2017年11月6日。
安倍首相とトランプ米大統領が
日米首脳会談を行った「迎賓館」。
JR中央線、総武線「四谷駅」の
「赤坂口1番出口」を出て
徒歩5分。
一般公開が行われています。
見学は、「事前申し込み」と
「事前の予約」又は「当日の整理券
無し」で入場できる「特別企画」が
あるようです。
http://www8.cao.go.jp/geihinkan/koukai.html
「国宝 迎賓館赤坂離宮」は、
日本における唯一の
ネオ・バロック様式の建物。
日本最初の西洋風宮殿建築
だそうす。
1909(明治42年)
東宮御所として建築され、
1974(昭和49)年に
国の迎賓施設として改修。
約35700坪の敷地内に
華麗なたたずまいを見せています。
「彩鸞の間」
http://www8.cao.go.jp/geihinkan/img/akasaka/big/bgei09-09.html
「彩鸞の間」という名は、
「鸞」をデザインした金色の浮彫りが
ある事に由来するそうです。
この部屋は、晩さん会の招待客が国・
公賓に謁見したり、調印式や記者会見
などが行わる場所で、19世紀初頭の
ナポレオン皇帝期に流行したアンピー
ル様式。赤と白と金色を基調とした
部屋になっています。
マントルピース(暖炉)には「霊鳥」
(暖炉両端の鳥、写真中央です)
http://www8.cao.go.jp/geihinkan/img/akasaka/big/bgei09-10.html
天井装飾にはエジプト遠征の駐屯地を
イメージした「スフィンクス」の
レリーフ(浮彫り細工)があります。
「花鳥の間」
この部屋は、国・公賓主催の
晩さん会が催され、部屋の広さは
約300平方メートル。
天井や壁面に飾られた七宝に
花や鳥が描かれている事から
「花鳥の間」と名付けられました。
「矮鶏(チャボ)」が描かれた七宝は
立体的で躍動感があり、
最高傑作といわれています。
http://www8.cao.go.jp/geihinkan/img/akasaka/big/bgei09-12.html
部屋の内装は、
木曽産(長野)のシオジ材
(ボランティアさんの説明によると
野球のバットにも使われる固い木材)
床はケヤキの寄木張りです。
テーブルには、さくら材が使われ、
食器棚(写真中央、シャンデリアに
隠れている)の両脇には、
ゴブラン織風の西陣のつづれ織りが
装飾されています。
http://www8.cao.go.jp/geihinkan/img/akasaka/big/bgei09-11.html
「朝日の間」
「朝日の間」という名は、
天井に描かれている絵に由来。
http://www8.cao.go.jp/geihinkan/img/akasaka/big/bgei09-14.html
この絵は、
「朝日を背に女神オーロラが
4頭だての白馬の車にのって
天空をかける姿」が描かれ、
広さ180平方メートルの部屋は
迎賓館の中でも最も格式が高く、
首脳会談等の行事が行われます。
周囲の16本の円柱は、
ノルウェー産の大理石(ピンク色)
で、壁には京都西陣の
金華山織の美術織物が
貼られています。
http://www8.cao.go.jp/geihinkan/img/akasaka/big/bgei09-13.html
「羽衣の間」
元々舞踏会用に造られた
「羽衣の間」は、
広さ約300平方メートル。
晩さん会の待ち合いや、
雨天時の歓迎式典に使われます。
「羽衣の間」のレリーフ
(浮彫り細工)は、
舞踏会をイメージした楽器や楽譜、
洋風仮面などが組み合わされ、
きらびやかな金箔張りとなっています
(赤いカーテン横。
金箔のレリーフで、
バイオリンや音符などの
装飾があります)。
http://www8.cao.go.jp/geihinkan/img/akasaka/big/bgei09-15.html
南にある「主庭」は、全面が砂利で、
中央には噴水池や花壇が
設けられていました。
「迎賓」。
この言葉の意味を調べると、
「大切なお客様をもてなすこと。
迎えること。」とあります。
この「迎賓館」に宿泊及び接遇を
行う事が出来るのは、外国の元首
又はこれに準ずる者だそうで、
国賓として招請することを
閣議決定した場合だそうです。
そのため、外観、内装ともに
本当に豪華。
金箔張りの装飾は煌びやかに。
そして大理石の柱は
重厚感を漂わせていました。
「お客様をもてなす」という事は、
お客様の「文化」を重んじ、
それを室内の装飾を通して
表現されているように
思われました。
私は、白と大理石のピンク。
そして金色レリーフに彩られた
「朝日の間」が、
「女神オーロラ」と伴に
優しい雰囲気で
素敵に思われました。
【新緑の季節・迎賓館赤坂離宮】
迎賓館を観た後は、
ホテルニューオータニ
(ザ・メインの14階)
本格上海料理のお店「大観苑」へ。
お店の窓から見える景色は素晴らしく
東京タワーも一望出来ます。
オーダーした「シェフSランチ」は
http://www.newotani.co.jp/tokyo/restaurant/taikanen/index.html?Psubid=267
「3種の料理プレート」が美味しい
○揚げ物
(小さな北京ダック等もあります)
○煮物
○炒め物
「3種の料理」と一緒に
ご飯が頂きたくなったら、
ご飯300円で追加注文可能。
「選べる麺、飯」の
五目チャーハンも
美味しそうでした
※上の写真は
食物アレルギーに対応してくれた
「フルーツの盛り合わせ」です。
(参考文献)
「国宝 迎賓館赤坂離宮」
(発行者)安藤昌弘(発行所)(株)茜出版
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