2006年10月06日

NHK時計

NHK時計をプラグインに追加してみました。

これぞ、マスターピースなデジタル時計。

NHKオンラインLabブログよりどうぞ。
http://www.nhk.or.jp/lab-blog/02/999.html  
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2006年09月14日

SANMAO

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2006年07月23日

牛力

牛力中国語で「牛(niu/ニィウ)」という表現があります。
たとえば、「牛B(ニィウピー)」とか、「真牛(ジェンニィウ)」とか、「真他媽的牛(ジェンターマーダニィウ)」とかいって顕します。

それは、スラングであり、汚らしい言葉ですが、とにかく素晴らしい、快感を感じさせるような喜びの爆発をたった一言で表現するものです。

この表現はどう訳すにも訳しきれない、独特の言い回しだと思います。
たとえば、日本語では、「マジスゲェ〜」、英語では、「fucking great」とかになるのでしょうか、でも、それが訳に適当かと考えると、全然しっくり来ませんし、ニュアンスの判断でもも、快感や喜悦の度合いを顕す語として、「牛」を使ったものの方がより度合いが上のような気がするのです。

中国に留学していたときでも友人などの会話で「牛B」など聞くと、ゾクゾクしていました、ライブでも観客が「牛B」と絶叫していたりする姿を見ると自分もその感情の高ぶりにつられて叫んでいました。
他にも、自分でどうしようもなく素晴らしいものやことに出くわしたときに、自問するかのように「牛、牛、牛」と繰り返すとその高ぶる喜悦と上手くシンクロして気分が最高潮に達していく感覚がつかめます。
その繰り返しを、「スゲェ、スゲェ、スゲェ」とやってみたところで、そのシンクロは起きないのです。

そもそもは、何で牛?ってとこもあるだろうし、そこらへん、全然知りません、調べる気もないです。
が、「牛(niu/ニィウ)」には、中国語のなかでも特に喜びを爆発させるのを上手く表すことのできる力があると思うのです。
それを「牛力(niuli/ニィウリー)」と自分では呼ぶことにしました。つまり”牛”字的力量のことです。

その「牛(niu/ニィウ)」の言葉、あるいは、音色かなにかの力量が、最近面白すぎて、意味もなく、心の中で連呼しています。
決して気安く自分の口からは発しませんので、ご安心を。
それだけ、自分とっては、強い言葉なんで、簡単には言えないんです。

すみません、ただ、それだけです。
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2006年02月25日

ふみふみ

御嬢のところで踏みました。
”厳禁”という言葉になんか、縛られるのが良い感じ。

★★★★★★踏み逃げ厳禁!★★★★★★

●今、どこに居る?
森ノ宮の自分ち

●今、一番近くに誰が居る?
弟が隣の部屋にいます

●今、どんな服装?
寝起きなので、高校時代の体操ズボンとそれとはお揃いでないジャージ

●今、何食べたい?
中国粥のやさしさが欲しい。
胃が痛いので。

●今、何飲みたい?
熱いお茶、実際飲みながら書いてる。

●今、真後ろには何がある?
本棚、真っ先に目に入ったのは、五十嵐大介の「魔女」。

●今、まわりを見渡して、いちばん目についたものは?
テレビ、フィギュアスケートのエキシビションに出てくる天使たち。
そのテレビの上のパンダの人形。
そのパンダの人形の上の壁にかかる卑猥なデザインのポスター。

●今、誰に会いたい?
さっきの夢に出てきた香港人のエビ掬い名人。
どんな夢だったのか覚えてないが、僕はこのおじさんと夢の中でエビを掬いながら、熱く語っていたから、今、一番会いたい。

●その人に今伝えたいことは?
エビのから揚げは、頭も食える。
あと、エビのミソは美味い。

●今一番歌いたい曲は?
「ライク・ア・バージン」の中国語バージョンのサビの部分だけ。

●今頭の中でパッと思い浮かんだ言葉もしくは台詞は?
フリーダム

●今の体調は?
体調しかり、心の安寧を自分に伺いつつ、平静を努めるようにしたい。

●今どんな気持ち?
可もなく不可もなく。

★★★★★★踏み逃げ厳禁!★★★★★★

ということでした。
”厳禁”という言葉にぞくっとするね、それを破る快感もあるが、遵守する快感もあるね。
なに言ってんだ、寝起きは思考能力が・・・・

これを遵守するしない、あなたに任せるね。  
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2006年01月01日

今年もよろしくどうぞ

皆様、旧年中は大変お世話になりました。
今年もどうぞよろしくお願いします。

                      平成十八年 元旦  
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2005年11月09日

ことばとん

ひろこ嬢から頂きました、ことばとん。
考え込んでしまいまして、緊張しております。

難しいですね、このバトン。

とっても。

Q1:好きな言葉は?

