スカウト
2016年10月16日
女性を売春店に紹介疑いで人材紹介会社の3人逮捕
2013年09月23日
【衝撃事件の核心】キャバクラ、ソープランドに「良質な」女の子を紹介 都内最大スカウト集団の「口説き」の極意
キャバクラやソープランドなどに女子高生らを紹介してきた東京都内最大のスカウト集団が8〜9月、東京都迷惑防止条例違反容疑などで警視庁に一斉摘発された。「質のいい子を紹介してくれる」と業界の信頼を集めたスカウト集団の武器は、システム化された男女約70人のスカウトと、自身も現役のスカウトであるリーダーが伝授した「口説き方」。2年余りで紹介料として3億円以上を稼ぎ出したとされるその極意とは−。
■「電話番号だけ…」で女子高生も根負け、ソープランドへ
平成23年8月、東京都豊島区西池袋のJR池袋駅北口の階段で、高校2年の女子生徒(16)が男に突然、声をかけられた。
「キャバとか風俗とか、何でも紹介できるよ」
女子生徒は誰が見ても美人と認められる容姿。疑いの目を向ける女子生徒に男は食い下がった。
「後で食事しながらでも説明するから、電話番号だけでも教えて」
根負けした女子生徒は、執拗(しつよう)な勧誘が待っているとは知らずに、連絡先を男に教えてしまう。後日、男に誘い出され、口車に乗ってソープランドで働かされることに。1日最大3万5000円を売り上げたが、4日間で逃げ出したという。。
男は都内最大のスカウト集団「タレントバンク」のリーダー、A容疑者(34)。警視庁保安課は今年8〜9月、女子生徒を風俗店で働くように強引に勧誘したとして同条例違反容疑で逮捕、無許可で人材派遣したとして職業安定法違反容疑で再逮捕した。
他に同条例違反容疑で、スカウト2人を逮捕。スカウト8人と女子生徒らを紹介されたソープランド経営者8人を書類送検した。
■スカウト67人、50店と契約…2年間で3億円超の売り上げ
タレントバンクは20〜30代を中心に、風俗店での勤務経験がある女4人を含む67人が所属。23年8月ごろにはスカウト活動を始めたとみられる。
東京、神奈川、埼玉の1都2県のソープランド、キャバクラ、デリバリーヘルスのほか、アダルトビデオ制作会社も含めた50店と常時契約。紹介料で毎月1千万円を売り上げて、これまでに3億円以上を売り上げていたとみられる。
捜査関係者によると、風俗店の経営者らが口をそろえて評価するのは、紹介する女性の質の高さと量の多さ。「店の女性従業員が40代ばかりだったので、20代の女性の紹介をお願いしたら、驚くほどきれいな女性を紹介してくれた」。池袋地区のソープランドの経営者はこう供述している。。
風俗業界では通常、フリーペーパーなどに求人広告を出して従業員を募集するが、別の経営者は「うちは2時間6万5千円の高級店だが、求人広告では料金に見合わないレベルの女性しか来なかった。タレントバンクは質のいい女性を紹介してくれた」などと手放しで賞賛したという。
さらに、平均的な価格の店でも「質のいい女性は高級店に行ってしまうから、いい女性はスカウトに頼むしかない」と証言するところもあったという。
■「毎日メール」…しつこい勧誘で確保
A容疑者らは、風俗店でも獲得が難しいという「良質な」女性をどうやって確保したのか。実際にスカウトされた女性の供述などから浮かび上がるのは、勧誘のしつこさだ。
スカウトは1日に50〜100人に声をかけるとされるが、連絡先を手に入れられるのは数人で、風俗店への紹介までこぎ着けるのはごくわずか。スカウトも歩合制のため、1人をつかまえた場合には必死になるという。
A容疑者に勧誘された女子高生は「とにかくしつこくて連絡先を教えてしまった」と説明。別の20代の女性も「これ以上付きまとわれたくないと思って連絡先を教えたら、毎日のようにメールが来て仕方なく会った」と証言している。
悪質なスカウト行為に、警察当局や行政側も手をこまねいたわけではない。。
池袋駅周辺のスカウトは15年ごろから増加の一途をたどり、17年には毎晩60人が出没するなどピークに。20年4月になって都迷惑防止条例を改正し、路上での風俗店へのスカウトを全面的に禁じ、スカウトの摘発を強化した。
■「スカウトは天職」…職質には「ナンパ」と説明、偽名使用も指導
捜査関係者によると、A容疑者は大学時代から10年以上もスカウトの世界に身を置くベテランで、居酒屋などで「イケメン」の男をスカウトとして勧誘し、一大集団を形成。警察当局によるスカウト包囲網の中で、さまざまな偽装工作をひねり出していく。
スカウトには「警察官から職務質問を受けた場合は『ナンパです』と言え」と指導。スカウトした女性側から身分が特定されるのを避けるために偽名を使うように教育し、A容疑者も占い師の助言で「杉浦」と名乗っていた。
連絡には他人名義の携帯電話を使用。店に紹介する際も女性1人で店に出向くように徹底し、表向きは女性が自主的に応募してきた形を装うことで、警察当局による摘発を免れようとしていた。
