お茶魔王の雑記

雑記だよー!それだけだよー!

2013年02月

週刊少年マガジンの「聲の形」読んだ

マーケティングに引っかかってやったぞ!
というわけで、私の感想。

何の宣伝もせずに読んでたら「おっ、マガジンもたまにこういうの載せるんだ」とか「まあ、なかなか良く描けてるんじゃない」と思ったけど、そんなに心に残らなかったはず。そりゃあ20歳超えた人間はこの世の不条理をだいたいフィクションか現実で見聞きしてますから(理解してるかは別)、「衝撃作」にはそうそう出会えません。「ラクガキされてたのは彼の机だった」にも全然驚きはしなかったです。

この漫画は大人が何も考えずに読めば「生徒と教師クズすぎww」という感想になりかねないし、考えすぎると「はいはい、障害者はみんな可愛くて天使ね」「あんな極端な善人と悪人がいるかよ」だし、読んでる際の頭脳の加減が難しい漫画だと思います。そういう意味ではやはり「少年誌」に相応しいかも。

視聴者が大人だけなら映画「ダンサーインザダーク」みたく救いようのないバッドエンドでインパクトを与えるという手もありますが、少年誌なら道徳の教科書みたく「ハッピーエンド」かこの漫画みたく「いちおうハッピーエンド・・・か?」みたいな展開しかないでしょう。

では社会問題の提起としてこの漫画がどうだったかといえば、「一つの漫画で社会問題が前進するわけないじゃん!」に尽きます。24時間テレビと同じく、この漫画も誰かにとっては感動作、誰かにとっては茶番。だからいろんな漫画を載せていけばいいと思います。
あのヒロインがメガネキャラみたく何の支障もなくクラスに馴染んだり、逆に邪悪ないじめっ子になったり、何一つ救われずに自殺したり、そういう漫画があってもよいと思うんです。最後は「誰得」と思うだろうけど、そういう漫画で「こんな世の中にしないよう頑張ろう」と思う人もいるわけで。もちろん「社会問題とか知らんがな」な漫画があっても良い。

ところで、最近ジャンプのニセコイで「メガネなくした」がギャグで使われたように、補聴器もギャグで使われる漫画があって良いと思うんです。「引くわー」と思うだろうけど、それがメガネくらい冗談で済む(イラっと来る人もいるけど、イラっと来るだけで済ませられる)世の中を目指すべきなんじゃないかな。

ちなみに、道徳といえば、「最強の道徳」はジャイナ教だと思います!不殺生のために餓死を目指す!これはすごすぎる。

ソ-ドアートオンラインはラノベ原作の中ではかなり盛り上がってるのか

ハルヒ以降のヒットラノベ

SAOやっぱりすごい

最近、いろんな言葉をグーグルトレンドで検索してるんですが、ラノベ原作でアニメ化されたものを調べてみるとSAOのネットでの盛り上がりはかなり特異なようです(検索の仕方にもよるし、売り上げや商業的集客力とイコールでないのは承知してます)。
シャナ、フルメタ、ゼロの使い魔、バカテス、俺妹、はがない、その他おおよそのタイトルも比較してみましたが、少なくとも2004年以降のアニメ化されたラノベの中では「アニメ化直後の瞬間最大風速的な人気」としてもかなり異常な盛り上がり(今後の動きは全く未知ですが)。他の何かの名前と検索がかぶってるかと思いましたが、ラノベの売上とかも考えると本当にこの作品の話題が増えてるとしか考えられません。
ハルヒの時期と比べて有象無象のライバル作品が増えたことを考えれば大したものです(「とある魔術」も大したもの)。白状すると私はこのアニメと原作をまだ一度も見てないんですが(興味なかったわけでなく最近まで本当に知らなかった)、オンラインゲーという現実とファンタジーが混ざった世界に面白いキャラや展開を組み込んでるんだろうな、と想像しています。私は「狼と香辛料」が大好きなんですが、戦闘がほぼない、展開もさほど動きや驚きがないから人気も限定的&短期的だったんだろうなあ(あの題材で400万部売れたのは十分偉業ですが)。

ところでこの作品よりも人気をさらったファンタジー小説もあります。
ハリーポッター!
ポッターすごい

ハルヒが霞んで見える認知度。しかも世界規模で売れたんですから。作品の質、時代背景、映画化、映画の配役、上手な宣伝、バンドワゴン効果、売れたのにはいろんな要素があったはずですが、ホント、なんであんなに人気がとれたんだろう?

Google Trendでジャンプ連載陣を検索してみた

グーグルで過去にどれくらい検索されたかを調べられる面白い機能がありますけど、あれで週刊少年ジャンプの連載陣がどれくらいヒットするか調べてみました。
ネットでの話題性は決して売り上げとも商業的な集客力ともイコールでないけど「まあ、いくらかの目安になるんじゃね?」という感じで。
まずは看板漫画のワンピース、ナルト、ブリーチ、トリコから。
ワンピース
ブリーチ
ナルトトリコ

ワンピースは洋服の検索も入るけど、ルフィやチョッパーみたいなキャラ名でも右肩上がりの傾向なので、ここ数年は特に認知度が上がってるといえます。
もちろん商品化や宣伝をして、その利益でさらに商品化や宣伝を増やす経営戦略があるんですが、最低限以上の面白さを10年以上保っている作者を讃えないわけにはいきません(つまらない話もないわけじゃないけど)。ちょくちょく出てくるトゲは映画化やゲーム化の影響ですね。

ブリーチはカタカナとローマ字で微妙に変わります(「漂白」の検索もあるでしょうけど、そこまで影響があるとは思えず)。公式名称のBleachが正確なら「最近は下がり気味」ということに?

ナルトはもっと結果が変わります。ローマ字のNarutoだと2010年後期から人気が急に下がります。これはアメリカで検索しても同様。なんかあったっけ?

トリコはアニメ化してから一気に人気が出ました。「いまどきテレビなんか見ねーよ」という人も増えましたが、TVアニメの効果は絶大です。

さて、ここで中堅漫画に移りましょう。
一応、ぬらりひょんとリボーンも加えました。

中堅ガンバレ
え?銀魂ってそんなに人気だったの?
ギャグとバトル折り合わせた便利な漫画だからか。
ぬらりひょんやめだかはストーリーバトル漫画ですけど、アニメ化しても看板漫画にはなれませんでした。広い層に受けるのは難しいですね。ぬらりひょんは尖った所がない。めだかは尖りすぎ。
リボーンはじわじわ上がってじわじわ下がる中堅漫画のお手本のようなグラフです。
ちなみにスケダンはめだかと似たような折れ線でした。

最後にここ数年の新連載たち
新連載たち
暗殺教室は作者のネームバリューでスタートダッシュし、一度は下がったものの順調に伸びてる模様。11月ごろの急上昇はジャンプサイトをジャックした企画の影響です。

ニセコイとハイキューは地味なスタートでしたが順調に伸びてます。他の新連載が良かったり、編集部の意向が違えば最初のころに打ち切られていたかも。

キルコはなぜかスタートダッシュが良く、Pixivで盛り上がりました。偶然かもしれませんが、ちゃんと理由はあるはずなのでヒットを出したい漫画家や編集は考察する価値があるはず。

斉木楠雄は個人的に好きですが話のネタとして盛り上がらないのも事実。話題性のあるギャグ漫画が新たに来れば食われそう。
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