米Microsoftは11月24日(現地時間)、“ごく少数のユーザーに影響”した問題のために一時的に取り下げていたWindows 10の11月の更新プログラム「Windows 10 version 1511(以下、1511)」の修正版をWindows Updateで復活させた。

 Microsoftは12日にWindows 10の初のメジャーアップデートとなる1511をWindows Update経由およびMedia Creation Tool(MCT)で提供開始したが、21日ごろから、Windows 10ユーザー向けWindows UpdateおよびMCTからダウンロードできなくなっている(正式な発表はない)。

 24日に更新されたサポートページによると、1511を適用すると、アドバタイズID、バックグラウンドアプリ、SmartScreenフィルター、デバイスとの同期の一部の設定が誤って保持されなくなる問題があることが明らかになったという。この問題はKB3120677更新プログラムで修正済みだ。既に1511にアップデート済みのユーザーは、KB3120677の適用でこの問題を修正できる。

 Microsoftは米Winbetaに対し、この修正を追加した1511をWindows UpdateとMCTで提供すると語った。

 MicrosoftはMCTから1511を引き上げた際、米ZDNetなどに対し、今後のアップデートはWindows Updateでのみ実施すると説明していたが、計画を変更したようだ。

 マウスコンピューターは9月28日、新開発でハンドル付きの小型ケースを採用したゲーミングPCを発表した。搭載しているチップセット、プロセッサ、グラフィックスなどの違いにより13モデルある中、最上位から3番目の「LITTLEGEAR i310PA1-SP3」が送られてきたので、試用レポートをお届けしたい。

