ファンタスと明日

ファンタスタスのホセ尾林による日記、雑記、お知らせ、ファンタスタス関連情報ほか

しんしんとしんしんシリーズ

信心と心身10 最終回

あらすじ
前回か前々回に記載


それから長い時が過ぎ、すべての人に色んな事があり、

そういったわけでウニョウニョの秘宝を取り戻したペモンヒョは、ブヘレッピ皇帝と会っていました。


ペモンヒョ
「おお、親愛なるブヘレッピ皇帝よ、我こそがペモンヒョであるよ。

今日はお礼を言いに来たんだよ。
ブヘレッピ帝国を長い間治めてくれてありがとう。
ガッコンを作ってくれてありがとう。
長い間ウニョウニョの秘宝を封印してくれてありがとう」

皇帝
「お、お前が噂の...う、うむ....」

ペモンヒョ
「おかげでとっても充実した日々を送れたよ。これはほんの僕の気持ちです。受け取っていいよ。ハイ」

と言ってダンボール箱を差し出しました。

皇帝
「...それは何かな?」

ペモンヒョ
「うちでとれた野菜だよ。食べていいよ」

皇帝
「ほお、それはそれは。おい誰か、これをお預かりしろ」

側近
「ハッ」

ペモンヒョ
「すごーくおいしいよ。そのまま食べれるよ。あ、もう時間だ!みんなが待ってる。
それじゃ皇帝陛下にみなさん、これにて失礼!」

そう言うと
ペモンヒョは勢いよく去って行きました


皇帝
「.......おい、今すぐ爆弾処理班を呼んでこの箱を地下の実験場に持っていけ」



ーー地下の広大な実験場をのぞむ研究室にて


科学者
「皇帝陛下、スキャンした限りでは本当にただの野菜でした」

皇帝
「信じられん。何か仕掛けてあるに違いない。....おいそこの助手、味見してみてくれないか」

助手
「ゲッ!....分かりました😭」

助手が分厚い超合金のゲートを開け、ダンボールごと持って入って行くと、ゲートは閉まりカチャッとロックがかかりました。

助手は恐怖に震える手でダンボール箱を開けると、
そこにはキラキラ輝く、今にも動きださんばかりに生き生きした野菜たちが、寄り添うように並んでいました。

助手は箱から遠ざけていた薄目を思わず見開いてこう思いました

「めちゃくちゃうまそう、、、」

助手の手は最早勝手に伸びてトマトを掴んではゆっくりとかぶりつきました。

「う、、、うめーーーー!!!!」

するとどうでしょうか、助手の体は光輝き始め、段々と透き通ってはやがて見えなくなってしまいました。


窓から見ていた皇帝と科学者はびっくり仰天、顔を見合わせました。



その頃、皇帝の城からさほど遠くない所にある大きな公園では


夕闇の中にとりどりの光が灯り、いい匂いがたちこめ、何かのフェスティバル。
たくさんの人たちが飲んで食べて楽しそうに音楽に合わせ踊っていました。

ステージでバンドが一曲終えて照明が落ちたちょうどその時、ステージ上の暗闇にスポットライトがあたると、そこに浮かびあがったのはなんとトマトを持った助手の姿!!

何が起きたか分からず呆然としている助手を、観衆はニヤニヤして見守っていました。

その時ステージの袖から司会者が助手に駆け寄って来てマイクを向けました。
「トマトの味はどうでしたか?」


助手は何が何だか分からないながらも、もう一度トマトにかぶりつくと、こう叫ぶしかありませんでした。

「超、、、うめーーー!!!」

公園は歓声に湧き上がり、その声は銀河の果てまでも響き渡り、バンドの演奏がまた始まると、人々は夜が明けても踊り続けました。たくさんの人々が入れ替わり立ち代わり、疲れも知らず、思い思いの夢の中を、思い思いのダンスを、飽きるまで、何万年も。

