仮に手に取ったとしても十中八九「小説?」と思って元に返すだろう。こんな売り方は正しくない。
次にアニメや漫画のファンだけに対象を絞るのをやめるべきだ。宣伝をAnime News Networkだけに任せてはいけない。彼らに宣伝させるなと言ってるのではなく、それ以外も使うべきだという意味だ。
そして3つ目に、日本の漫画(Japanese cartoon)的な見た目をやめること。これは最も論争になるだろうし、ファンの一部から大きな反発を受けるだろう。しかし、ついでに言えば日本語の用語や「〜様」みたいな接尾辞も残すべきでない。ファンの怒りは想像できるが、失うものと得るものを比較すればやる価値がある。市場の多数は漫画を読まないし、大多数は「〜様」や「手裏剣」が英語に残らなくても気にしない。
これを聞いて悲鳴をあげる人もいるだろうが、私はラノベから利益を得る方法を言ってるのであってファンを幸せにしたくて言ってるのではない。実を言えば私も「屍鬼」の若先生をOzakiやDoctorに翻訳する考え自体は好きでない。しかし売るために英語版から省こうという考えは好きだ。(この後「屍鬼」について熱く語っているが長いので以下略)


・これは全く同感。

・この話で思い出すのは(表紙を実写風に変えた)「狼と香辛料」だね。あれが売れたのか情報がないけど。

・「狼と香辛料」はこの例として相応しくない。中世の市場経済に関心を持つ人は少ないし、漫画の棚で売ってなかったか?原作ファンを怒らせるリスクもあるから厳しい。

・ハルヒのペーパーバック版も変な表紙に変わってたな。出版社は新しい表紙を作ることにかけては才能がないと思う。でも漫画の棚に置くなってのは賛成。ティーンか一般フィクションの棚に置くべき。原作ファンはどこに置いても買うだろうし。実は私も「〜様」とかは不要派なんだよね。ファンサブ等では気にしないけど。

・表紙で買う買わないを判断するって馬鹿げてると思うんだけどなあ。漫画で嫌いな表紙とかあるけど、それで買わないなんてことはない。

・ラノベを売るためには良い指摘だと思う。原作にこだわる人は原作を買えばいいんだよ。

・ファンタジー系のラノベはファンタジー読者に、SF系はSF読者に上手く売ればいいのに、とはいつも思う。ジャンル毎にファンがいるのにそれを無視するのは馬鹿げてるよね。

・ラノベって他所の書評を宣伝に使わないよね。漫画はしてるのになんでラノベはしないんだろう。

・マーケティングに問題があるのは同意するけど、日本語の用語や敬称はヤングアダルトに対しては異国要素としてプラスにならないか?それより普通の文章が上手に翻訳されてないんじゃないかと疑ってる。

・これはBL系のラノベとか特に思う。ヤングアダルト向けのああいう本は少ないんだから売るチャンスなのに。

・でもラノベの分類って難しそう。たとえばB&Nでは文学少女シリーズをティーンフィクションに分類してるけど、ハリポタやトールキンのような小説を期待した人は困惑するだろう。あと、私は好きなシリーズだけど「とらドラ!」はどこの棚に置いても英語圏で売れると思えない。話が長すぎるし、若い男子読者にアピールできないし、魔女や吸血鬼を求める人には平凡すぎる。

・ラノベが売れなかったのは内容がゴミのようだったからという可能性はないのか? 日本人が書いたGoosebumps(良くてTwilightシリーズ)に金を払う人がいなかったんだ。

・TwilightやVampire Diariesのような小説が多くの言語に翻訳されるのに「屍鬼」みたいな本が金にならないという理由で翻訳されないのは残念だ。


以上。
理屈のうえでは正しいと思います。ただ、絵をなくして全く売れずファンも総スカンという危険があるのでよほど売れる自信がないと厳しいのではないでしょうか(原作側が許可するかという問題もあるし)。
そういえば「オーバーロード」はああいう絵ですが、アメリカでどうなるか注目してます。

fairypot at 00:13|PermalinkComments(22)

2015年11月09日

海外読者「ラノベは誰がどのセリフ喋ってるのかわからん」

・ラノベって時々誰がセリフを喋ってるかわかりにくい時があるよね。あれをすらすら読める人って少しだけ不思議だ。

・ライトノベルは誰の発言か触れない傾向があるからね。「ソードアートオンライン」はそうでもなかったけど、「ノーゲームノーライフ」は少し辛い。

・かといって「〜と私は言った」をつけると読むテンポがくずれる。

・↑誰が喋ってるかわからないよりそっちの方がマシだと思う。

・日本語は細かいニュアンス満載だからこれが困る。ファンサブも長いセリフが英語で1フレーズに訳されたりするよね。あれは笑ってしまう。

(別サイト)
・オーバーロードのファン翻訳が好きなんだけど、多人数で喋ってる時は誰がどのセリフを言ってるかわからず混乱する。〜〜,said Ainz(〜とアインズは言った)みたいに表現することが少ないよね。これは私の脳の問題なのか、それとも日本的な書き方なのか?