「牛」
口には滅多に出さないのですが、心の中では躍りながら何度もつぶやいています。
自分にとっては、呪文にでもかかったかのようにウキウキしてしまいます、つぶやけばつぶやくほどに。
いきなりのスラングですみませぬ。


Q2:あなたの口癖は?

自分の口癖、なんでしょう?
意識した言葉でないものと思うので、わかりません。
変な口癖あるようだったら、思い切り突っ込んでください。


Q3:あなたにとって最大の褒め言葉は?

「○○さん(君)ですね、やっぱり。」
嬉しいです。


Q4:普段、できるだけ使わないようにしている言葉は?

社交辞令。
子供です、できない嘘は変わらず、のつもりです。
でも、本当は、嫌々使ってます。


Q5:最近、言われて一番腹が立った言葉は?

「奇跡を起こせ、努力があれば、毎日でも起こせる。」
絶対そんなことない。
自分に言われた言葉でなく、いろんな人に、口癖のようにこうおっしゃる人が近くにいるのです。
奇跡なんて言葉、軽くない、本当に奇跡が起こる可能性を失ってしまう気がするから。


Q6:一度言ってみたいが、きっかけが無かったり、何らかの理由でまだ言ったことのない言葉は?

「自分が嘘ついたことまで忘れないでください。」


Q7:普段何気なく使ったりするけど、実は意味を理解してない言葉は?

たくさんの言葉を履き違えて使ってる事が多いと思います。
そのときは、是非教えてください。
本当に、自分で気がついてないと思いますので、お願いします。
こっそりと。


Q8:普段の生活において、思ったことの何%くらいを実際に言葉に出してる?

3割くらいでしょうか。
理由は、妄想を言葉に出すと、少しどころか、周りの空気を濁してしまいますので。
また、自分のイメージを言語処理する段階で、諦めてしまう事が多いのです。
自信がないのと、めんどくさくなるのと、いろいろ。


Q9:面と向かっては言えないけど、メールでなら書けることってどんなこと?

メールで書いてることは、あとから面と向かって言えると思う。
でも、それって、復唱だものね、反則ですね。

いきなり面と向かって言えない事はほとんどです。
Q8でもあるように、本当に言葉に詰まってしまうのです。
要領がよくないのです。
だからこそ、先に文章にしたためる時間が必要なときもあるのです。


Q10:プロポーズとして、言いたいor言われたい言葉は?

「ふたりで結婚しましょう」


Q11:今日で死ぬとしたら、最後に誰に何を言いたい?

「ありがとう」と家族に。
自分に余裕があって、笑って逝きたいなら、「お先に、待ってるぜ〜」とかも言いたい。


Q12:人生において「ありがとう」と言った数と言われた数はどっちが多かったと思う?

自分では同じくらいの数だと思います。
そう思ってるほうが、持ちつ持たれつでいいかな、と。


Q13:現時点で最後に発した言葉は?

「おかえり〜、お疲れ〜」
帰宅した弟に。

無意識で、テレビに突っ込んでる可能性もありますが、それは覚えてませんので。


Q14:あなたにとって言葉とは?

やっぱり、自分と世界を繋ぐもの。
本当に、難しくていつまでも悩んだり苦しんだりしてますが、喜びや楽しいことも全部、顕すにはこれしかないですから。


Q15:このバトンを誰に渡す?

自分が不完全な回答しかできてませんので、渡せるバトンではないかも・・・

  
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2005年09月08日

雎安奇 「北京的風很大」

北京的風很大埋もれた隠れ名作のドキュメンタリー映画をまた一つ。

「イ尓覚得北京的風大ロ馬?」
(北京の風は強いなあと思う?)

