2017年2月。私は、
理化学研究所脳科学総合研究センター
「親和性社会行動研究チーム」
リーダーをされている黒田公美さんの
講演会「子育てを脳科学する」を
受講しました。

以下は、ブログの筆者、
私の感想である事をお伝えした上で
記述したいと思います。


「親和性社会行動」

動物の社会では、メンバー間の
利害をめぐる対立もありますが、
基本的に「仲間と一緒にいたい。」
「仲良くやりたい。」と感じ、
お互いの利益になる社会関係を
築こうとする。
そうした社会の誰かと自分を結びつく
働きをする様々な活動をまとめて
「親和性社会行動」と呼ぶそうです。

https://cbs.riken.jp/jp/faculty/k.kuroda/


「愛着と子育て」親子関係を支える
行動の脳内メカニズム

http://asb.brain.riken.jp/research1_j.html


「親和性社会行動」の中でも、
親子関係にみられる
「愛着行動(子どもは親を慕う)」、
「養育行動(親は子どもを守り、
清潔にし、栄養を与え、生きる上での
必要な知識を伝える)」について、
上記ホームページに
まとめられています。


この「養育行動」に着目した場合、
「脳部位」の一つ
「内側視索前野中央部(cMPOA)」
という領域が子育てにはとても大切。
2012年の母親マウスを用いた実験
において解明され、2015年に、
父親マウスを用いた実験において
解明されているそうです。

又、子マウスを攻撃するオスマウスは
「分界条床核菱形部(ぶんかいじょう
しょうかくりょうけいぶ)(BSTr
h)という広義の扁桃体に属する
脳部位が関係。
しかし、メスマウスとの経験により
脳内が変化し、「父性の目覚め」が
起こるという事が、
「つながる脳科学(心のしくみに迫る
脳研究の最前線」の第9章「親子の
つながりを作る脳」に書かれています

 脳科学
「輸送反応」
今まで記述は、
子育てをする親側の脳の話でしたが、
次は子どもの脳活動について。

https://www.riken.jp/press/2013/20130419_2/

上記の動画。
赤ちゃんを抱っこして歩くと、
赤ちゃんが泣き止み、リラックスして
自発的な動きと心拍数が低下する様子
がわかります。
では、何故、人間もマウスも
共通して、赤ちゃんは運ばれている時
おとなしくなるのでしょうか?
例えば、動物社会においては、
緊急事態におとなしくしないと
「置きざり」にされたり、
赤ちゃん自身の生存を危うくします。
つまり、「輸送反応」は、
運んでくれる親に対する「協力」と
考えられるのだそうです。


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