おわり






信心と心身9

しんしんシリーズあらすじ〜
ブヘレッピ帝国の子供たちはみな地球のマントルと同じ成分を持つ「ウニョウニョの秘宝」を持っていた。
彼らはみな「ガッコン」という施設で体内のウニョウニョの秘宝にフタをされた。
ペモンヒョ少年はガッコンを卒業し、日々を無為に過ごしていた。
ペモンヒョ少年はある日思い立って昔住んでいた町「ウチョ・トワイ」を訪ねることにした。
果たして彼の故郷ウチョ・トワイは植物に覆われて人影もなく変わり果てていた。
かつての我が家に辿りついたペモンヒョ少年。
草ボーボーの我が家の庭に分け入ると背後で物音が・・・


【信心と心身9】

「ホアタッ アタ  アター」
その時背後のヤブから出てきたのは
今は亡き東洋人の映画スターでした。

唖然としているペモンヒョの鼻先に目にも留まらぬ速さで拳を突き出し
彼は言いました

「DON`T THINK.FEEL (考えるな。感じろ)」

突然のことで何が何やら
ペモンヒョはうろたえている内にまた背後がガサガサ鳴りました。


ペモンヒョは恐る恐る振り返ると
そこにいたのは今は亡きインディアンとアフリカンとアイリッシュの混血アメリカ人のロックスターでした

彼は爆音でギターをかき鳴らして歌いました

「Well, she's walkin' through the clouds(彼女は雲の中を歩いている)」

彼の出で立ちは余りに奇妙で変な臭いもした。
ペモンヒョはおっかないので木陰に隠れました。

彼らは一方的で勝手ながらすさまじいパフォーマンスを繰り広げ、気が済むと黙って去って行きました。

「いったい何だったんモンヒョ・・・」


気がつくと日はとっぷりと暮れていました。


続く



信心と心身

京ヒョン急行の北マハリク・マハリタ駅を降りてバスに揺られること二時間、見慣れた風景が窓を通り過ぎます。

サハラ釣具屋、
パイランドビデオ屋、さいけや、
ズビシ耳鼻科、
核シェルタ―、
町内会の白テント、
セミの「アハ―ンアハ―ンアハ―ン」という鳴き声。

「帰ってペ、きたモンヒョ…」


“ウチョ・トワイ"でペモンヒョはバスを降りました。そこで彼を待ち受けていたものは…


それは植物に侵食されて変わり果てた故郷の姿でした。

「これはペ、一体モン…ヒョ」
ペモンヒョは呆然と立ち尽くしました。


「誰か知ってるペ、人がいるかモンヒョ、知れない」
彼は気をとりなおして坂を上りはじめました。
見たこともない植物をかき分けて記憶をたよりに我が家を目指しました。


二十分ほど歩いたでしょうか、とうとう辿り着いたかつての我が家の周りは草ボーボ―の荒れ放題。人がいなくなって何年も経ってる様子です。もはや誰も住んでる気配はありません。


「…ペ………………」

ガサガサッ
その時背後で何かが…!

続く

信心と心身

ペモンヒョ123

ジャーーーーーーーーージャーーーーーーーーーーーージャーーーーーーーーーーーーーー…………………………………………………



寝苦しい夏の夜、寝返りをうったペモンヒョは水槽の角に頭をぶつけて飛び上がりました「モンヒョペーッ」

痛む頭をさすりながらペモンヒョはふと思いました
「明日は故郷の家をペ訪ねてモンヒョ」


10年前にやむなく後にした故郷。みなどうしているだろうか?
あの家には今誰が住んでるだろうか?

