2005年10月28日

終了のごあいさつ

長らく更新が途絶えておりますこちらのblogですが、管理人の都合により、近日中に閉鎖させていただく予定です。

ファミリーフレンドリー、少子化・・・といった課題を考えるための情報は、昨今非常に質も量も向上してきており、優れたblogも多くあります。また、私自身のこの課題に対する考えも概ね整理できたこともあり、役割を終えようと思った次第です。

これまで、お読みいただいた方、またコメントやトラックバックを下さった方、本当にありがとうございました。

なお、関連する話題について書きたいことが出てきた場合は、私がベースとしているblogのほうで随時取り上げる予定です。よろしくお願い申し上げます。

RK's blog "ON AND OFF"
  

Posted by familyfriendly at 12:02Comments(0)TrackBack(1)管理人から

2005年04月04日

育休後の職場復帰を語り合う場

管理人の私もよく訪問させていただいている「ワーキングマザースタイル」の今週のテーマはこちら。

「育児休暇後の職場復帰の雰囲気、どうだった?」(ワーキングマザースタイル)

私の場合は、「お帰りなさい!」というウェルカムな雰囲気のなか、休暇前と同じ業務に復帰できました。休暇に入る前も「頑張っておいで、そしてまた戻っておいで」というあたたかく送り出していただき、産休に入るのが淋しいような複雑な気分になったことを覚えています。
このようなよい雰囲気は、諸先輩方のそれまでの努力の賜物。だから「私も良き前例となって、後に続く人たちのためにもがんばろう」、という気持ちになりますし、職場全体のさらなる理解の促進につながってよい循環が生まれている職場になっています。
ただ、これも事業所が違えばまた様相が違うのも事実です。
ルール・環境整備だけでなく、いかに「良き前例」を実績としてつみかさねるか。1人1人の問題として考えたいですね。  
Posted by familyfriendly at 22:43Comments(1)TrackBack(0)さまざまな意見

2005年04月01日

新年度を迎えてのご挨拶

管理人です。
このところ多忙をきわめすっかり投稿が滞っておりましたが、少し落ち着いてきましたので、新たな気持ちでまた「ファミリーフレンドリー社会を考えるヒント」を集めていきたいと思っています。次世代育成法も施行される今年度、もっともっと前向きなニュースをご紹介できたら・・・と思っております。
このblogを訪問してくださった皆様、今後ともよろしくお願いいたします。  
Posted by familyfriendly at 12:39Comments(0)TrackBack(0)管理人から

2005年03月13日

■新しい世代が社会を変える力に

4月から施行される「次世代育成支援対策推進法(次世代法)」。その実効性には「?」がついてしまうわけですが、毎日新聞の「記者の目」では、若者たちがこの法律を意味あるものにする可能性を示唆しています。

記者の目:「仕事と子育ての両立」行動計画
罰則規定も財源措置もない中で、どれだけの企業が本腰を入れて取り組むのだろうか。多くは期待できないと思っていた。だが、千葉県浦安市で開催された「次世代育成支援推進全国フォーラム」に参加し、若者たちの思いに接したのを機に見方が変わった。彼らの間には「仕事と子育てを両立できる企業」を就職先に選ぼうとする思いが広がっていた。企業にとっては、この行動計画の中身が今後の盛衰を決めるカギになる、と感じた。
おそらく多くの企業経営者が理解している以上に、変化の兆しが芽生えはじめているのではないでしょうか。仕事と子育ての両立のみならず、多様な人材を活用すること・・・まさに経営戦略のなかで位置づけてほしい課題です。  
Posted by familyfriendly at 18:54Comments(0)TrackBack(0)さまざまな意見

■次世代法施行に向けて(東芝の事例)

東芝、4月から育児休暇期間延長・3歳まで取得可能に(2005/3/9NIKKEI NET)
東芝は4月から、育児休暇期間を子供が満3歳になるまでに延長する。現在の満1歳までを大幅に延ばすことで、育児を理由に有能な人材が退職することを食い止める。富士通も育児休暇期間の延長を決めるなど、4月の次世代育成支援対策推進法の施行をにら み、電機大手が相次ぎ育児支援制度を充実させている。

東芝社員であれば配偶者が働いていない場合でも新しい制度を使うことができる。男性、女性とも利用可能。満3歳までという長期にわたる育児休暇を認めるのは国内の製造業では異例だという。
配偶者が働いていない場合でも使える、というところがポイントですね。また、驚いたのは「満3歳までという長期にわたる育児休暇を認めるのは国内の製造業では異例」らしいこと。日本の製造業といえば、システマチックなマネジメントが強みの1つですから、長期休暇制度も比較的導入されやすいほうだと思っていましたが・・・女性社員の絶対数が少ないのでしょうか。まだまだ、前途多難です。  
Posted by familyfriendly at 18:41Comments(0)TrackBack(0)ビジネス・企業

2005年03月10日

■次世代法施行に向けて(NEC、富士通の事例)