この質問を、体当たりで、無作為に色んな人に、聞く。
がつがつと、なれなれしく、生意気に、若気の至りで。

それだけの映画。

それだけの筈なのに、
なんか、愉快。
なんか、愛くるしい。
なんか、涙出る。

はっきりいって、この映画、テクノ。ゆるくてまったり。監督がおこなったインタビューという作業、サンプリングと思う。人の流れも、発する声も、北京の景色も、その刹那を断片的に貼り付けてある。なんか、意図的ではないにしろ、愛情っぽく思える。表現したかったのは、若者から北京の人・モノへの愛情。(←誉めすぎた)

個人の風に関しての見解としては、北京ではなく、天津にいたときの話だけど、春先、数日間ほどえらい風が強かった時期があった。あまりにものひどさに、街中が埃や塵まみれだった。えらいことに、僕のいた学校の宿舎前はちょうどグラウンドで、視線をさえぎるほどの砂埃に外に出ることなど、到底無理。景色も悪夢にしか見えない。更には、頑丈そうなガラス窓を閉めても、一晩経てば砂埃が窓に近いほうの棚に積もってしまうほど、こんなんだから、長年縁の無かった喘息症状がでてきてしまった。かわいそうなのは、喘息を知らない同居人、よほど僕が魘されて呼吸困難でいるのを不憫に思ったか、全く寝付けず、当の病人よりもげっそりしていた。「君、死ぬかと思った。」

風、確かに強いなあ。  続きを読む
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2005年09月01日

中国電影百年

看電影 中国映画100年特集号看電影という雑誌の特別号で、『中国電影百年』と題し、1冊まるごと中国映画の大特集が組まれていました。

1905年、北京の”豊泰”という写真館が撮影した記録映画《定軍山》が中国国産の最初の映画であるらしい。それからいろんな時代を経て、100年。100年分、それぞれの時代に、名作、名優あり。なんせ、歴史がある。

というわけで、雑誌がセレクトした’壱百佳片’はこちら。
大陸・香港・台湾、時代も満遍なくよくセレクトしてあるなあと感心したのですが、皆さんの中国映画100作とはどうですか?  
(<<○○○>>は原題です)

1. 「女神」(1934) 監督:呉永剛
2. <<小城之春>>(1948) 監督:費穆
3. 「黄色い大地」(1984) 監督:陳凱歌
4. 「さらば、わが愛 覇王別姫」(1993) 監督:陳凱歌
5. 「悲情城市」(1989) 監督:侯孝賢
6. 「クーリンチェ少年殺人事件」(1991) 監督:楊徳昌
7. 「紅いコーリャン」(1987) 監督:張藝謀
8. <<馬路天使>>(1937) 監督:袁牧之
9. 「花様年華」(2000) 監督:王家衛
10. 「ヤンヤン 夏の想い出」(1999) 監督:楊徳昌

11. <<我這一輩子>>(1950) 監督:石揮
12. <<一江春水向東流>>(1948) 監督:蔡楚生・鄭君里
13. <<林家舗子>>(1959) 監督:水華
14. 「芙蓉鎮」(1986) 監督:謝晋
15. 「活きる」(1994) 監督:張藝謀
16. <<十字街頭>>(1937) 監督:沈西
17. 「恋人たちの食卓」(1994) 監督:李安
18. <<大閙天宮>>(1964) 監督:万籟鳴
19. <<孔雀>>(2005) 監督:顧長衛
20. 「風櫃〈フンクイ〉の少年」(1993) 監督:侯孝賢

21. <<大路>>(1935) 監督:孫瑜
22. 「天雲山物語」(1980) 監督:謝晋
23. 「ある女の一生」(1986) 監督:張毅
24. 「ロアン・リンユィ 阮玲玉」(1992) 監督:關錦鵬
25. 「青い凧」(1992) 監督:田壮壮
26. 「太陽の少年」(1994) 監督:姜文
27. 「紅夢」(1991) 監督:張藝謀
28. 「スウォーズマン 女神伝説の章」(1992) 監督:程小東
29. 「恐怖分子」(1986) 監督:楊徳昌
30. 「残酷ドラゴン 血斗!竜門の宿」(1967) 監督:胡金銓