彼は急に故郷が恋しくなりました。

山と谷と海に囲まれた故郷

街を貫くながい坂が天に続いていた故郷

初めてプラプラを覚えた故郷

ポメと会った故郷

初恋の冷血動物が住む故郷

今一度訪れてみたい、なぜかそうするべきだと言う気がしました。急に明日が待ち遠しくなりました。


明朝、彼は出発しました。
彼はンヒョの力で瞬間移動が出来たのですがそれでは味気ないので京浜急行に乗って故郷に向かいました。


ガタリンコガタリンコ

―彼の記憶の中の故郷

夢の中の故郷

今現在の故郷


さて、夢見心地の彼を待ち受けていたのは……!?

信心と心身

もちろん、現実世界ではめくるめく無慈悲なまでの過激なアトラクションが彼を待ち受けておりました。

ジェットコースターに乗ればスピード恐怖症になり、コーヒーカップに乗れば回転恐怖症になり、観覧車に乗れば高所恐怖症になり、お化け屋敷に入れば暗所恐怖症になり、売店に行けば人間恐怖症になり、アイスクリームを食べれば腹を下しました。
というのは実はペモンヒョ少年ではなく彼の双子の兄弟の話でした。

ペモンヒョはむしろそんな毎日を楽しんでいました。周りの人が避けて通るくらいずっと笑っていました。様々なアトラクションを全身で楽しんでいました。
彼は自分の肉体的な危機には強いというか鈍い割に、人の心に対するととても脆く弱くなってしまう子供でした。
彼の持って生まれた魂は、本人は気づいていませんが、生きとし生けるものから祝福されたい、抱きしめられたいと望んでいたのでした。
なので彼が何より恐ろしいのは嫌われることや拒まれることでした。(の割には虫は平気でつぶしました)

人間たちの欲望と狂気、悪意と暴力、過失と無意識と無自覚が渦巻くブヘレッピ帝国において、健やかに子供が育つことはとても難しく、ペモンヒョも多数の例にもれず少なからず鬱屈して育ちました。

いつしか彼は他人の顔色を伺い、なるべく人の邪魔にならないよう、なるべく波風立てないよう、自分の欲求を押し殺して過ごすようになりました。
ガッコンの生活は彼の精神にどう作用したのでしょう?

ペモンヒョは自分に与えられたものの価値をどこかで信じていながら、小さな水槽にそれを押し込めて外に出そうとはしませんでした。
それは人目にさらせばなくなってしまうような気がしたからです。
ウニョウニョの秘宝のフタは静かに閉まろうとしていました。

しんしんと更けゆく夜、彼は部屋の隅にある水槽の中にいるものをぼんやり眺めては、「いい夢が見れますように。目が覚めませんように」とお祈りして眠るのでした。

続く

信心と心身

そんなわけで月日は流れ、小さな町を流れる川は枯渇し、鯉たちは干上がったヘドロの上で裁きを待つばかり。さばいたって食えやしませんけどもー


彼らの体内に取り込まれた人間の生活排水、汚物や化学物質が、光化学スモッグによって変化した太陽光線を浴びて化学反応を起こし、
真夏の蒸し暑い月夜、
ついに半魚人と化した鯉たちの雄叫びがこだまする野川公園でした。


豊かなブヘレッピ帝国の中でもわりかし裕福な家庭に生まれ育ったペモンヒョ少年、
彼は自分は神様だと思っていました。
幸運なことに彼の側にはそんな彼をねじ伏せてくれる年上の人物がいたので彼は人間として育つことができました。

彼は生活保護を受けるカギッ娘同級生の後をつけたり、庭の毛虫を空気銃で狙い撃ちしたり、夜毎下水道で繰り広げられる淡水生物たちの決起集会を覗き見したり、風呂場で天地の創造と破壊を繰り返したりして過ごしました。

「ギャーッハルマゲドンじゃー」

バッシャーンッ


ポチャン


ポチャン


続く

信心と心身

というわけで時は移ろい雲は流れてカメムシは電車の床を這い回り、
今となっては今まで信じていたことも自分が誰かということも、
そもそもこの文章で何を書きたかっかということも遥か浅間山の彼方へ吹き飛ばされてしまいました。