企業がいろいろと取り組みを発表しています。
NECや富士通が育児支援策を拡充、次世代法施行にらむ(2005/3/8NIKKEI NET)
大手情報企業が従業員の子育て支援策の拡充に乗り出す。NECは社員が育児のため親の近くに引っ越す際に、転居費を補助する制度を導入する。富士通は育児休暇の期間を1年から1年半に延ばす。企業に子育て支援の行動計画策定を義務づける次世代育成支援対策推進法(次世代法)が4月に施行されるのに合わせ、制度の充実を図る。
NECの、育児のための引っ越し費用補助策はずいぶん画期的だと感じます。「親の近く」だけでなく、条件にあう保育所の近くに引っ越す場合も適用されるとのこと。ここまで思い切れるということは、なんとかして人材の流出を防がなければ、企業として経済的な損失が大きいという危機感がかなり切実なのでしょう。ポーズやイメージのためだけならばなかなかできないことだと思いました。  
Posted by familyfriendly at 19:39Comments(0)TrackBack(0)ビジネス・企業

2005年03月07日

■パパの育休blog

男性の育児休暇取得促進のニュースに関連して・・・「経験者」の方のblogを見つけました。
今日始まるたぬちゃん人生
こちらはいままさに育児休業取得中の男性が書いていらっしゃいます。お子さんの成長ぶりを喜んでいらっしゃる様子が伝わってくるとともに、保育園探し、各種の行政に対する手続などに対するご意見もちらほら。まさに「当事者」としての実感のこもったエントリ満載です。

パパの育休を考える(気まぐれ天使の日記)
こちらは、ワーキングママが書かれているblogですが、パパも「部分育児休業」を2ヶ月間取得されたとことで、パパの仕事・子育てに関する大変貴重なコメントが書かれています。

こうして少しずつ少しずつ世の中に変化が起こっていくのであれば、人口減少社会もまんざら悪くないのでは・・・などと思います。  
Posted by familyfriendly at 18:36Comments(3)TrackBack(0)さまざまな意見

2005年03月05日

■「多様な働き方」に向けて

ソニー:育児休業中でも在宅勤務 4月導入(2005/3/4毎日新聞)
ソニーは、育児休業中でも在宅で仕事ができる制度を全職種を対象に4月1日から導入する。休業するとキャリアが中断するのでは、と不安に思う男性社員の育児休業取得を促すのが狙い。仕事と子育ての両立を目指す「次世代育成支援対策推進法」が4月に全面施行されるのに対応する。
育児「休業」なんだけれど在宅「勤務」・・・ということは給与や保険料などはどういう扱いなのでしょうか。そのあたりの詳細が記事中からは読み取れないのがち
ょっと残念ですが、この制度じたいには大いに賛同したいと思います。実際の運用にあたっては、本人はもちろん職場全体で職務の分担や指示系統のあり方などをみなおしたり、考え方を沿わせていくことが重要ですね。  
Posted by familyfriendly at 18:31Comments(0)TrackBack(0)ビジネス・企業

2005年02月26日

■人口減少がいよいよ現実に

人口減少の日本」間近 予想上回る少子高齢化(2005/2/23asahi.com)
増加率が0.05%まで落ち込み、男性人口が戦後初めて減少になった総務省発表の04年推計人口について、政府は「人口増の鈍化が予測以上に進んでいるとはいえない」との見方を示している。しかし、少子高齢化は予測より速いペースで進んでいることも示された。「人口減少社会」の到来は間近に迫っている。推計人口は00年の国勢調査をもとに、その後の出生や死亡、出入国といった資料から人口を推定したもの。総務省は21日、04年10月1日現在で1億2768万7000人と発表した。

もはや人口減少は免れないという覚悟を決めて、あらゆる社会的な制度を見直し、個人の価値観との整合性をはかる努力を進めるべき時期ということでしょう。
データは以下からどうぞ。
総務省統計局人口推計結果
  
Posted by familyfriendly at 10:10Comments(0)TrackBack(0)政治・行政

2005年02月23日

■組織として「本気度」を示すのなら

上司から部下へ育児休業の勧め 取得率向上へ省庁通知(2005/2/22asahi.com)
人事院は国家公務員の子育て参加を進めるための指針をまとめ、各省庁に通知した。「育児休業を取ってみたら?」など、部下や部下の妻が妊娠した際、育休などの子育て支援制度を使うよう上司に呼びかけさせる。低調な育休の取得率を向上させようという苦肉の策。「上意下達」方式で、職場の育児への理解を深めたい考えだ。
なんでも指示・命令というのも考え物ですが、「本気度」を示すにはこのような施策も意味があるかもしれませんね。
通知の内容は以下のリンクからどうぞ。
育児を行う職員の仕事と育児の両立支援制度の活用に関する指針(人事院)  
Posted by familyfriendly at 14:01Comments(0)TrackBack(0)政治・行政