eroticaというジャンルですね。
あらすじを言うと「大人気のミュージシャンのチケットを手に入れた大学生がそれを餌にいろんな女子学生を釣る」というもの。作者はDick Roger。Dickなどという単語を使う時点ですでに卑猥だ(もちろんペンネーム)
なぜ1ではなく2を買ったかというと、「1巻は表紙がわかりやすくて万が一訪問客に見られた時に誤魔化しようがない」というチキンな理由。
最初に感想を言えば、あまり面白くない。
あらすじにあった大学生が主人公かと思ったら、第2第3の男達の視点でも話が進んでどうにも落ち着かない。アメリカの官能小説ってこういうものなの?日本の官能小説の業界もよく知らないけど。
他に気付いたこと。
・やっぱり紙の質が悪い。アメリカ小説は藁半紙みたいな紙が多い。
・最初に一部シーンの抜粋があるけど、なんで?
・「この本は~~に捧ぐ」という海外小説のお決まりは官能小説にも健在。官能小説を捧げられても困るんじゃないか……?
・主人公が朝起きるシーンから始まるのはストーリーテリングの王道だね。
・始まって2ページ目でエロシーンに突入。これも王道か。
・主人公はすでに彼女持ちという設定はアメリカらしい(日本の官能小説でも珍しくないの?)
・アメリカ人女性は下の毛を剃ると聞いたけど、この本では下の毛の描写もある。完全に剃るわけではなく、嫌われてるわけでもないのか。
(調べてみると、剃る人が大半なもののデートの時だけ剃る人や一部を残しておく人もいるらしい。全部剃ると子供みたいで嫌なんだと)