2006年06月20日

バトルロワイアルのIGN書評

毎度恒例、IGNのマンガ批評。今回はバトルロワイヤルが来ました。さっそくいってみましょう。(意訳と省略あり)

中学三年というのは私にとって大きな分岐天だった。これには多くの人が同意するだろう。女子達とは別に喧嘩する必要はないと理解できる年齢になり、にも関わらず、いくらかの女子、いや、実をいえば、ほとんどの女子とは話ができなかった。友人の中には、内心、喜んで銃弾を眉間に撃ち込んでやりたいと思っていた何人かがいた(リアルだな・・・>訳者)。中学三年、それは最も厄介で同時に最も良き時間でもあった。なので、この作品が私を惹きつけ、おそらくあなたも惹きつけるであろう事は驚くことではない。
中三の1クラスを脱出不可能な場所へ送り、そこで「プログラム」に参加させる社会を想像してほしい。ルールは単純。各々は武器(ブーメランからウージー短機関銃まで様々)と地図と補給品を与えられ、3日間の間に殺し合い、一人だけが生き残れる。もし二人以上残っていたら首輪が爆発して全員死亡。
もちろん、残忍に聞こえるだろう。しかし、我々がどういう実写映像にハマり、どれほどそういうものを好むか自分に聞いてみてほしい。平穏な生活が死を迎えるショーに変わってゆくのを想像するのはそこまで不自然ではないはず。あなたがそのプログラムに参加したと仮定しよう。さあ、あなたは本当にクラスメイトを撃てるのか?躊躇なく?あなたのいわゆる「友達」はどうするのか?
この作品は小説で出版され、今は映画版も入手できるが、2時間の映画にはこのマンガにあるキャラクターの成長が含まれていない。それはこの作品で非常に重要なことだ。誤解しないでほしいが、映画もそれはそれで薦めたい。ただ、それにはマンガの話のうち13話ほどが収められ、残りは犠牲となっている。TokyoPopはコミックで最も忙しい男ギース・ギッフェンをこの翻訳の助けとして呼んだ。彼の仕事はたしかなものだ。作品はとてもスムーズに読める。
映画にはない面白さがあり、小説にはない絵も魅力だ。田口氏のアートワークは素晴らしく、あなたを惹きつけるだろう。ただ、あなたのグロテスク描写への耐性も関わってくる。一巻で駄目ならあきらめるべきだ。
重要なことを言っておこう。このマンガは多くの本屋でラップに包まれている。もちろん、明らかな理由でだ。このマンガはウルトラバイオレンスを新たな段階へ引き上げている。あなたはタランティーノの映画を見たことがあるだろうか。「パルプフィクション」でマーヴィンの頭がカーウィンドウの後ろに吹き飛ぶのを見たかもしれない。このマンガに比べれば、あんなのは子供だまし(Kid stuff)だ。暴力とは通例、単に暴力として、あるいは衝撃を与えるためのものだが、この作品での暴力は非常に「計画的」だ。要するに、ここにでてくる暴力は常に殺人である(ここ、翻訳が微妙>訳者)。このゲームに参加した人々は強制的に選ばれたが、中には自分から志願したおかしな者もいる。さらに、山ほどのパンチラや性的なシーンを(特に相馬ミツコという女を武器にするキャラクターが)提供してくれる。決してカマトトぶるつもりはないが、もしあなたに子供がいて、その子がこの単行本を勝ってきたら、どうか彼らに自分が何を読んでいるか確認してほしい。親の義務として。この本はMature(成熟した視聴者。17歳以上)奨励で、他のものよりずっと過激だ。
評価 Must Have(是非買うべし)

というわけで、デスノートと同じく最高の評価をもらいました。アメリカは、大人はマンガを読まなけど子供だと年齢規制の壁があるいう出版社にとって地獄みたいな所ですが、中途半端に暴力やお色気を含むファンタジー作品よりこういう系統の方がやりやすいんでしょうか。逆に。

fairypot at 20:25│Comments(0)

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