集団内を「班」に分け、先輩から新入りにこれらの手法を伝授することも忘れなかった。「懲りない連中。まだ残党が残っており、スカウト活動を再開する可能性は高い」
(捜査幹部)。A容疑者らは容疑を認めているが、悪びれずにこう供述しているという。
「スカウトは天職だ」。
ソース http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130922/crm13092212010002-n1.htm
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2012年05月08日
風俗店スカウト「違反行為の対象と地域あいまい」 福岡市、検挙ゼロ 条例施行5年半、立件難しく
(毎日新聞 2012年05月08日 西部朝刊)
九州最大の繁華街、福岡市・天神で、女性を風俗店勤務などに勧誘する「スカウト行為」が後を絶たない。夜の街で突然男から声をかけられるため怖がる女性も多く、福岡市は勧誘行為を禁じる条例を九州で初めて定めるなど対策を講じてきた。だが、施行から5年半で検挙はゼロ。「スカウト」の実態も不明なままだ。
■普通の服装で
21時過ぎ、福岡市の西鉄福岡(天神)駅前。若い男が4人、立っていた。パーカにジーンズなど普通の若者と服装は変わらないが、女性の顔をのぞき込む姿は異様だった。
「夜のお仕事探してませんか」と話しかけられた20代女性は「『結構です』と言ったのに付いてきた。これで2回目」と眉をひそめた。別の女性は「スカウトが怖いけん早く来て」と携帯電話で友人に助けを求めた。
男の一人は、デリヘル(派遣型風俗)のスカウトと認め「違法ですよ。でも店の女の子はスカウトと(自分で入店する)飛び込みが半々。スカウトなしではやっていけない」と悪びれずに言う。
男によると、入店した女性の給料の一部が自分の収入になる仕組み。男は「数年前は黒服姿で手当たり次第声をかけたが、今は露骨にすれば警察を呼ばれる。嫌がらなそうな派手な子を選んで声をかける」と解説した。
■「天神」にすれば
福岡市は2006(H18)年12月、風俗関連業界への勧誘や客引き行為を禁じる条例を施行した。違反者に50万円以下の罰金、常習者は6月以下の懲役または100万円以下の罰金を科せられる。客引きは2006年度に10件検挙されたが、勧誘行為の検挙はない。なぜか。
捜査関係者は「違反行為の対象と地域があいまいで立件が難しい」と指摘する。対象エリアは「道路」「公園」「その他の公共の場所」など大ざっぱな定義しかない。県警幹部は「『天神』など具体的に示すべきだった」と言う。九州で福岡に続いて2008(H20)年に勧誘行為を禁じた条例を施行した大分県も検挙は1件だけ。鹿児島県(2009[H21]年施行)は3件、熊本県(2010[H22]年施行)も2件にとどまる。
ほかの法令も取り締まりの決定的な武器にはならない。県迷惑防止条例は勧誘を禁じるが、つきまといが「執拗(しつよう)」な場合に限定。県青少年健全育成条例は18歳以上は対象外になる。県警は、勧誘の元締めや女性が働く店が暴力団と関係している可能性もあるとみているが、捜査関係者は「手を打ちあぐねている」と悔しそうに話す。
■手口が巧妙化
天神地区で防犯カメラを設置してきた企業や市民でつくる「We love 天神協議会」事務局のHさん(28)は「勧誘は依然として多い。防犯カメラの死角でスカウトする男もいる」と手口の巧妙化を指摘する。福岡市生活安全課も「ナンパを装うケースもあり、スカウトの数や実態は把握できていない」と言う。
「勧誘は言葉なので言い逃れされれば条例で検挙するのは難しい」と話す福岡県安全・安心まちづくりアドバイザーの山口大大学院准教授はこう強調した。「まずは住民や市が街を巡回し、禁止看板を設置するなどスカウトを許さない環境をつくることが大切だ」
スカウトとはわからないようにこっそり頑張ってほしいな!
ソース http://mainichi.jp/area/news/20120508ddp041040028000c.html
2011年10月17日
都迷惑防止条例改正(スカウト・押し買い)へ意見募集(警視庁)
警視庁は14日、街頭で女性をスカウトするために待機する行為や、民家に突然訪問し指輪などの貴金属を強引に安値で買い取る押し買いを規制する都迷惑防止条例の改正案を公表し、住民から意見募集を始めた。
新たに規制が検討されているのは、風俗店などで働く女性を勧誘するため、歩道で待っていたり、数人で集まったりする行為。新宿や渋谷などの繁華街で頻繁に見かけられていたが、客引きと違って執拗につきまとうなどしない限りは取り締まることができず、警察にも苦情が相次いでいた。
押し買いを規制するのは賛成だけど、スカウトには頑張ってほしいからな〜(^^;)
ソース http://sankei.jp.msn.com/region/news/111014/tky11101423520018-n1.htm