31. 「楽園の瑕」(1994) 監督:王家衛
32. 「秋菊の物語」(1992) 監督:張藝謀
33. 「童年往事・時の流れ」(1985) 監督:侯孝賢
34. 「欲望の翼」(1990) 監督:王家衛
35. 「侠女」(1972) 監督:胡金銓
36. 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱」(1992) 監督:徐克
37. 「盗馬賊」(1985) 監督:田壮壮
38. 「蜀山奇傳 天空の剣」(1983) 監督:徐克
39. 「省港旗兵・九龍の獅子」(1984) 監督:麦当雄
40. 「青蛇転生」(1993) 監督:徐克

41. 「男たちの挽歌」(1986) 監督:呉宇森
42. <<跛豪>>(1991) 監督:潘文傑
43. 「望郷 ボートピープル」(1982) 監督:許鞍華
44. 「メイド・イン・ホンコン」(1997) 監督:陳果
45. 「始皇帝暗殺」(1999) 監督:陳凱歌
46. <<夜半歌声>>(1937) 監督:馬徐維邦
47. 「片腕刀士」(1967) 監督:張徹
48. 「阿詩瑪」(1963) 監督:劉[王京]
49. <<七十二家房客>>(1963) 監督:王為一
50. <<小兵張嘎>>(1963) 監督:崔嵬・欧陽紅櫻

51. 「ドリアン ドリアン」(2000) 監督:陳果
52. <<小玩意>>(1933) 監督:孫瑜
53. 「ブエノスアイレス」(1997) 監督:王家衛
54. 「子供たちの王様」(1987) 監督:陳凱歌
55. 「黒い雪の年」(1982) 監督:謝飛
56. <<紅楼夢>>(1995) 監督:岑範
57. <<棋王>>(1982) 監督:厳浩
58. 「茶館」(1982) 監督:謝添
59. <<人海孤鴻>>(1960) 監督:李晨風
60. 「牧馬人」(1982) 監督:謝晋

61. 「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」(1986) 監督:程小東
62. <<万家灯火>>(1948) 監督:沈浮
63. 「双旗鎮刀客」(1990) 監督:何平
64. 「ヒットマン」(1998) 監督:陳嘉上
65. 「あの子を探して」(1998) 監督:張藝謀
66. 「恋する惑星」(1994) 監督:王家衛
67. 「プリズン・オン・ファイアー」(1987) 監督:林岒東
68. 「リトル・チュン」(1999) 監督:陳果
69. 「ザ・ミッション 非情の掟」(1999) 監督:杜峰
70. 「グリーン・デスティニー」(2001) 監督:李安

71. 「フィスト・オブ・レジェンド怒りの鉄拳」(1994) 監督:陳嘉上
72. <<巴山夜雨>>(1980) 監督:呉永剛・呉貽弓
73. 「黒薔薇VS黒薔薇」(1992) 監督:陳善之
74. 「ロンゲストナイト」(1997) 監督:遊達志
75. <<夜店>>(1947) 監督:黄佐臨
76. 「チャイニーズ・オデッセイ」(1995) 監督:劉鎮偉
77. 「プロジェクトA」(1983) 監督:成龍
78. <<南海十三郎>>(1996) 監督:高志森
79. 「ミッドナイト・エンジェル」(1980) 監督:徐克
80. <<地道戦>>(1966) 監督:任旭東

81. 「千言萬語」(1999) 監督:許鞍華
82. 「狼 男たちの挽歌・最終章」(1987) 監督:呉宇森
83. <<似水流年>>(1984) 監督:厳浩
84. 「青春の歌」(1959) 監督:崔嵬
85. <<林則徐>>(1959) 監督:鄭君里
86. 「ラヴソング」(1996) 監督:陳可辛
87. 「喜劇王」(1983) 監督:周星馳
88. <<半辺人>>(1983) 監督:方育平
89. 「狼たちの絆」(1991) 監督:呉宇森
90. 「ブレード 刀」(1965) 監督:徐克

