2006年11月09日

学園ヘヴンのIGN書評

ヤオイのことはさっぱりわかりませんが、とにかく訳してみます。

学園ヘヴンは名門校に招かれたある青年の物語である。到着としてしばらくすると彼は、この学園生徒(すべて男性)のほとんどが彼の体を狙っていると気付く。私は当初、この漫画をある種のホラーマンガかと思ったが、どうやらヤオイ世界のさらなる進出のようだ。
この作品は一つのメディアミックス(ゲームや漫画、アニメなど別々のジャンルが繋がること)であり、元々は男たちによる恋愛シミュレーションゲームであった。別に問題はないはずだ。メディアミックスには少年もの、少女もの、青年ものがあり、少年愛があっていけない理由はない。
ベルリバティスクールに入った伊藤啓太には大きな希望があったが、BL学園(気付いただろうか?)の生徒たちは運動、数学、芸術、その他の何がしかの分野の天才ばかりであり、彼は何をやっても敵わなかった。それだけでなく、気まぐれな校長は彼の入学が失敗だったと思い、入学を取り消してしまう。その直後、校長は生徒たちによる「勝者はなんでも願いがかなう」コンテストを開催する。学園の良き面である年上の才能溢れる生徒たちは啓太とペアを組もうとするが、彼が興味を引いたのは学園の「王」だった。その人物は学生会の会長であるがまったく仕事をしない、まさに王様である。彼とペアを組めた啓太はかくして学園に残ることになった。
筋書きがゲーム起源であることを考えると、この作品はおどろくほど良い。ヤオイとは誰でも受け入れられるものではないが、この作品は友情と自分のアイデンティティ、そして、そう、ロマンスの問題をうまく扱った物語である。実を言うと、私は正当なヤオイ読者ではないので、ヤオイの良し悪しに確信がない。私が持ち上げる本をヤオイ読者は軽蔑の目で見てるかもしれない。なので「良いものは良いもの」という前提で言うが、学園ヘヴンはとにかく良いものだ。熱心なヤオイファンのために、作者があとがきで書いたことを引用しよう。「雑誌掲載でベッドシーンが少ないと指摘されたので、今回は修正する機会をもらいました」これ以上の宣伝はいたしかねる。
絵の技術は私が見てきた少年愛ものでは上級で、翻訳と進行ペースも超一級である。彼らがゲームの開発に加わっていた事実がどれほど影響しているかは不明だが、とにかく素晴らしい。
私はヤオイに関して人々を3グループに分ける傾向がある。ヤオイが好きな人、ヤオイを避ける人、ヤオイに興味のある人。学園ヘヴンは三番目のグループにとって素晴らしい作品だ。良い筋書きと描写、ヤオイの本分を隠すことなく攻めるやり方で初心者はこのジャンルが提供する全てを経験できるだろう。しかし、どうしても好きになれなかったらどうぞ別の本を手にとってほしい。別に悪いことではないのだから。
評価、Must Read.

fairypot at 20:26│Comments(3)

この記事へのコメント

1. Posted by つながる空   2006年11月10日 15:34
3 この作品、タイトルだけ見た事あったけど・・こんな内容だったのか。・・確かにホラーだ(゜A゜)・・・ちょうど逆設定のノベルゲー作った事あるから、このジャンルにどうこう言えない自分がいる(6 ̄_ ̄゛)
2. Posted by お茶妖精   2006年11月10日 23:19
主人公以外を女性にしたらごく普通のエロ漫画ですが、すべて男性ですからねえ・・・。私も怖くてこれ以上は踏み込めません。
3. Posted by おお   2010年07月03日 00:33
いろいろEDがあって絵が綺麗でシステムもまともな恋愛ゲーム。
今では当たり前のことですが、酷い出来のものが多かった当時としては、とてもクオリティの高いBLゲームだったので人気が出たらしいですね。
私は漫画版しか知らないのですが。

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