・日本的な書き方だよ。本当は喋り方が違うんだけど英語に翻訳できない。

・推測だけどキャラクターをユニークな喋り方にすることでセリフ外の説明を省いてるんだろうね。

・丁寧は喋り方をしたり相手に「殿」とか敬称をつけてるのを目印にするといいよ。女性はdesu〜とか言ったり。慣れろ。

・英語にないなら翻訳する人が調節すべきじゃないのか?

・これを解決するために黒人風の英語にしたりするけど、それにも文句言ったり翻訳が悪いという連中がいるんだよ。他に方法がないのに。

・↑英語にも方言とかいろいろあるだろう。違いを出すために田舎の方言をもってくるのは優秀じゃない。

・うまく翻訳できないのかそういう信念なのか知らないが、せっかくの会話表現が「虐待」されてると感じる。


以上。
これはファンによる翻訳だけでなく、プロが訳した公式作品でさえ書評で「there were many times where I had no idea who was speaking, and had to go back and reread sometimes. 」(誰が喋ってるのかわからず読み返した部分が多かった)と言われることがあり(どのラノベかは言わない)、難しい問題です。
日本語なら性別や年齢、上下関係もキャラクターのセリフでだいたいわかりますが、英語だとそれが難しく、たとえば私の手元にある「狼と香辛料」だと、

原作
「今、羊飼いのような音がしなかったかや?」
「したな。お前がそう思ったという事は、やっぱり角笛か」
英語版
"Did I not just hear a shepherd's horn?" she asked.
"You did. I wasn't sure, but if you call it a shepherd's horn, then it must be so."

と原作にないshe asked(彼女は聞いた)が追加されてます。英語で語尾とか僕・私の違いとか正確に再現できないんです。
じゃあ、毎回「〜は言った」で解決するかといえば、それだと劇の台本のようですし、上記のように読むテンポがくずれるという人、セリフの後まで正体がわからないとストレスがたまるという人、原作にない文章を入れたら許さんという人もいて簡単にはいきません。

fairypot at 15:15|PermalinkComments(32)

2015年11月05日

海外版テイルズオブゼスティリアのOP曲改変。ファンの一部は歌詞が原因かと疑う。

英語版OP


海外版テイルズシリーズのOPといえばレジェンディアの頃までは歌をなくして関係ないBGMを入れていたんですが、それがテイルズオブジアビスでは同じ曲からボーカルをなくしてギターカバーを入れるようになり、ヴェスペリアやグレイセスFで英語のボーカルが付き、テイルズオブエクシリアではついに原曲がそのまま残って原作ファン大喜びだったのですが、最新作テイルズオブゼスティリアではそれが再びギターカバーになりました。
これについて掲示板では「残念だ」という人も「ギター版もかなり良い」という人もいましたが、ある人が面白い推測をしていたので訳してみます。


・個人的にだが今回のOP改変は歌詞が関係してるんではないかと思う。特に「I want to be white. White. Now.」の部分。もちろんそんな意図ではないと決まってるけど、ここだけ抜き出すと人種差別と受け取ることも可能になる。可能性だけでインターネットの住人がどんな反応をするかは皆も知っての通りだ。そういうわけで安全のため歌詞が外されたんじゃないかと想像してみた。

・これは私も一度考えた。悪い意味でとらえる事もできる歌詞だからね。エクシリアもエクシリア2もOPはそのままだったのにこれだけ変わったのは奇妙だと思った。

・どうだろうね。音楽のライセンス契約の問題かもよ。一つの国だけが英語版を作ってしまうわけにもいかない。

・ライセンスの話って結局は「お金が足りない」という事だから聞いてて悲しくなる。でも、テイルズシリーズのファンはOPからボーカルが消える事には慣れてるよ。

・私もライセンスの関係かなと思うけど、面白い指摘だ。

・訴訟が最高裁まで持っていかれる可能性もあるか。

・私は黒人だけどあの曲好きだよ。別に気にしないのに!

・あれって「I want to be the white white light」と言ってない?

・↑それより前の歌詞に出てくる。アリーシャが振り返るところ。

・なんだか英語以外の歌を我々が受け入れられなかったクソ90年代に巻き戻ったみたいだ。

・political correctness(政治的中立性)から見て、この歌詞は外すしかなかった。歌詞からI want to be a whiteなんて聞こえたらメディアが運動会を始める。



以上。
英語を日本語の歌詞に特に意味もなく放り込む習慣が仇に・・・というのは冗談で、人種関係は本当に炎上しやすいのでそれを避けるためだったのなら正しいというほかありません。
ただ、こういうのに文句言う人に「その冗談も面白いね」と言い返す企業もあってほしいです。

fairypot at 02:08|PermalinkComments(3)
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