その昔子供たちはみなウニョウニョの秘宝を持っていました。

子供は皆6才を迎えるとブヘレッピ帝国の「ガッコン」という教育機関に通わされ、
一人前の大人になって帝国の発展を担うための知識や道徳を教え込まれます。

それは表向きの姿で、その実体は10年間かけて子供たちの持つウニョウニョの秘宝にフタをするための施設なのです。


ウニョウニョの秘宝は地球の地殻の下に蠢く熱い熱いマントルのエネルギーと直結しているため眠らせておかないと帝国の統治が危うくなるからです。


ガッコンの卒業式では生徒たちのウニョウニョのフタが「ガッコン」と音を立ててしまります。

続く

信心と心身

少年がその後どうなったのかはぼくは知りません。

が、今もきっと世界のどこかでウニョウニョの秘宝を探して長いものにマキマキにされていることでしょう-完-」


というわけで義務や責任を果たしながらもいきいき生きてる人はいっぱいいるし、世の中のルールを守りながらも創造的な仕事をしている人だって悪いことしたって人を救ってる人だっていっぱいいるわけで。


未だに遅刻が減らない被扶養者の戯言なんてちり紙ほどの価値だとしか思えないわけですけども。


そもそも何が言いたかったんだっけ?


えーと自分およびファンタスタスというバンドには何の理念も主義主張もありません。
個人としてはそれぞれ事情があると思いますが。

今のところメインのソングライターでボーカルをとっている尾林という人物は局所的に社会性を著しく欠いている人でして全く無責任にこの場を借りて妙な情報を垂れ流しているのです。「恥を知れ!」てなもんです。恥を知れ!

みなさん!携帯およびパソコン画面の見過ぎは目に毒ですよ!

続く

信心と心身

3Mトリオに居座られてしまった少年は何か変だぞと思いながらも為す術もなくただ怠惰に過ごしました。


そんなある日少年が自宅のトイレでウンウンやらアヘアヘやら唸ってひとしきり、スッキリしてトイレットペーパーをグルグル巻いていると神様の声が聞こえました。


「コォーーーーー………チリチリチリ……我はチリの神、チリガミなるぞ。
なんぢ、ちり紙をあなどるなかれ。
なんじ、ちり紙を敬え。
なんじ、みだりにマキマキし過ぎることなかれ。
マキマキは3巻きまでとす。
少年よ、ウニョウニョの秘宝を手に入れなさい。……チリチリチリ…コォーーーーー………………」

少年は出すもの出した後の心地よい倦怠感の中でうっかり「ハイ」と答えてしまいました。

そうして少年はウニョウニョの秘宝を探して長い旅に出るのでした。

ハーソレカラソレカラ

信心と心身

ちょいとウソ話にお付き合いください。

「明日へと漕ぎ出す希望の船は、忘却の彼方へと吹き荒れる逆風の中をドンブラコッコドンブラコ


チャプン


チャプン


誰かや何かを信じ続けたり思い続けるというのはド偉いことだと思います。やり続けるのは更にドエライことだと思います。

忘れっぽく冷めやすい自分にはとても出来ないことだという気がするのですが

時々ひょんな事や人がなにか呼び覚ましてくれたりします。


ぼくには友達がいます。「無気力」と「無感動」と「無関心」といって3Mトリオと呼んでいます。

誰の中にも自我とか意識とか記憶とかから離れたところでずっと流れているウニョウニョしたものがあって、普段は「常識」とか「義務」とか「責任」とかもろもろの社会に対する帰属意識の下に隠れているのです。
そのウニョウニョはとても激しく熱い流動体なので町中でいきなり現れたりしたらビルとかきっと溶かしてしまいます。

なのでウニョウニョはフタをされ、フタの上には3Mトリオが居座ります。

ア、それからドシタ
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★ミニーがドラムを叩くMAHOΩ情報
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メール⇒qevioh@yahoo.co.jp 尾林


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