91. 「Mr.Boo! ミスター・ブー 」(1976) 監督:許冠文
92. 「女人、四十。」(1995) 監督:許鞍華
93. <<血戦台児庄>>(1986) 監督:楊光遠
94. 「ナーザの大暴れ」(1979) 監督:王樹忱・厳定憲・徐景達
95. 「夢翔る人・色情男女」(1996) 監督:爾冬隆
96. <<早春二月>>(1963) 監督:謝鉄驪
97. 「愛情万歳」(1994) 監督:蔡明亮
98. <<祝福>>(1956) 監督:桑弧
99. 「英雄十三傑」(1970) 監督:張徹
100. <<一個字頭的誕生>>(1997) 監督:韋家輝

ごく新しい作品は少ないのは考えれますが、中国映画の映画創世記から第5代の作品まで満遍なくあるような気がします。(少し同じ監督の作品が偏ってる気もしますが)ただ、第4代、特に呉天明が無いのはちょっと、残念ですかね。まあ、禁片からのエントリーは考えられないので、第6代の作品は皆無かと。でも、田壮壮の「青い凧」が入ってるのは、再評価の賜物でしょうか。

実は、今年の春くらいに、極私的中華映画十撰と銘打って、勝手にセレクトしたものがあります。えらい偏りで恥ずかしながら。古い順に並べてあります、順位はつけてません。
「女神」 (1934) 監督:呉永剛
「菊豆〈チュイトウ〉」 (1991) 監督:張藝謀
「クーリンチェ少年殺人事件」 (1991) 監督:楊徳昌
「沈む街」 (1995) 監督:章明
「東宮西宮」 (1997) 監督:張元
「河」 (1997) 監督:蔡明亮
「ラブゴーゴー」 (1997) 監督:陳玉勲
「千言萬語」 (1999) 監督:許鞍華
「プラットホーム」 (2000) 監督:賈樟柯
「春の惑い」 (2001) 監督:田壮壮

[次点]
「さらば、わが愛 覇王別姫」 (1993) 監督:陳凱歌
「喝采の扉[虎度門]」 (1996) 監督:舒
「張込み」 (1996) 監督:黄建新/楊亜州
「ドリアン ドリアン」 (2000) 監督:陳果
「きらめきの季節 美麗時光」 (2001) 監督:張作驥


皆さんにとっての、中国映画100年:名作撰はどうでしょうか?
  
Posted by famtiam at 02:10Comments(4)TrackBack(0)映画

2005年08月30日

漠然とだらだら。

この夏、自分にとって、かつてないほど、「苔」によく出会ったなあと、思うんです。
今まで特に気にとめてなかったんです、苔。

石見銀山 龍源寺間歩内の苔お盆休み、田舎に帰省。実家からほど近く、石見銀山へと行って来ました。そこにある龍源寺間歩は、銀を掘るために掘られた穴です。穴にはいると、ひんやり、しっとり。でっかい通路の横側には、細く、人間がやっと入れるような穴がいくつも掘られています。実際、この穴に体を預け、当時の人たちは銀を掘り出していたのでしょう。そして、今では、ごつごつした岩の間にたくさんの苔が生えているのです。シンとした冷気のなかで、充分な湿気に見守られ、瑞々しく、青々と苔が生えているのです。

限られた空間の中で、凛と存在感を示す苔。
生命感。


足立美術館 苔のある風景足立美術館 苔のある風景翌日には、安来にある足立美術館へ行きました。ここの庭園はアメリカの有名な美術誌が日本でナンバー1に選ぶほど、美しい庭園です。庭園の景色の美しさもさることながら、庭に足を運ぶと、納涼気分に一役買う、苔の群。苔は、ただ綺麗なだけの庭園は心が動かないであろう庭に生命の質感を与える。

丁寧に水を与えられ、一生懸命大事にされ育ったであろう、苔。
芸術品。


清水寺 苔のある風景そののち、同じ安来市内の清水寺へも行ってみる。険しい山にひっそりとあるお寺。山にしがみつくように急な石階段を登る。隣には小さな川がある。小魚が泳ぐには充分な水量、そして、飲めるほど澄んだ清流。まわりには天へと聳え立つかのような太い木々。こんな自然が織り成す環境で無数にある苔。母親は、こっちの自然なさまの苔が好みらしい。手でなでていた。

