2006年04月12日

鉄鍋のジャン、アメリカ書評

今日の一言「お金を貸したのに返済日になって『返せない』といわれたら、普通は怒る(理解はするが容認はしないの意)」

IGNのサイトのコミック部門は時折アメリカで出版された漫画の書評をやってくれるのですが、最近はイマイチ興味のない作品のレヴューが続いてました。しかし、今日見てみるとそこにあったタイトルはIron Work Jan(鉄鍋のジャン!)
ネタが来たー!
とはいえ、実は私、この漫画をよく知りません。料理漫画には「後出しの法則」(料理対決ではあとに料理を出した方が必ず勝つ)があるので、私はイマイチ楽しめないタイプなんです。あえていうなら、ミスター味っ子か中華一番くらいしか記憶にありません(なんか間があるぞ)。ただ、この漫画はネットでちらほら見かけ、さらに主人公が「カカカカ!」と笑いながらチェーンソーを持ってるシーンが印象的だったので私もタイトルだけは覚えていたわけです。
というわけで、書評を翻訳してみます(私の英語能力は高校生レベルに毛が生えた程度なので、間違いがあったらご容赦を)。

A manga you can really sink your teeth into.
本当に没頭できる漫画(sink teeth intoは「食べる」の意もある)。
私はフードネットワークの「料理の鉄人」が好きだ。アメリカ版も良いが、あれには日本版に備わっていたものがなにもない。タケシ・カガのピーマンをかじるシーンを見て、お気に入りの中国シェフ、チェン・ケンイチがタコから発酵した大豆「ナットウ」まで様々な食材を料理に変えてゆくのを応援をするのは私の生活の一部だった。鉄鍋のジャンが私の元へ届いたとき、あの料理の鉄人たちの魔法をもう一度見れることを期待した。そういう意味では期待通りだった。
「料理は勝負だ。勝負には勝たなきゃならない」その信念を持つ秋山ジャンは中華料理店「五番町」に来る。そこは日本最高の評判を持ち、彼は小さな刺客として店を訪れた。秋山家と五番町一族はどちらが最高の中華料理人かで確執があるらしい。
もしあなたが「日本の料理と中国の料理のどこが違うんだ?なぜ日本の真ん中に中国の料理店があるんだ?」と疑問に思ったのなら、その違いがわかるまで、ここから先は読まないでほしい。私は君を待っているから。
秋山ジャンは無駄に傲慢な態度をとるが、自分を補佐できる相手にはそこまでひどくない。彼は修行中の他の料理人を誉めたり、尊敬を得るために時間を無駄にすることは全くしない。そのせいか、五番町のオーナーの孫娘キリコからは怒りを買ってしまう。彼がその実力を見せるまでだが。勝負が始まると、どちらがどう優れているか理解するのはそう難しくない。しかし、このシリーズは途中、多くの笑い(そして活用する機会が全くなさそうな料理技術)を提供する。
西条氏の描写スタイルは昼食時の厨房さながらにダイナミックで強烈だ。それぞれのシェフが料理技術を披露しながら、料理の材料が自由奔放に中華鍋へ放り込まれてゆく。フードネットワークで使い古されたような技術はどこにもないはずだ。料理の鉄人たちでさえ首を横に振るだろう。信用できない?まあ、可能性はあるかもしれない。
料理の鉄人が面白いショーであるように鉄鍋のジャンは面白い本だ。ジャンの敗北やキリコの企て、2巻の最後には料理トーナメントで熟練シェフとの対決など重要なキャラクターの成長があるが、何もかもが深刻になるような心配はない。
後ろめたい喜び(guilty pleasure)と呼ぶか楽しい読書と呼ぶか、なんであれ是非手にとってほしい。特に、あなたに何らかの料理技術があるなら。たとえなくても、この本はあなたを笑わせてくれるだろう。さて、妻が留守の間にあの中華鍋の曲芸を試してみようか・・・。
評価、Must Read(ぜひ読むべし)

とまあ、けっこう好評みたいです。これが売り上げに結びつくとは限らないんですが、どうなるやら。プリンセスアイみたく翻訳してるうちに読んでみたくなりました。新刊を買いたいってほどじゃないんですけど、どうしようかな・・・。しかし、日本人がこの書評を見て漫画を買いに行くとはIGNも予想していまい(笑)。


鉄鍋のジャン (3)


fairypot at 21:20│Comments(0)

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