■ SkylakeとGeForce GTX 980 Tiを詰め込んだ新開発のオリジナルコンパクトケース
 今回ご紹介するLITTLEGEAR i300/i310シリーズは、ブロンズモデル×2、シルバーモデル×3、ゴールドモデル×2、プラチナモデル×6と、計13モデル用意されている。全モデル共通の部分は、ハンドルがあるユニークな小型ケースだ。
 シリーズ名のi300とi310の違いは、前者がチップセットにIntel H81 Express、後者がIntel H110 Expressを採用しているところ。これに伴って搭載しているプロセッサの世代が異なっている。Intel H110 Expressを採用するi310シリーズは、シルバーモデルの2つめ以降が該当し、プロセッサはSkylakeのCore i5-6400/i7-6700/i5-6600K/i7-6700K。
 同社のラインナップ的にはゲーミングPCなので、プロセッサ内蔵グラフィックスは使わず、GeForce GTX 750、GeForce GTX 960、GeForce GTX 970、GeForce GTX 980、AMD Radeon R9 Fury X、GeForce GTX 980 Ti、GeForce GTX TITAN Xなどが、ランクに応じて使い分けれれている。
 編集部から送られてきた実機は、最上位から3番目の「LITTLEGEAR i310PA1-SP3」。主な仕様は以下の通り。
 プロセッサはSkylakeのCore i7-6700K。4コア8スレッドでクロックは4GHzから最大4.2GHz。キャッシュは8MBでTDPは91W。末尾のK型番からも分かるように、オーバークロック対応SKUだ。
 チップセットはゲーミングPCなどで広く使われているZ170ではなく、H110。メモリはDDR3Lになっている。2スロットあり、8GB×2の計16GBを搭載済み。DDR4とDDR3Lでどの程度メモリアクセスに差があるのか気になるところ。後半のベンチマークテストで検証してみたい。
 ストレージは7,200rpmの1TB HDDだ。ここまで高スペックだとSSDが欲しいところだが、価格を優先した形となる。なお、BTOで2.5インチの120/240/500GBと1TBのSSD、M.2接続の256/512GBのSSDも用意されている。もちろんもっと大容量のHDDも搭載可能だ。
 OSは64bit版のWindows 10 Home。Windows 8.1 Update搭載モデルや、BTOでWindows 10 Proも選択できる。
 グラフィックスは、Maxwell GPUアーキテクチャのGeForce GTX 980 Ti(GDDR5/6GB)。GTX 9xxシリーズの中では最上位となるハイエンドモデルだ。最大4つのディスプレイに対応し、出力としてDisplayProt×3、DVI-I×1を備えている。
 そのほかインターフェイスは、Gigabit Ethernet、PS/2×1、USB 2.0(リア×4)、USB 3.0(フロント×2/リア×2)、音声入出力。カードリーダは非搭載。
 拡張スロットは、PCI Express x16×1(空き0)。ストレージベイは、2.5インチシャドウ×3(空き3)、3.5インチシャドウ×1(空き0)、スリムODDベイ×1(空き1)。筐体が小さいだけに、この辺りの拡張性は乏しい。電源は700W(80PLUS GOLD)を内蔵している。
 そして最大の特徴とも言えるハンドル付きの筐体サイズは、178×395×298mm(幅×奥行き×高さ、ハンドル含まず)。重量約8.2kg。以前、筆者が自作したSkylake小型マシンより、幅は広いものの、奥行きは短く、高さは更に低く、とてもCore i7やGTX 980 Tiが入っているように見えない。税別価格は今回の構成で199,800円。
 筐体は艶消しのブラック、フロントに細長く電源LEDがあるだけといたってシンプルだ。左右のパネルは粗目のメッシュが広範囲にあり、内部が透けて見えなかなかカッコいい。また写真はないが、下にも同様にメッシュがある。
 特徴となっているハンドルは、筐体自体が小型なだけに結構有効だ。これだけのシステムが片手で軽々持ち上がるのはいろいろな場所で利用しやすい。
 右側手前側面に、電源ボタン、USB 3.0×2、音声入出力を配置。背面は、USB 2.0×2、PS/2×1、USB 3.0×2、USB 2.0×2、Gigabit Ethernet、音声入出力。パネルのディスプレイ系出力は未使用で、GeForce GTX 980 Ti側にDisplayProt×3、DVI-I×1がある。
 内部は小型化のため少し変わっていて、まず左パネルを外すと、ストレージをマウントしているパネルが現れる(扉の写真参照)。このパネルはネジ3本で外すことができ(電源とSATAケーブルは装着したまま)、その下にあるメモリなどにアクセスできる状態となる。
 また電源ユニットを手前上に配置し、パネルとの隙間に先のストレージユニットをマウントしているのが分かる。プロセッサには大きめのサイドフロー型CPUクーラーを設置。後ろのパネルにはファンが無く、そのままエアが抜ける形だ。手前にメモリスロットが2本。
 拡張スロットは下にPCI Express x16×1のみ。ほかにPCI ExpressやPCIなどはなく、そこへGeForce GTX 980 Tiがピッタリ入る形となっている。極限までコンパクトにまとめた内部と言えよう。
 振動はほぼ無し、ノイズは起動時に少し煩いものの、その後はほとんど気にならないレベルに収まっている。ベンチマークテストを動かすと少しファンの音が聞こえるようになるが、煩いほどではない。発熱に関してはほんのり暖かくなる程度だ。この体積にCore i7-6700KとGeForce GTX 980 Ti、1TB HDDを詰め込んでいる割にはうまく放熱できている。
 BIOSはAi Tweakerでオーバークロックの設定ができるようだが今回は試していない。全て標準設定でテストを行なった。