しっとりヌメヌメと濡れ、気持ち良い土の香がした、苔。
大地の宝。


これほど、苔というものを近くで味わった事が無かったし、ここまで心落ち着くものとも思わなかった。安心する、その青に、その湿感に、その香に。


決定打。
場所は移り、大阪:天保山、サントリーミュージアム。ガンダム展で、出会った生命の苔。篠田太郎氏はこのミュージアムに<<Space Camp Site>>と題し、宇宙空間と見立てたコロニーで植物を育てる作品を展示していた。

なるほど、苔に、生命を託したのか、と。

普通の植物には、土壌が必要だし、光源も必要、さらに、育つための栄養源も必要である。ここで、篠田氏は、物理的にみても、効率のわるい、一般の植物を諦めたようだ。そこで、苔が登場する。苔は、乾燥したものでも持ち運びができ、水分を与えることで再生する事ができる。また、光源として、単純に光エネルギーのみを与えるLEDを使用するだけでも、苔の生長には充分らしい。さらに、水に関しても、コロニー内を湿気で充分に満たせばよいので、霧発生装置でまかなえるらしい。栄養面では、澱粉をゲル状にしたものでまかなえるようだ。

こうして始まった、仮想宇宙での生活空間、コロニーの形成。まず、苔の生長に生命を託したのである。本当は、苔の生長の過程を観察してみたいのだが、準備期間や、展覧会の会期分を含め、数ヶ月として、今の苔の様子は、どうなのであろうか。

参った。生命の力に満ち満ちている。ここまで、科学的で人工的な装置のなか、苔は生長し続ける。青々とした大地に根を張る、圧倒的な存在感に、人間は安らぎを覚えてしまうのか。不思議なもんだ。

聞いた話では、熊野参道は、急激な観光客の往来により、石道の苔がどんどん剥がれ落とされているらしい。自然の産物、生長にここまで費やしてきた時間は、こうして簡単に潰されてしまうものか。もったいない、人間は、もっと、足元を見るべきだ。

大阪、環状線の高架の真下、アスファルトと土の間に、苔があった。ここにも、水と光と大地があるのだ。色、形は違えど、苔はここでも生長している。

なんか、ほっとした。  
Posted by famtiam at 00:12Comments(0)TrackBack(0)旅行

2005年08月21日

英未未 「盒子」

the boxこの映画は大陸のある都市に住むレズビアンカップルを追ったドキュメンタリーである。北京電影学院に在籍していたときに、記録片(ドキュメンタリー映画)の授業を履修していた。そのときに、先生が「テーマがデリケートではありますが、大変素晴らしい作品があるので、皆で鑑賞してもらいたい」と、この作品を上映してくれた。涙が出た。何に対しての涙だったのかわからないのですが、自然と流れた。清すぎるものへの畏敬と、確固たる「愛」の形を始めて痛感したことへの驚きだったのかもしれません。当時の僕は、中国の同性愛映画について卒論を書こうといろんな資料を探していた時期でした。思いもかけず、素晴らしい映画に出会い、先生に即座に、旨を伝え、この作品のビデオテープを譲り受けた。帰国後も、大学卒業してからも、思い出したら何度も見返している。見るほどに感慨も思い入れも深くなっていくようである。

監督の英未未はTV局のディレクターで、年齢も1970年生まれとまだ若い。そういえば、中国のドキュメンタリーは飛ぶ鳥を落とす勢いで、得てして傑作ぞろい。しかも、70年代生まれの若い作家達によるものが多い。2003年の山形国際ドキュメンタリー映画祭グランプリの王兵(受賞作は「鉄西区」)も該当する。おそらく今年も山形には初耳の大陸出身監督が佳作を送り込んでくるのだろう。

中国で同性愛をテーマとした映画は、もちろん発禁の対象となる。日本では公開もされた張元監督の「東宮西宮」も、元は大陸で発禁処分を受けた作品である。大陸においての同志片は極めてアングラであって、限られた販売経路、上映会も大規模には行えず、外国の映画祭出品などで名声を得る方法が一番の世に名を売ることができる唯一の方法と言っても過言ではないかもしれない。

しかし、ここ数年、その得意なインディペンデント的な精神を保ちつつも、描かれる同性愛の事情たるは、何にも束縛されない奔放さが描いてあり、劇中の登場人物にとくに閉鎖的な陰りなどは見られない、逆に、インディペンデントであることを利用して、いかにも精神面で特化した独特のシナリオが見られ、この国の同志圏の進んだアーティスティックな部分にかえって憧れを抱いてしまう。その先端を担っているのが、崔子恩であるのだが、このトピックはおいおい。

