あらすじ
前回か前々回に記載
それから長い時が過ぎ、すべての人に色んな事があり、
そういったわけでウニョウニョの秘宝を取り戻したペモンヒョは、ブヘレッピ皇帝と会っていました。
ペモンヒョ
「おお、親愛なるブヘレッピ皇帝よ、我こそがペモンヒョであるよ。
今日はお礼を言いに来たんだよ。
ブヘレッピ帝国を長い間治めてくれてありがとう。
ガッコンを作ってくれてありがとう。
長い間ウニョウニョの秘宝を封印してくれてありがとう」
皇帝
「お、お前が噂の...う、うむ....」
ペモンヒョ
「おかげでとっても充実した日々を送れたよ。これはほんの僕の気持ちです。受け取っていいよ。ハイ」
と言ってダンボール箱を差し出しました。
皇帝
「...それは何かな?」
ペモンヒョ
「うちでとれた野菜だよ。食べていいよ」
皇帝
「ほお、それはそれは。おい誰か、これをお預かりしろ」
側近
「ハッ」
ペモンヒョ
「すごーくおいしいよ。そのまま食べれるよ。あ、もう時間だ!みんなが待ってる。
それじゃ皇帝陛下にみなさん、これにて失礼!」
そう言うと
ペモンヒョは勢いよく去って行きました
皇帝
「.......おい、今すぐ爆弾処理班を呼んでこの箱を地下の実験場に持っていけ」
ーー地下の広大な実験場をのぞむ研究室にて
科学者
「皇帝陛下、スキャンした限りでは本当にただの野菜でした」
皇帝
「信じられん。何か仕掛けてあるに違いない。....おいそこの助手、味見してみてくれないか」
助手
「ゲッ!....分かりました😭」
助手が分厚い超合金のゲートを開け、ダンボールごと持って入って行くと、ゲートは閉まりカチャッとロックがかかりました。
助手は恐怖に震える手でダンボール箱を開けると、
そこにはキラキラ輝く、今にも動きださんばかりに生き生きした野菜たちが、寄り添うように並んでいました。
助手は箱から遠ざけていた薄目を思わず見開いてこう思いました
「めちゃくちゃうまそう、、、」
助手の手は最早勝手に伸びてトマトを掴んではゆっくりとかぶりつきました。
「う、、、うめーーーー!!!!」
するとどうでしょうか、助手の体は光輝き始め、段々と透き通ってはやがて見えなくなってしまいました。
窓から見ていた皇帝と科学者はびっくり仰天、顔を見合わせました。
その頃、皇帝の城からさほど遠くない所にある大きな公園では
夕闇の中にとりどりの光が灯り、いい匂いがたちこめ、何かのフェスティバル。
たくさんの人たちが飲んで食べて楽しそうに音楽に合わせ踊っていました。
ステージでバンドが一曲終えて照明が落ちたちょうどその時、ステージ上の暗闇にスポットライトがあたると、そこに浮かびあがったのはなんとトマトを持った助手の姿!!
何が起きたか分からず呆然としている助手を、観衆はニヤニヤして見守っていました。
その時ステージの袖から司会者が助手に駆け寄って来てマイクを向けました。
「トマトの味はどうでしたか?」
助手は何が何だか分からないながらも、もう一度トマトにかぶりつくと、こう叫ぶしかありませんでした。
「超、、、うめーーー!!!」
公園は歓声に湧き上がり、その声は銀河の果てまでも響き渡り、バンドの演奏がまた始まると、人々は夜が明けても踊り続けました。たくさんの人々が入れ替わり立ち代わり、疲れも知らず、思い思いの夢の中を、思い思いのダンスを、飽きるまで、何万年も。
おわり
前回か前々回に記載
それから長い時が過ぎ、すべての人に色んな事があり、
そういったわけでウニョウニョの秘宝を取り戻したペモンヒョは、ブヘレッピ皇帝と会っていました。
ペモンヒョ
「おお、親愛なるブヘレッピ皇帝よ、我こそがペモンヒョであるよ。
今日はお礼を言いに来たんだよ。
ブヘレッピ帝国を長い間治めてくれてありがとう。
ガッコンを作ってくれてありがとう。
長い間ウニョウニョの秘宝を封印してくれてありがとう」
皇帝
「お、お前が噂の...う、うむ....」
ペモンヒョ
「おかげでとっても充実した日々を送れたよ。これはほんの僕の気持ちです。受け取っていいよ。ハイ」
と言ってダンボール箱を差し出しました。
皇帝
「...それは何かな?」
ペモンヒョ
「うちでとれた野菜だよ。食べていいよ」
皇帝
「ほお、それはそれは。おい誰か、これをお預かりしろ」
側近
「ハッ」
ペモンヒョ
「すごーくおいしいよ。そのまま食べれるよ。あ、もう時間だ!みんなが待ってる。
それじゃ皇帝陛下にみなさん、これにて失礼!」
そう言うと
ペモンヒョは勢いよく去って行きました
皇帝
「.......おい、今すぐ爆弾処理班を呼んでこの箱を地下の実験場に持っていけ」
ーー地下の広大な実験場をのぞむ研究室にて
科学者
「皇帝陛下、スキャンした限りでは本当にただの野菜でした」
皇帝
「信じられん。何か仕掛けてあるに違いない。....おいそこの助手、味見してみてくれないか」
助手
「ゲッ!....分かりました😭」
助手が分厚い超合金のゲートを開け、ダンボールごと持って入って行くと、ゲートは閉まりカチャッとロックがかかりました。
助手は恐怖に震える手でダンボール箱を開けると、
そこにはキラキラ輝く、今にも動きださんばかりに生き生きした野菜たちが、寄り添うように並んでいました。
助手は箱から遠ざけていた薄目を思わず見開いてこう思いました
「めちゃくちゃうまそう、、、」
助手の手は最早勝手に伸びてトマトを掴んではゆっくりとかぶりつきました。
「う、、、うめーーーー!!!!」
するとどうでしょうか、助手の体は光輝き始め、段々と透き通ってはやがて見えなくなってしまいました。
窓から見ていた皇帝と科学者はびっくり仰天、顔を見合わせました。
その頃、皇帝の城からさほど遠くない所にある大きな公園では
夕闇の中にとりどりの光が灯り、いい匂いがたちこめ、何かのフェスティバル。
たくさんの人たちが飲んで食べて楽しそうに音楽に合わせ踊っていました。
ステージでバンドが一曲終えて照明が落ちたちょうどその時、ステージ上の暗闇にスポットライトがあたると、そこに浮かびあがったのはなんとトマトを持った助手の姿!!
何が起きたか分からず呆然としている助手を、観衆はニヤニヤして見守っていました。
その時ステージの袖から司会者が助手に駆け寄って来てマイクを向けました。
「トマトの味はどうでしたか?」
助手は何が何だか分からないながらも、もう一度トマトにかぶりつくと、こう叫ぶしかありませんでした。
「超、、、うめーーー!!!」
公園は歓声に湧き上がり、その声は銀河の果てまでも響き渡り、バンドの演奏がまた始まると、人々は夜が明けても踊り続けました。たくさんの人々が入れ替わり立ち代わり、疲れも知らず、思い思いの夢の中を、思い思いのダンスを、飽きるまで、何万年も。
おわり