■ HDD以外は爆速の小型ゲーミングPC
 OSは64bit版Windows 10 Home。初期起動時のスタート画面(タブレットモード)は標準のまま。デスクトップは、壁紙の変更と2種類のマニュアル(PDF)へのショートカットと、ほぼ素に近い環境だ。このシリーズのユーザー層を考えると妥当だろう。なおBTOで、「Microsoft Office」/「KINGSOFT Office」、「マカフィー リブセーフ 15カ月/36カ月」、「ファイナルパソコン引越しWin10 特別版」などを選択できる。
 ストレージは1TB/7,200rpm/64MBのHDD、WDC「WD10EZEX」を搭載。C:ドライブのみの1パーティションで約930GBが割り当てられ空き906GB。OS起動時はさすがにSSDには劣るが、いったん起動してしまうと、CPUとGPUパワーが強力なので、ストレージのレイテンシはあまり気にならない。ネットワークはRealtek製だ。
 プリインストールのソフトウェアは先に書いた通り、Windowsストアアプリはなし。デスクトップアプリは、「マカフィー リブセーフ(60日体験版)」と、「NVIDIAコントロールパネル」や「Intelラピッド・ストレージ・テクノロジー」などツール系のみと、非常にシンプルな構成になっている。
 ベンチマークテストは「winsat formal」コマンドと、PCMark 8 バージョン2、ディスクリートGPU搭載機なので3DMarkの結果を見たい。参考までにCrystalMark(4コア8スレッドなので条件的には問題あり)も掲載した。
 winsat formalの結果は、総合 5.9。プロセッサ 8.5、メモリ 8.5、グラフィックス 9.2、ゲーム用グラフィックス n/a、プライマリハードディスク 5.9。メモリのバンド幅は22,653.10088MB/sだった。DDR4-2133で28,457.45216MB/sと言うこともあり、思ったほどの差は出ていない。HDDなのでストレージの速度は仕方ないとしても、ほかはかなりの高スコアだ。
 PCMark 8 バージョン2/Home acceleratedは4833。クロックは最大4.2GHzまでシーンに応じてダイナミックに変化、プロセッサの温度は32~56℃程度とあまり高くならずに安定している。サイドフロー型CPUクーラーが効いていると思われる。
 3DMarkはIce Storm 183218、Cloud Gate 31540、Fire Strike 13737。Cloud GateとFire Strikeの最後のシーンの瞬間のみ30FPS前後が見られたものの、総じてこれまで観たことのないスムーズさだった。さすがと言ったところだろう。
 CrystalMarkは、ALU 96609、FPU 90160、MEM 91817、HDD 18989、GDI 25563、D2D 25672、OGL n/a。OGLに関しては値が出ているが、画面がフラッシュしていたのでn/aとした。ALU/FPU/MEMが9万越え、D2DはIntel HD Graphics 530だと6千台前後なのでかなりの差が付いている。ただHDDだけ極端に遅い。やはりSSDが欲しいところか。
 以上のようにマウス「LITTLEGEAR i310PA1-SP3」は、ハンドル付きの小さな筐体にSkylakeのCore i7-6700KとGeForce GTX 980 Tiを詰め込んだゲーミングPCだ。上部にハンドルがあるため移動が楽で、いろいろなデモやパーティーなどへの持ち込みが容易になる。ただメモリがDDR3Lなので、メモリアクセスに関してはDDR4搭載機に一歩劣るものの、強力なGPUでカバーしていることもあり然程気にならないレベルに収まっている。
 今回のモデルは199,800円(税別)であるが、最下位モデル59,800円(税別)、最上位モデル264,800円(税別)と、価格のレンジがかなり広く、用途や予算に応じてチョイスできるのがうれしいポイント。筐体のサイズやデザインにグッときたゲーミングユーザーにお勧めの1台と言えよう。

 ディレクタスはインターネットユーザーを対象に企業からのメールの閲覧環境を調査。閲覧デバイスは、PC(Windows)が89%と最も多く、中でも「Webメールをブラウザで閲覧」が最多であることが分かった。

 ディレクタスは、企業やECサイトから配信されるメールをユーザーがどのような環境で閲覧しているのかを調査した。

 クロスチャネルワンツーワンマーケティング支援を行う同社には、HTMLメールを配信するユーザー企業から表示検証の環境について相談を受けることが増えているという。メールはWeb以上にユーザーの閲覧環境が多岐にわたること、そして、メールクライアントごとに仕様が異なるため、表示崩れなどの検証が非常に煩雑になる。また、メールクライアントはブラウザのように解析ツールなどで取得することができないため、検証環境の選定も難しい。そこでディレクタスでは2015年8月、企業やECサイトから配信されるメールをユーザーがどのような環境で閲覧しているのかを調査した。調査結果の概略は以下の通り。

■閲覧しているデバイスはPCが89%

 閲覧しているデバイスは、PC(Windows)が89%と最も多く、PC以外ではスマートフォンからの閲覧が「iOS」「Android」合わせて32.4%となっている。また、2種類以上のデバイスで閲覧しているユーザーが5割を超えている。

 一方、日本の企業を悩ませているフィーチャーフォン(ガラケー)での閲覧は、今回の調査では4.8%にとどまった。

■PCでの閲覧環境

 PCでの閲覧環境については、「Webメールをブラウザで閲覧」が最も多く32.6%、続いて「Windows Live Mail」が16.8%、「Microsoft Outlook」が16.2%となった。

 なお、「インターネット白書2010」(インプレスジャパン)の調査では当時32.7%を占めていた「Microsoft Outlook Express」は、2014年4月にWindows XPのサポートが終了したことにより、今回の調査では8.8%にとどまった。

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