さて、今作を撮るにあたり、英未未はインターネットに対象を求めたようである。その後、「ペドロ・アルモドバルの『オール・アバウト・マイ・マザー』が好きか?」と締めくくられたE-mailを受け取ったらしい。メールをくれたのは小甲といい、画家の卵である。パートナーは小乙といいシンガーである。撮影をするにあたり、英未未は2人と7日間寝食を共にし、2人の織り成す世界の純真さに圧倒され、自らも対象へ向き合う覚悟を決めて短時間ながら確固たる信頼関係を築いたらしい。

もともと、彼女は圧倒的な立場にある男性社会に疑問を持ち、「女性」というジェンダーを幅広くテーマに求めていたようだ。彼女自身がフェミニストなのかどうかわからないのだが、自身が女性であるからこそ、2人に出会え、記録を残すことができた対象なのかもしれない。そして、映画を含め、裸になって曝け出すことを受け容れた2人のでかさに感謝している。本来は2人だけのはずの世界に他人がカメラをまわしているという特異な状況。まず、監督と対象という関係、そこから、友達となっていく過程がある。この過程を経ることで生まれる、自然体の2人の画。映画を撮り終え、別れ、結局2人のために何ができるわけでもない。そこらへんのドキュメンタリー映画の監督の情たるや、悲しきかな。当の2人は、過度の悲壮もなく、常軌を逸した愛欲でもなく、淡々とした生活をこれからも迎えるし、いつか何らかの終りが来るということも分かっているはずだ。撮る側が何もできない辛さってのは、ドキュメンタリーの宿命なのかも。

以上は、作り手の方への敬意を込めての一筆、みたいなものとして置いておく。実は、そんなことさておきで、2人は本当に潔く、綺麗で、充実した生活を送っている。心も体もオープンに、満遍なく披露している。観る側にも充分伝わるストレートな感情表現だし、照れる場面もある。彼女たちは、自分にとっての「性:ジェンダー」を熟考し、受け容れた上で、今のパートナーがいるのだということが充分伺える。

モノクロトーンで撮影されている独白の部分では、赤裸々に自らの同性愛者としての観念を語っている。見れば見るほどわかったようでわからなくなっていくのだが、2人にとっては意外とフェミニズム的な感覚どうこうはあんまり無く、女性が好きという1点のみを潔く受け容れただけなのかなと思う。小乙は男性とも関係があったのだが、性行為において全く感じる事がなく、それで初めて自分は女性が好きなのかと思い巡らせたようで、特に、男性への敵意みたいなものは無く、2人で2人が好きなように生活や関係を育んでいる。だから、男の自分が見ても罪悪感的なものが何も無い。(そんなんがある時点で自意識過剰とは思う。汚らわしい。)

いやらしいが、期待する破壊の部分、2人の仲のほつれとか、そういうの。有る。実は、小乙には他の女性の存在がちらほらしている。喧嘩もしている。ただ、その喧嘩を見たところで、この2人は壊れないよ、という、他人の癖して妙な自信がある。まったくもって、可笑しいことなのですが、自信が相当植えつけられるのである。

結局のところ、何が言いたいのかというと、それくらい、2人の世界の清潔さというか、只、美しい純真な2人というわけでなくて、いっぱい傷ついて、いっぱい泣いて、いっぱい裏切りもあってるんだろうけど、そんな負の部分が全部味方になるよって思わせる要素が理由なしでここにはある。

自分が男であるので、実は、思っていること、見る眼のこと、感じたことに後ろめたさとか嘘、本当の男の目を隠してるだけ?という思いが常に付き纏うのだが、誰にでもそうなんじゃないかと思うのです。此処まで来て、初めてこの映画を見て涙が流れたのがすべてでなくても自分には納得できるのです、が、どうでしょう。最後まで自信がないのが情けない、でも、これからも何度でも見続ける映画です。

傑作中の傑作ドキュメンタリー。  続きを読む
Posted by famtiam at 02:48Comments(0)TrackBack(0)映画