桃天花

 

 

 

 





尾竹橋通りから一本入った路地裏にあるお店。
元々中華料理屋さんだったらしい名残が垣間見える赤いテントが目印の店舗外観。
店内の様子は入り口入って正面にカウンター4席とその奥に厨房。
入り口を境にパーテーションで仕切られたテーブル席が20席強。

日曜日の午後2時過ぎに訪問、先客は無し。

訪問前からこのお店の売りであろう「坦々つけ、坦々つけ…」と心に決めていたんですが、改めてメニューを確認、


メニュー

 

 

 

 

 

 

 







するとメニューの裏になにやらテープが貼ってあるような違和感を感じ、ひっくり返すとなにやらこんな文字が。

 

メニュー裏

 

 

 

 

 

 

 







よく見てみます。

 

うら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





メニュー裏に裏メニュー!

 

このセンスにやられ(笑)、結局裏メニュー扱いのつけ麺(並盛230g:650円)を注文。
坦々つけ麺(650円)は妻が注文、麺を大盛り(プラス100円:350g)にさせてコチラもちょっと頂いちゃおうという企み。

10分程でまずつけ汁が到着、程なく麺到着。

 

つけ麺

 

 

 

 

 

 

 

 








麺は浅草開化楼製平打ちチー麺。中太の平打ち麺で、「らしさ」を感じる、黄味がかった中にグレーを感じる色合いの瑞々しい麺。
上に刻み海苔が乗ってます。
つけ汁は表面に白胡麻、葱がビッシリと浮く、濃い醤油色。
具はつけ汁に沈められたチャーシュー、メンマ、味玉半玉。

まず、つけ汁につけずに麺をそのまま頂くと、平打ち麺ならではのツルツルッとした喉越し。
茹で加減は普通というか、多分平打ちでは適正の茹で加減なんでしょう。

 

チー麺アップ

 


 

 

 




余所で頂くチー麺(ちぃ麺)の特徴として、強靭なコシ、ともすればザラザラ感を受ける舌触り、麺を噛んだ後に口に広がる粉々感というのが私の個人的印象のお気に入りの麺なんですが、この平打ちチー麺はそれらと比較して、コシを強調するよりも喉越しの良さに重点を置いている様な印象を受けました。


平打ちだと随分印象が変わるもんですね〜。


とはいえ、ちゃんとコシ、粉の風味も感じられて美味しい麺です。
なによりも見た目ボリュームのある麺の重さをほとんど感じさせないで、スルスル〜と気付けば平らげてしまうという
感じの喉越しの良さが秀逸。

 

つけ汁

 

 

 

 





つけ汁は鳥ガラ主ベースの動物系にちょっと魚介系を感じます。
カエシは見た目よりもきつくなく、最近頂いた中ではかなりオリジナリティを感じるつけ汁です。

スープ割りはポットにて提供。
蓋を開けて見るとプ〜ンと魚介系の程よい香り。
ポットでの提供は、自分で少しずつ薄めて様子を見つつ頂けるのが嬉しいですね。

ちょっと(でもないけど)頂いた坦々つけ麺のつけ汁。


 

坦々つけ汁

 

 

 

 




こちらも鳥ガラ主ベースで、胡麻ペースト、ラー油が効いたかなり主張のあるつけ汁。
その他にも前身の中華料理店のプライドか、山椒、八角等などかなり色々入っている感じのスパイシーな味わいを胡麻ペーストでまろやかさ、コクをだしている感じのつけ汁。
辛さも標準でもまずまずで、入りどころが悪いとむせる感じ。私も妻もむせました(笑)。
確かにご飯「ブッコミ」にも相性が良さそうなつけ汁ですね〜。

昔ながら感を感じ、不思議と落ち着く店内。
そこで頂ける一杯はコストパフォーマンスの良さを感じられる、美味しいお店です。

 

 

 

お店の前の道路

 

 

 

 

 

 

 







ちなみにお店斜め向かいに2台分のコインパーキングがありますが、この店舗周辺の道路は激狭、やたらと一方通行がある下町スペシャルの生活道路。先のパーキングも入れるのに割と苦労すると思います(笑)。お車で訪問の際にはお気をつけて。


桃天花
最寄駅:三河島 / 新三河島
料理:担々麺 / つけ麺 / ラーメン一般 / 中華料理一般
採点:★★★★☆
一人当たりの支払額(税込み):1,000円以下
用途:昼食